奥三河の御大の下から加賀の百万石へ嫁いだ凶悪歯車こと
MICILIEN XZL 900R16
8.25とか34inchクラスのタイヤが可愛く見えます。
嘗て一世を風靡した某ショップの銀色のバネ+ボディーリフトしたHZJ77に
その凶悪歯車は鎮座しておりました。
この大きさがお分かりいただけるでしょか?
横に立つと178cm若干胴長短足私の腰ぐらいまで歯車の外径が有ります。
この歯車の凶悪ぶりが如何程かというと。。。
1HDT 5MTのHDJ80がモーグルでL1にもかかわらずエンストしたりと
35kg級のトルクをもってしてもねじ伏せる事が出来ないなど
生半可な気持ちでこの凶悪歯車に接すると大やけどをします。
この車は1HZ+H55F+トランスファーダウンともともと低速が有り余っている
ギア比セッティングだったのでこのタイヤを履いても何とか実用に耐える感じです。
ただブレーキは凶悪歯車の重量と外径によりそうとう慎重になる必要があります。
オーナーが大型の運転手という事もありその辺は心得があるので
なんとかしている感じです。
車両の方も元メカニックでもあるためハブボルト、キングピンベアリング、タイロッド関係の
負担が特に掛かる部分についても適切な対策ができるので大丈夫でしょう。
さてこの景色懐かしくありませんか?
一世を風靡した某ショップの定番の組み合わせですね。
このシャックル、銀色のバネ、バンパー、8274、ブラV、XZL、くしゃくしゃナンバー
この銀色のバネは流行りましたが正直好き嫌いがあります。
自分もHZJ73時代に入れてましたが(元々付いていた)
あまり好きになれませんでした。
ただHZJ77系に関しては話は別で良好な組み合せだったと思います。
このバネの一番の欠点は厚みですが、凶悪歯車との組み合せでは関係なくなります。
凶悪歯車もギア比を落としているのでクロカンではなかなかの威力を発揮します。
ブロック自体が非常に大きく8.25でさえも別世界の感じがあります。
この巨大ブロックとシーエリアの深さ、最低地上高の高さが
重機的走破性を泥濘地では発揮します。
大排気量ロングストロークNAディーゼル+大減速+大径タイヤの威力は凄いですね。
このように凶悪歯車も元気に回っております。
自分はこのグリルのKC-規制になった頃のHZJ77が一番好きです。
前後リーフでH55Fのミッション1HZは程よい排ガス規制でパワーと排ガス対策のバランスが
一番いい頃ですね。標高が高いところに登っても黒煙を吐かず力も有ります。
場合によっては規制解除の対策も出来るのがこのKC規制です。
やはりJ7#はギア比が低いH55Fと1HZの組み合わせが“らしいフィーリング”で
この車両がR151Fだったら凶悪歯車はおすすめできませんね。
また1HZと言うのもポイントで1HDだと乗りにくかったでしょう。
加給がか掛かるまでの直噴独特の線の細さと神経質さがJ7#らしくないですね。
クラッチミートした瞬間あたりで気を遣うのが自分は好きになれませんでした。
J7#はこの1HZのジェントルな乾いた排気音と余裕の低速トルクが大人の車という
懐の深さを感じさせこれを5MTでアクセルを踏む足で体感しながら走るのは
至福の時でもあります。
Posted at 2012/04/17 09:18:36 | |
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ランクル | 日記