さて、前回の続きをお話していきます。
いよいよ時刻は7時37分(厳密にはチョイ前)。
総武快速線(上り)の線路上の彼方に、1つの影が・・・・・・・・
どうやら列車のよう。
でもライトの位置がおでこじゃなくてほっぺなので、普段走ってるE217じゃなさそう。
白くてイエティみたいな(どんなだよ!!?)シルエットじゃないからN'EXでもない。
かぼちゃみたいに丸くて紺とクリームのツートン・・・・・・・・・・・
若干上の方に寄ってる横長で3分割のフロントグラス・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・引っ張りすぎましたね。
そう、今回の主役である113系電車が、定刻通りに無事両国までやってきたのです。
いやぁ、総武快速からもいなくなり、両国始発の臨時列車や新聞列車も廃止になっていた今日ですが、ついに待ちに待った瞬間がやってきました。
考えてみれば113系が都内に乗りいれ、しかも乗客を乗せる列車になることはもうないかも・・・・・
東から来る列車を朝方に撮影したため逆光になってしまいましたが、ヘッドライトが強調されたと思えばそれはそれでかっこよくも見える(と思う)。
かっこ悪く見えたら、それはたけぼーの腕の悪さってことで。
(画像は動画からのキャプチャのため画質が少々低いです。ごめんなさい)
ホームの端にはかっこいい一眼レフを持った同業者の方々が何人も集まっていて、列車が入ってきた瞬間シャッター音の嵐になりました。無理もないですね。
列車が停止した後今度は下り寄りの先頭部を撮影。
なんと貫通扉には昔懐かしいヘッドマークが付いていました。
使用された6両編成はS70編成で、下り寄りの先頭車(↑の画像)のみが1500番代でした。しかもトップナンバー(クハ111-1501)!!!
1500番代は製造された数そのものが少ないうえ、クハはさらに少なかったようなのでちょっとレアかなと思う。廃車も出ているようだし。てかいずれにしろ同じ番号の車輛はこの世に2両とないんだし。
いろんな雑誌などにも書かれていますが、ヘッドライトと警笛が他の番代の先頭車と比べて若干上にずれているのが1500番代クハの特徴。113系を長い間見ているとやはり少々違和感があります。
にしても気持ちいいくらいきれいな青空だなぁ。
編成中、この先頭車のみシートピッチ拡大車で、他の5両はシートピッチ拡大前の車輛たちでした。
隣に連結されたモハ113-1258との連結部を見てみると、戸袋窓から車端部までの窓割が異なるのがよくわかるかと思います。個人的には、シートピッチ拡大前(↑の画像において右側の車輛)の方が大小の窓が何個も並んでいて、バラエティに富んでいて見ていて楽しく思います。
次は私が予約した指定席のある、モハ112-1258(4号車)の真ん中のドアまわり。
号車番号は東京寄りから1号車、2号車、・・・・、鴨川・館山寄り先頭車が6号車で1~4号車が指定席(なんかアナウンスみたい^^)。
編成番号がSで始まる編成は、全車リニューアル工事を受けた編成なんだそうで、この編成も全車にクリーム色の内装や、パイプフレームとヘッドレスト付きのボックス席が取り付けられていました。
この編成は6両、つまり4両の中間車を持つわけですが、この編成では4両すべてが電動車(2両1ユニットで動くのでこの場合は2ユニット入っている)で、型番はいずれも地下線向けの1000'番代の1258、1259とユニット内ではお揃いで連番でした。
今度は東京寄りの先頭車(1号車)を見てみましょう。
1号車にはこの編成中唯一の0'番代(地上型)、クハ111-552が連結されていました。他の5両はすべて地下線向けの1000'番代や1500番代でしたね。
6両中唯一トイレの設備を持つ車両でもあります。6両もあって片道3時間以上も書けるのだから、反対側の先頭車にもトイレつきの車輛を連結しても良かったのでは?と思ったりもする。
こちらの間通路にもヘッドマークが取り付けられていて、なんだか昭和に戻ったような感覚。
行き先表示はおでこ、側面ともに「臨時」で統一されていました。
総武緩行線のホームから見た「白い砂」。
まだ新聞輸送列車があったころはこのような構図が見られましたが、それが廃止された今でもこのような光景を見れるとは・・・・・・
貴重ですね。
次回はいよいよ房総に向け出発です。
相変わらずのグダグダな長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
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