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別にスズキ信者だから…というワケではなく、単純に「良いクルマ」と思ったから買った。だから、こいつがトヨタから出てても買ったと思うが…少なくともトヨタだったら（良くも悪くも）こんな値段でこんなクルマ作らないわな（笑）

そして、自分としてはこのクルマは『スポーツ』ではなく『グランドツアラー』だと思って乗ってる…ので、「あったらいいな」と思うのが『スポーツ』の上のグレード。
あと１５～２０万上乗せしていいから、内装にもっと気合い入れてタイヤも少し大人しくした『スイフトＧＴ』みたいなグレードがあったら良いのに…と思う。

要は、それくらい素地の良いクルマ、という事です。

いつまでも妙な喪失感に駆られててもしゃあない。
やはり、最後は「総仕上げ」と言うか…ホントの全開で走って確かめなければ。


…と、言うワケで本庄サーキットへ。


ちなみに、載せ替え直前にも来て走っておいた。その時と今回、エンジン以外は全て同じセットアップ。要はエンジンの力量がそのままタイム差に表れる筈。

結果…


載せ替え前Best




今回のBest




安堵。只々、安堵。


今回のエンジンは前のエンジンに比べたら大した事はしていない。メタルガスケット組んだ以外は整備書通りのオーバーホールで、コスト的にも前回の半額（パーツの値上がり分考慮したら1/3？）くらい。まあ、良く言えば『カネは掛けずに手間だけ掛けた』仕様？

ヘタってるとはいえ、仕様としては旧エンジンの方が確実に上。追い付かなかったとしても仕方ねえよな…とは思いつつ、でもやっぱ労力掛けて前より劣るってのはヤダなぁ…という、そんなジレンマ抱えつつ走ってみての、この結果。


まだまだ、捨てたもんじゃねえや。


(…つか逆に、思っていた以上に旧エンジンがヤレてた…という事か？)

『慣らし』では距離稼ぐために高速道路を走るワケだが…今回、正にこのために使ってくれと言わんばかりの方法を知る事ができたので記しておく。


端的に言えば『高速280kmを料金290円で走る方法』


『高速　大回り』でググると丁寧に解説してくれているページが幾つも出てくるので詳しくはそちらを参照して頂きたいが…要は、出発地から「外環道を挟んで」「コースが重複しない様に」「最短経路の２倍以内の大回り」をして、出発した隣のインターで降りると、「出発ＩＣ⇒到着ＩＣ」の最短距離の料金になる、というものだ。


…意味不明だと思うので、実際に今回の慣らしで使ったルートで説明する。





①関越道・川越ＩＣ⇒②大泉JCT⇒外環道⇒③三郷JCT⇒常磐道⇒友部JCT⇒北関東道⇒栃木都賀JCT⇒東北道⇒白岡菖蒲JCT⇒圏央道⇒④圏央鶴ヶ島ＩＣ　…約280km

①から②、つまり外環道に入るまでの経路はそもそも最短なので無問題。ポイントになるのは③⇒④の経路。

③⇒④の最短ルートは「三郷⇒常磐道⇒つくばJCT⇒圏央道⇒圏央鶴ヶ島」の118km。
で、上記の北関東道経由の大回りルートでは223km、つまり『最短経路の２倍以内』に収まっている。

そうすると、『①⇒②＝最短』『外環道を経由した』『③⇒④＝最短と見做す』という組み合わせでこのルール（参照：NEXCO東日本⇒https://www.driveplaza.com/info/detail/syutoken_seamless/fee.html）が適用されて、料金は『①⇒④の最短ルート』分に後で調整される。

「後で調整」なので…実際の走行時は各々の区間で正規の料金が表示されるが、2～3週間後くらいに確認すると『ETC特別区間割引』が適用されて、写真の様な結果（※これは軽自動車料金）になる（参照：ETC利用明細サービス：
https://www.etc-meisai.jp/toll_fare_adjustment_down_cred.html）。





久し振りの慣らしのタイミングでガソリン高騰してて参ったなぁ…と思ってたところ、この神様みたいなルールに大いに助けられたのでした。

前回までは路上復活後の経緯というか、回想みたいなもので…ここからは割とリアルタイムの話。


で、久し振りに組んだエンジンに換装して、その後は『慣らし』行脚。


まあ、組んでる最中も楽しいワケだが…何というか、結局はこの『慣らし』がしたくてエンジン組んだというフシもある。『慣らし』という大義名分を以て堂々とドライブ出来る？という、そんな感じ？？何か上手く説明できない感覚なのだけど。


（別に慣らしじゃなくても好きな様にドライブすりゃいいじゃん、という話なのだが…違うのよ。それと『慣らし』は違うのよ。）


今回は大体2300kmくらい走ったところで納得したので『慣らし』終了とした。

そして、何故か『慣らし』が終わってしまうと一寸した喪失感みたいなものに駆られる。手間暇掛けて組んだエンジンが遂に全開OKだ！って筈なのに。


…そんなワケで、また暫しクルマ眺めて過ごす日々。