y60に限らず駆動系の唸りに悩まされ何年だろうか?その間に私の左耳は低周波の騒音、音圧に痛めつけられこの手の騒音には敏感に反応いたします。先日エアコンのエバポレーターボックスの共鳴も騒音のひとつであることを発見しましたが、やはりトランスファーかペラの可視聴帯域の低音限界域付近の音に左耳が反応して常に耳閉感があり最近は聴力が落ちてきているのも判ります。何とか対策をとらねばならない状況になってきました。これはカメラを破壊して以来、写真にうつつを抜かしている私に対するy60の反撃でしょうか(爆 そこで久しぶりにトランスファーTX12Aの修理のイメージトレーニングを最近再開しました。DP1sも修理に入るので丁度その間の暇つぶしにいいや^^;←この話題はまたします。
y60のトランファーTX12A型は上の写真の所から切り離す事が出来る完全分離構造であります。サイレントチェーンを用いて静粛性に優れたとメーカーは謳っておりますが、私のはどうやら違うようで低周波騒音と大量の鉄粉を生み出す特徴があるようです^^;前オーナーの12万キロ弱未交換のオイル管理の賜物だと思いますが、さすがにうるさい車はいやですね。あこれ誤解がないように言っておきますが、不具合による不協和音という意味で健康なTD42の漁船サウンドはこれは好きな音であります。さてこのTX12Aですがこのような内部構造をしていると新型車解説書に20年前に公表されております。これを見ながら一体どこが傷みやすいか想像してみました。
したの図が断面図に駆動時の力の伝達の状況が矢印で示されております。2H走行時の騒音が一番の問題でこれが解消、若しくは低減されると私の目的は達成されます。ですので2H走行時に関係するベアリング関係を中心に交換すると最低限の対策はできるのではと考えたのですね。この車は殆ど四駆で走行していないのでフロントドライブに関するベアリング関係は傷んででないと思われます。そこで2H走行時に関係するのはメインシャフト関係のベアリングと言うことになり、わかりやすいようにシャフトを支えるボールベアリングには「赤」シャフト上にギアを支えるニードルベアリングに「青」を着色してみました。
3個のボールベアリングと3個のニードルベアリングが2H走行時に関係する事がわかります。ATからの動力を受けるインプットシャフトを支える一番左側のボールベアリング、メインシャフトを支える真ん中とペラ側のボールベアリング、インプットシャフトとメインシャフトの頭を支えるニードルベアリング、H-Lギアを支えるニードルベアリング、フロントドライブチェーンギアを支えるニードルベアリングの計6個のベアリングがこの騒音の発生源の可能性があります。
私的にはメインシャフトのアウトプット側のベアリングとフロントドライブチェーンギアを支えるニードルベアリングのくたびれの可能性が高いと思っております。というのもこの部分にはペラの重量とストロークによる運動の力がアウトプットベアリングにかかります。真ん中の一番大きなベアリングを支点に首振り運動をするでしょう。またメインシャフトにはニードルベアリングを介してフロントドライブチェーンギアが串刺しになってますが、2H走行時にはニードルベアリングがこのギアを浮かしているのでここのくたびれも騒音の原因となりそうです。
整備要領書を見ているとベアリングとギアのクリアランスをスペーサーで調節する様になっておりますが、この2箇所のベアリングを交換してクリアランス調節してあげると少しはましになるのではないかと考えます。もっともギアの偏磨耗、シャフトのかじり、他のベアリングのガタがなければの話しですが。
とりあえず、フロントのキャスター角の対策もまだ出来ていないし、この騒音を少しでも低減させる為にはストック状態に戻すのが一番かもしれません。トランスファーの対策が出来るまで足回りの変更で対応しようかと考えております。
久しぶりに油臭くなったねぇ。。。(爆
Posted at 2011/05/10 09:57:12 | |
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Y60 | 日記