W124ヘッドライト洗浄♪

さて、連日に渡って紹介しているW124の大修理ですが、前回のブログまでは安全に公道を走行するために必要不可欠な修理でした。

今日のブログからはある意味、やらなくても走行に何ら差し支えない修理・・・
つまり、私のいつものコダワリと神経質さによる手直しです(笑)



そんな修理の第一弾はヘッドライト編です。
ご存知のようにこの世代のメルセデスはガラスヘッドライトなので、よほどのことがない限りは昨今のプラ製と比べた場合、黄ばみが生じにくく分解清掃で綺麗さを取り戻します。
今回は、前オーナーによって変な色のヘッドライトバルブに交換されていたこともあり、純正に電球交換するついでに分解清掃を施工することにしました。
今回も工場長が作業風景を撮影してくれているのでそちらを用いながら紹介です。






まずはヘッドライトを車体から取り外します。
その後、レンズとヘッドライト本体を分離します。






まずはリフレクターの清掃からです。
このリフレクターですがメッキの強度が恐ろしく低いらしく、タオルなどで拭こうものなら傷だらけ、メッキ剥がれという最悪のコースになるらしく・・
ティッシュのようなやわらかい布で慎重に・・慎重に手作業で拭き上げていただきました♪
写真でも分かるように27年分の汚れでウエスが真っ黒です・・。。
同様にレンズ側も拭きあげて仕上げます！






旧車あるある。。。
取り外す際に経年劣化したツメが破損してしまったようです。
残念ながらW124前期・中期用の純正ヘッドライトは供給終了の模様。。
社外は品質面でイマイチなのであまり使いたくないし、中古品も手でしょうが同様に劣化している可能性が高いので却下ですね。
幸いにも表から見えない箇所だったので補修をしていただくことになりました。






ツメが折れた箇所に穴を開けて～。
針金を加工してツメ代わりに固定。
ここが工場長の職人技の見せ所です。
ノギスでツメが生きている箇所と幅を微調整しながら純正のツメと締め付け強度が同じになるように組み付けていただいたとのこと！





分解しておいたリフレクターとレンズを組み合わせる前に、ヘッドライトガスケットを新品に交換します♪
これで湿気や水漏れとも無縁ですね！
変な色の社外バルブもメルセデス純正に戻しまして・・車体に取り付け後は光軸調整を行い完成です！





写真では変化が分かりにくいですが、薄汚れて見えたレンズがすっきりクリアになりました。
また、世間では暗いと言われる124のヘッドライトですが、洗浄し光軸をきちんと取って純正バルブに戻すだけでも十分な明るさになりました♪


さて、次回のブログもコダワリ作業編が続きます(笑)