じゃじゃ馬的でもある脱コンデジと言える魅惑のDP1sです。色々とカメラに翻弄され調教され何とか写真が少しづつ撮れる様になってきました。まるでBJのようにこの面倒や不便さに慣れて?感じなくなってくるとこのカメラの最大の魅力にのめりこんできております。以前はそれなりに綺麗な写真の量産が簡単に出来ましたが、ん~こんなものか?何か足りないなぁ。。。と言う気持ちが常に有りました。
一方でDP1sはありゃ~というピンボケなどが量産されますが、時折おお!と目を見開くようなクリーンヒットいや満塁ホームランの様なショットが生み出されこれに味をしめて次なる満足を求めていくという泥沼に入っていくのです。もちろんデジイチでは携帯性を除いては画質と操作性のスピードなどを両立しているのはある意味当然です。このちっぽけな黒い箱から時折生み出される意外さの有る綺麗なショットになんとも言えない自己満足を感じるのです。
さてこの魅惑のDP1sですが、使っていくうちにある不具合を感じました。それはホワイトバラスオートにした時の「緑かぶり」です。これはネット上でも良く話題になっておりこの機種の癖のようですが、私のは周辺部に緑カブリが強く出るケースが時折ありこのムラが気になったのです。RAWで撮影して現像する際にパラメーターを弄るとある程度の色味は修正できますが、ムラがあったら修正しきれません。
下の写真を見てください。2匹の猫がいて撮影しようともたもたしていたら一匹が痺れを切らして歩き出した図です。真ん中辺りは修正できても周辺部の石畳が緑かぶりしているのがわかります。
お次も同様の周辺に緑かぶりが有ります。枯葉のなかからふきのとうが顔を出している様子を撮ったのですがご覧のとおり周辺部が緑かぶりしております。困った物です。。。
この手の不具合をカスタマーサービスにメールで問い合わせた所その日のうちに返答が有り、工場で点検すると申し出がありました。しかも送料は着払いで構わないとも。。。。何回かメールのやり取りをしてますが毎回即日返答がありその対応には感心しました。以前ニコンの銀塩一眼レフを使っていた時はSIGMAはレンズメーカーかとちょっとそんな感じで見ておりましたが、今回の対応をみて見直しました。
良くカメラの事はわからないけどデジタル時代になってその勢力図が変わってきている様に感じます。今まではキャノン、ニコンなどメジャーな物がありその次にミノルタ、オリンパス、ペンタックス、フジなどなどと続くと言う風に感じてましたが、デジタル時代になってレンズメーカーと呼ばれていた会社、それこそSIGMAなどが勢力範囲を広げてきてますね。家電メーカーも然りデジタル技術を駆使して参入、ノウハウが少ないレンズにはレンズメーカー等に技術協力を依頼して参入するケースもありますね。以前持っていたパナソニックが典型的な例でライカと協力してますね。
DP1sもそういう意味ではレンズメーカーが自分の得意なレンズに他がやっていない大型センサーをぶち込んでコンセプトを明確化したという意味では面白い冒険をしたと思います。その分操作性やその他諸々は銀塩カメラに順ずる。。。そんな感じですね。これはこのメーカーだから出来る?のであってキャノンやニコンやパナソニックがやったら非難轟々、許されないでしょう。正にプロトタイプ的コンセプトモデルが市場発売されたような感じです。
さて脱線しました。そんなわけで以下の項目を点検して下さいとメーカーに送りました。
●緑かぶり(特に周辺部のむら)
●シャッターの引っかかり
●RAW→JPEG変換時の色調、解像度の極端な劣化
(変換時のパラメーターなどの設定の方法が不味いのか、撮影データーに由来するケースなのか?)
昨日神奈川のカスタマーセンターに届いたと連絡がありました。どのような結果になるのか今から楽しみです。評判のDP1sのキレと色調が戻るか!?
Posted at 2011/05/18 12:21:02 | |
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