エンジンルームの配管類もあらあらと決着させ、車内も外せる部分は全て外しリフトに上げてから
作業する部分までにしました。これで一段落ついたのでちょっと休憩をして次なる段階へ。
その前に行かねばならない所があります。そうですフライホイルの回収です。ドナー車はクラッチの完全摩耗で動けなくなっておりその際の熱でフライホイルに細かいクラックや凹凸ができており整備要領書の触れ限界を明らかに超えていたので近隣の研磨業者をネットで探し前日の夕方に金沢の業者へ社長の金沢での用事のついでに持っていってもらってました。
急ぎで昼過ぎには仕上がるとのことでしたが、作業が順調に進んでいるので早めに行って仕上がるのを待っていようと思って出かけました。丁度業者の近くへ到着した頃に電話がありスムーズに受け取ることが出来ました。
研磨料¥8400で見違えるようになったy60のフライホイルです。自分的には酷いもんだと思ってましたが、業者に言わせると大したことないらしく走り屋の大出力車だともっと酷い状況になっているそうです。
作業当日の午前中に届いたクラッチキットです。純正品で揃えると倍ほどの値段になるので今回はネットで買う事にしました。安いので中華製だったら嫌だなと調べたところ国産だったので即発注し若社長もそこのだったら大丈夫でしょうとの事。クラッチキット¥25000程でした。
作業に入る前にミッションを見てみるとシフトレバーのところのブーツが経年劣化で破れております。直ぐに部品を注文することにしました。このブーツの亀裂が後でとんでもないトラブルのもとになっているのです。
シフトリンケージを動かしていて少し遊びが気になったのでシフトレバーの先っぽのカラーも交換しておくことに。これもすぐに注文かけましたが、この部品がなかなか来なかったのです。結局1週間ほどかかったかな。
いよいよy60がリフトの上に上がります。もう後には戻れないまな板の上の鯉状態です。このリフトは3トントラックまで整備できるリフトなので重量級のy60でも持ち上げられ非常に助かります。この時点でy60がリフトからなかなか下ろすことが出来なくなるとは夢にも思ってませんでした。
ではATFを抜いておきましょう。本当に綺麗な状態のATFで若社長も驚きの声を上げるぐらいです。恐らくオイルパンも綺麗で磁石にも殆ど鉄粉は付いていないと思います。当然ATFが焼けたバニッシングの異臭もありません。酷いものになると金属片の花が咲いているそうです。
ATFを抜いている間にミッション回り、油圧系統のOHを行う事にしましょう。
Posted at 2011/12/02 08:10:43 | |
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Y60 | 日記