分配型ポンプは10万キロを超えてくるとOリングが傷んで燃料漏れが起こります。
走行距離もさることながら、ゴム物の経年劣化は避けられません。
そこでどこの部分が漏れるか内燃機屋の社長に教えて頂きました。
これはy60・TD42の初期の頃の分解図です。
見にくいですが番号に丸印がついているのが油漏れの原因となるOリングです。
基本構造はボッシュVE型でこれはトヨタも日産も共通ですが細部が異なります。
例えばトップカバーを押さえるネジの形状が違ったりとメーカーによって
整備にコツがいる原因だそうです。
一番漏れやすいのがトップカバーと本体の間のOリングと
それとそこに付くフルロード調節ロッドのOリングであります。
ここはやる気になれば車上でも交換できるそうです。
一番最後にやられるのが109のOリングですが
ここは完全に分解しないとダメな部分です。
上を直しても次に必ず下から漏れてくるそうです。
これは直ぐに漏れるときもあれば3ケ月程してから漏れることもあり
一概には言えませんが覚悟は必要だそうです。
Oリングは部品としては安いものでトップカバーのは200円弱。
ただ通常は部品として購入しにくい物なので
結局はポンプ屋の修理となることが多いのであります。
Posted at 2011/12/22 08:13:59 | |
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Y60 | 日記