戦いの後
黒い墨汁様のヘドロの跡が。。。
さてさてまたまた忙しくなってきました。頭の中はこのヘドロたちをどうしてくれようかと戦闘モードになって参りました。そんな気持ちをよそに今朝もTD42は調子良く漁船サウンドを響かせアクセル一踏みドカンと腐っても大排気量ディーゼルらしいトルクフルな発進をします。まず作戦を練る前にTD42の構造を少し研究してから大蔵省との交渉の行方をにらみつつリフレッシュ計画をしたいと思います。
まずはこの汚いヘドロの原因はオイル交換の怠慢と言うのが諸悪の根源で、オイルの流路がどうなっているか気になりS63年のy60系の新型車解説書を引っ張だして研究開始です。下の図がTD42の主なオイルの流れです。オイルポンプで汲み上げられてフィルター、冷却、潤滑と言う流れのようです。
この図はTB42Eのものですが、TD42も大きく変わらないと思います。これを取り上げたのは先の図よりももう少しイメージが掴みやすいからです。特にヘッド周りのロッカーアーム付近が良くわかります。ロッカーアームシャフトの受けからオイルが中空のシャフトに圧送されロッカーアームの受け付近に穴が開いていてここからオイルが出て潤滑しているようです。先日見た時にロッカーアームシャフトを固定するボルトの上にヘドロが堆積し、またロッカーアーム本体横のキリカキにもヘドロが堆積していた事を思うとこのオイルの流路が納得できました。恐らくこれらのオイルはヘッドの上面に溜りプッシュロッドの穴から下に落ちてオイルパンに戻るのでしょう。そのために後ろ側にヘドロが多かったのではないかと思うのです。
バンのTD42のオイルエレメントは2個並列使用されている感じです。EGR量の多いワゴンのTD42はエレメント品番が違うのでオイル流路が違い直列になっているかも知れません。水冷オイルクーラーでオイル温度が上がり過ぎないようにしてオイル継ぎ足しの使用環境でも耐え得る様に設計してあるのがわかります。冷却した後に各部の潤滑に使用しているのですが、エンジンブロック本体ではピストンの裏側から直接オイルを吹きかけて高負荷・高速回転時のピストン温度を下げるようにしてあるそうです。

これはロッカーアームシャフトの写真ですが、シャフトに穴が開いているのが解ります。ここからオイルが出るのですが、私のはこのパイプ内と穴がヘドロで狭窄している可能性が高いですね。こうやって見ているとロッカーアームアッセンで取り外して分解洗浄して上げたい気分ですが、ここまでするんだったら部品を交換しなよって。。。
いろんな角度からもう少し考えてみたいと思います。
Posted at 2011/05/20 08:34:42 | |
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Y60 | 日記