y60の純正リアダンパー未使用品であります。手元にデジカメが無いので7年程前の携帯で撮影したくなるぐらい嬉いのであります。某競売で漱石トリオで確保でき、しかも1本だけ(爆 これで魅惑のy60ストック状態の乗り味へ一歩前進したのであります。この一歩が何を意味するかと言うと。。。
16200×3=¥48600の出費が自動発生するという事であり道のりは遠いようであります。10年前のパーツリストでは1本¥8000円程と合点がいく価格でしたがさすがに100%アップには二の足を踏み今まで手を出そうとしては引っ込めるの繰り返し(爆 このたびその一歩を踏み出してしました。
このつや消しの何の変哲の無いノーマルダンパーが私には希望の光に見えこのつや消しのブラックがまぶしく眩惑しそうです。コイルリジッドの乗り心地はコイルのレートの影響もそれなりにありますけど、一番はダンパーの減衰力であると痛感しております。リーフ時代はビルシュタインをセッティングすると跳ね返りが抑えられ低重心化した様な素晴らしい乗り味になりますが、通常のダンパーであれば純正のセッティングが一番かもしれません。もっともリーフの板間摩擦があるのでダンパーの影響はそれ程なく突っ張りが弱いものを選ぶとそれなりになったものでした。しかしコイルリジッドは3リンクは渋いですが、5リンクなどは動きがスムースな分だけダンパーの影響もろに出る事をこの2年間で実感しております。
ダンパーの減衰力をあれこれ考えていると浜松の御大からエンジニア目線で一笑に付され、ダンパーには車両に見合った要求減衰力という物がありこれに応じて決めるに過ぎない。そもそもバネレート、減衰力はコーナリング時の姿勢を決める所に行き着く事に結論をみたとご指南いただきました。ダンパーの減衰力は3軸のの振動パターンを控えるのが目的ですが、とりわけロールスピードをコントロールする事で刻々とコーナリング時に変化するロールセンターと重心位置の変化を制御して車の挙動を落ち着かせるのが大切な仕事だそうです。
y60の開発連中と話したけど乗り心地には相当な拘りがあるなぁ。それが強くあるのが初期型でエンジニアの拘りが一番出ている。その後市場調査とコストダウンで簡便化されてきている。特に拘ったのが衝撃加速度の低減でライバル車の衝撃加速度を全て測定してリーフリジットと決別した。。。その中でセッティングの妙がダンパー減推力とバネレートの組みあわせ。
こんな話を聞くとワクワクしますね。
いま現在私の年式は後対応部品に統一されY60最終型のダンパーになっている模様です。H3・4年頃から一つの形に落ち着いた感じで後対応品番でも遜色ないと思います。ウインチを載せた為にフロントをY61のコイルに変更レートが3.9→4.1と5%アップするので完全な再現が出来ないのが少し残念です。暫らくY60用リアを後1本手に入れてフロントはY61用純正で暫らく乗り、しかる時にY60用フロントを入手してこのプロジェクトを完成させたいと思います。
このプリプリのブッシュの感じぐっと来ますね。純正部品でこんなに感慨深くなるとはy60はエンスーの領域に入った事を感じ、国産四駆として最高の出来栄えの足回りであるからでしょうね。発売から20年経つと走行距離、改造、ゴム部品の劣化、バネの劣化などなど初期性能を発揮する個体は殆どいないと思います。だからこそ追求してみたいと思うのです。この伝説の足回りの本来の姿に会いたいものです。
Posted at 2011/05/29 09:57:29 | |
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Y60 | 日記