かれこれ10年以上時間がたった出来事を思い出したのでちょっと書いてみますね。イベントやミーティングではとかく羽目を外しがちになるけどやっぱり限度というのもあると思うのです。嘗てこの自分が見たケースは物損だけで済んだからこうやって書こうと思うけど、一歩間違えると怖かったですね。
こんなことがありました。
東京のランクル仲間とキャンプに行った時のことです。キャンプサイトも設営が終わり皆思い思いに過ごしてました。当然ビールを飲んでいる者、話している者各々の過ごし方で楽しんでいましたが、友人の一人が愛車で「林道走ってくる」と言って走りに行きました。
「あれ?かれビール飲んでいなかった?」
「まずいよ」
「ちょっと 止めに行かないと!」
皆が気がついたときには彼は車を動かしていました。そんな訳で僕はBJに飛び乗って彼の車を追いかけます。他の者も追いかけますがもの凄い勢いで走っていきます。無線で呼びかけてもダメでとにかく静止する為に追いかけました。
やっとの思いで追いつきどうにか静止せねば。。。そう思っている矢先に緩い右カーブに差し掛かりますが、スピードが付きすぎてコースアウトし左側斜面側のぬかるんだ側溝に左を落とし態勢が不安定になります。このまま失速して止まってくれることを望みましたが。。。
彼はアクセルを思いっきり吹かして無理やりに脱出しようとしている様子が伝わります。その瞬間急に左が側溝を掛上り今度はその勢いのまま反対側に飛び出しました。
「ヤバイ!」
本当に一瞬の出来事でそのまま彼の車は木が生える反対の斜面に飛び出していきました。ブレーキを踏んでいるのかアクセルをを踏んでいるのか判りませんがそのまま斜面を走っていき木に左をぶつけて完全にひっくりがえって止まりました。
そのうちマフラーから白い煙が一瞬出てエンジンが止まったようです。皆車を急停車させ彼の車に駆け寄り、キャンプサイトの人間たちにも無線で呼びかけます。幸い大きな怪我もなく彼は車から這い出してきましたが、車よりも彼が無事であるかが本当に心配で肝を冷やしました。
ウインチ車2台で車を引き上げキャンプサイトまで牽引していきました。
翌日エンジンが死んでるか見るためにグロープラグを全て外して燃料をカットした状態でセルをクランキングします。グロープラグの穴から勢い良くエンジンオイルが吹き出したかと思うと「ガキ!」と嫌な音がして全てが終わりました。
地元の方に事情を話してしばらく置かせていただき後日積載車で取りに来て修理、現在もこの車は走っております。
このケースは飲酒という根本的問題があったのですが、楽しいイベントだからこそ気を付けないといけないと思うのです。本当に彼が車から這い出してきた時の安堵感は今も忘れません。しばらくはトラウマのように彼の車が崖から落ちていくシーンが目から離れませんでした。
何かのご参考になればと思います。
林道でコテッとジムニーが倒れた様子が載っていたのですが、
無事なようで良かったなぁ。。と思ったのです。
Posted at 2011/08/29 15:33:47 | |
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ランクル | 日記