H16年3月15日
7年前の今日に頂いた本です。
下の子がこれ読んでと偶然持ってきたのです。

大正15年にお生まれのご婦人に
駆け出しの私でしたが大変ご懇意にして頂き、
修行の場所を去る間際にこの本を頂きました。
結婚してお子様が出来たら是非読んであげてください。。。
私がとっても好きな本で、
この歳になって改めて読み返すと色々と感じるのですよ
大変お洒落で、活動的なご婦人でした。
膝の痛みを克服したらオーストラリアに行きたいのですね
今度あそこの美術館で絵画を見てくるのです
先生はこの本お読みになった事ありますか?
などなどとにかく話題に尽きない方でした。
奈良の修行の場所を離れて富山に戻り家庭を持ちましたが、
時折、お手紙や、お電話を頂いて近況などをお話ししてました。
有る時期から突如としてご連絡が途絶え心配していた時に
一通のお手紙が届きました。
ご主人からでした。
嫌な予感がして急いで封を切ると。。。
ご他界されたとのご報告でした。
一緒に同封してあったのが、
闘病日記でした。
私の最期の生き様を是非お伝えして欲しいと
ご主人に託されたようでした。
本当に最期まで一生懸命に走りきられたのですね。。。
この絵本はある時期有名になりご存知の方も多いかと思います。
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編集者からのメッセージ
この絵本を自分の力で「考えること」をはじめた子供たちと 子供の心を持った大人たちに贈ります。私たちはどこから来て どこへ行くのだろう。生きるとはどういうことだろう 死とはなんだろう。人は生きているかぎりこうした問を問いつづけます。この絵本が 自分の人生を考えるきっかけになってくれることを祈ります。 この本は アメリカの著名な哲学者レオ・バスカーリア博士が書いた 生涯でただ一冊の絵本です。
作者からのメッセージ
この絵本を
死別の悲しみに直面した子供たちと 死について的確な説明ができない大人たち 死と無縁のように青春を謳歌している若者たち そして編集者バーバラ・スラックスへ 贈ります。僕は一本の木であり、
バーバラはこの十年間かけがえのない葉っぱでした。
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たまたまの偶然か
それとも必然か。。。
この未曾有宇の災害の時に
3歳の子が本棚から持ってきたこの本に
何か感じるところがありました。
Posted at 2011/03/15 14:46:37 | |
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