今日はごく一部のマニアな皆さん以外にはどうでも良いようなことをテーマにしてみようと思います(笑)
ずばり、メルセデスの日本仕様としてヤナセが正規で入れた車両に付属しているステッカーについての考察です。
ただし80年代から~に限定的です。
60年代、70年代のディーラーステッカーについては当方も見たことがないのでわかりません。
さて、ヤナセステッカーと言えば並行車が多く入ってきたバブルな時代、正規輸入車としてのステータスを誇示するアイテムとして並行車にステッカーを貼ったり、偽物ステッカーが横行したりといった事件も過去にはあったようです。
昨今でもヤフオクやメルカリなんかで数千円の値がついて転売されているようですが、それでもセコムのステッカーなんかに比べると転売対策がゆるゆるなのでヤナセは本当に転売を阻止したいのか疑問に思います。
セ〇ムなんて、ステッカーを追加でもらうだけで用紙書かされて、貼り付け場所を記入させられて、受領印押せと言われて、挙句にせ〇ムの従業員が貼り付け作業をしなきゃいけないだとか、えらく厳しい対応です。
最近でこそ信用していただけたのかステッカーを当方に貼らせてくれるようになりましたが、それでも厳しさは雲泥の差です。
話が逸れました・・・。
そんなヤナセのステッカーですが、数十年変わらずおなじみのこのデザインですね。

僕はこのステッカーのパロディーでヤラセになってたり、ヤザワになってたりするのがあるのですが結構その手のブツが好きです(笑)
ヤフオクでよく見かけるので今度、貼り付けてディーラーに持って行ってみようか?と考えたりwww
さて、このステッカーですが、初期は転売対策や偽物対策が施されていないものでしたが。

その後、転売やコピー品対策としてまず第一段階ですが、赤丸のところに1枚毎にシリアルナンバーが縦に黒文字で入るようになりました。
記憶が正しければ90年代以降00年代初頭までこの仕様だったような気がします。
シリアルは単純な文字印刷で立体感などはありません。

00年代中盤からは赤丸の位置にシリアルが変更となり、文字も印刷ではなく型押しのような形態に変わりよりコピーのしにくいタイプになりました。
セコムのステッカーなんかもこのタイプに近いシリアル打刻です。
これが現在でも流通している一般的なタイプです。
恐らく黒文字のシリアルだとさらにそれをコピーする不届き者がいたのでしょうね。
このステッカー、昔は懇意にしているディーラーに『シールちょうだい♪』といえばその場で何枚でもいただけてました。
昨今では『シールちょうだい。』と言えば、『今貼ってあるのを剥がして申請を出します。張替はディーラーにて実施します。』ときたもんです。
さて、続いてはメルセデスベンツジャパンのステッカーの変革についてです。
ここ最近では関東圏の一部ディーラーでは横長のメルセデスベンツ〇〇と記載されたディーラー名とメルセデスベンツジャパンの合作のようなステッカーが用意されていますが、90s~現在まで日本国内の多くのディーラーではメルセデスベンツジャパンのステッカーと言えば青色のアレではないでしょうか?

その昔、足車で乗っていたW211を買ったときに絶対、経年で5年もしたら汚くなるから今のうちに替えのステッカーちょうだい。と言っていただいたものです(爆
なぜならこのステッカー、チョイチョイ仕様変更が入るので張り替えたときに新車時のものと仕様が変わるのが嫌だったのです。
もう十年以上前にいただいたのですが、この時代はまだまだホイホイといただけていました。
このステッカーの把握している範囲での変革です。

年始に話が流れてしまった91年式W124の300Eです。
メルセデスのロゴが大きく、ゴッドリープダイムラーのサインは斜めで躍動感がありますね~。
ロゴは平面的です。
メルセデスベンツ『ジャパン』の表記です。
恐らくですが93年ごろまでがこの仕様だったはずです。つまりW124中期はこのステッカーではない可能性が高いですね。
続いてこちら。

最近、入手しました!当時物の未使用品です!!
この仕様が2001年ごろまで続きます。
メルセデスのロゴは微妙に立体感が出ますがシャープさには欠けます。
メルセデスベンツ『ジャパン』の表記で、ゴッドリープダイムラーのサインは斜めから横並行になります。
W210後期あたりまではこのステッカーですが、W211からは混在していたはずです。
さて2001年以降は!?

先ほどの手持ちのステッカーのハクリ紙を剥がします。
ブログのためとはいえ貧乏性の私はもったいなくて手が震えますwww
メルセデスベンツの表記になります。ジャパン表記が消えました。
ロゴはここでなぜか80年代と同仕様の立体感のない平面的なものに戻ります。
ダイムラーのサインは微妙に右下がり気味に感じます。
2枚目も躊躇なくハクリ紙を剥がしましょう。

これは数年前まで流通していた青ステッカーの最終型です。
メルセデスのロゴが無駄に立体的になります(笑)
それ以外はジャパン表記がない点、ダイムラーのサインが微妙に右下がりな点も変更なしですが、メルセデスベンツの表記が小さくなりました。
このブルーの最終仕様がいつ頃から上の2001年以降仕様のステッカーと切り替わったのかは不明です。
貧乏性なのでハクリ紙は元に戻します(爆
シワが寄りましたwww
最後に現行のステッカーです。

まさかの激変です。
真っ黒になりました。
そして突然、このステッカーにも赤丸位置にシリアルが入るようになりました。
メルセデスのロゴは右側に移動し、『ジャパン』の表記も復活です。
ダイムラーのサインは小さくなり左上に移動です。
いかがでしたでしょうか!?
誰も興味もないようなどうでもいいよ・・・的なトリビアなブログになりましたが、レストアするのであればこういう細かいところも拘りたいものです。
このステッカー、再発行はディーラーが客を見て無償にしたり、手数料として有償にしたりという噂がありますが、一応私は今まで費用を請求されたことはありません。
確実なのは以前よりはるかに再発行が面倒になりました。
古いものを剥がす→ディーラーが本部に剥がしたものを送る→代品が送られてくる→ディーラーで貼り付けを行う。(張替希望の理由も記載するようです。)
車検証の車体番号とステッカーのシリアルが本部に登録され、不正な張替を管理しているとのことです。
※本ブログの情報はすべて不確かなものですので参考にするのは自由ですが自己責任で。