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MASUOのブログ一覧

2022年05月31日 イイね!

壊れる理由?

昨日のブログの続きです。

石油系燃料を使う内燃機関は、どうしてもカーボンを排出してしまいます。
カーボン想定より多く蓄積するとトラブルの原因になります。
誰か?引き金を引く者が居れば、いともたやすくエンジンブローしてしまいます。
誰が悪いって話ではないです。

では、カーボンが溜まりにくくなれば?
当然、エンジンの寿命は延びます。
それが今の車のエンジンが長寿命な理由です。

AZ-1の話に戻します。
このエンジンがカーボンを大量に溜めてしまった理由の一つ。

そして、最も根本的な理由。
それは当時のエンジン制御方法にあります。
MASUOの持論ですが…

AZ-1のクランク角センサー

整備書では、丸い部分がデスビ内部でクランク角センサー
デスビは、カムシャフトについているので、正確にはカム角センサー
四角部分がECUです。
で、デスビ内の3角おにぎりが?

コレ!
3つの頂点に凸がはえてます。
このツノが通過したのを


デスビ内部の磁気センサーが読み取ります。
3つのシリンダーの上失点をコレで読み取っていると思うのですが…
3つとも同じ凸です。
どの凸が1番シリンダーかは?不明なんです!。
気筒判別はしていない、ただの回転センサーですね。
実際にデスビ内部では


デスキャップ&ローターが火花を飛ばすシリンダーを決めています。

続いて、インジェクター配線図

3本のインジェクターにIG電源が供給されてます。
インジェクターのもう1本の線(信号線)はECUに。

でも…
ECUには2本しかつながっていません。
正確には、1番と2番の線が合流して♯10へ
3番が♯20へ配線されてます。

コレの理由はわかりませんが、少なくとも
1番と2番は同時に噴射しています。
1番が吸気のタイミングなら、2番は吸気してませんよね?
この車のクランク角センサーは、気筒判別をしていないので、ECUは、今どのシリンダーが吸気しているのかわかりません。

つまり…
超テキトウに燃料噴射しています。
グループ噴射なんて言われてますけど。

燃料を噴射したとき、インテークバルブが閉じていれば、
バルブの上に乗っかります。
バルブが熱ければ燃料は気化しますが、
冷えていれば?

ボタボタっと滴になって垂れます。
燃えの状態は悪くなりますので、調子悪い状態になります。
コレを普通に使えるようにするには?

無駄にイッパイ噴射します。
イッパイ燃料を使いますので、
大量のカーボンが出るわけです。
コレがエンジン内部に蓄積されます。
30年前のエンジン制御では普通の事でした。
制御が雑(稚拙)だとカーボンはたくさん出てしまうんです。


オーナーさんがどんなに気を遣って乗ってても、
カーボンが蓄積される理由です。

つまり、今のままの制御方法では?
定期的にエンジンブローします!
エンジンブローが嫌なら、定期的にオーバーホールして
カーボンを洗い流しましょう。

このAZ-1は、9年前にオーバーホールして、
その後10万km走行エンジンブローしました。

使い方が同じなら「10万kmで終わり」って事です。

では次は?
2030年頃?
その前にはオーバーホール?

コスト掛かりますよね。

では、制御方法を見直してはいかがでしょうか?
今の車なら、キチンとメンテしてれば
当たり前の様に20万も30万kmも走ります。
緻密な制御をすれば、同じように長く使えるでしょう。
実際に?

ピストンでは吹き抜けは起きてませんでした。

てなわけで、今回は?

制御方法も超グレードUPします♪
Posted at 2022/05/31 19:58:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 修理日記 | 日記
2022年05月30日 イイね!

壊れた理由?

先週の土曜日、MASUOの生息地域では、
東北絆まつり!が行われていました。

東日本大震災の鎮魂と復興を願い、6つの祭りが集結し2011年に始まった
東北六魂祭!
その魂を受け継ぎ、更なる復興と東北の未来へ向けて始まった祭りらしいです。
このお祭りを盛り上げる為、ブルーインパルスによる編隊飛行が行われました。
ブルーインパルスを見るのは、それこそ東北六魂祭ぶり。

土曜日は、時折り雨も降るような、あいにくの天気。
コレは中止かな?なんて半ばあきらめてましたが…

低く立ち込める雲のその下に、
ブルーインパルスの機体が見えた時には感動しました♪
会場に近い、当店の真上を何度も通過!
雲のおかげ?で前回よりもはるかに低空でゆっくりと飛行。

イヤー、本当にカッコイイ♡
撮影も忘れて見惚れてた、MASUOです。

前置きが長くなりました。
今日は、AZ-1のF6Aが壊れてしまった理由について詳しくご説明。

分解時の様子は2021年6月くらいの当ブログで
直接的な原因は?

エキゾーストバルブが欠け落ちた事。
1番シリンダーの圧縮が無くなりました。

で、このバルブが欠けた原因は?
純正部品の強度不足なんて人もいますが…
MASUOは、異常燃焼による加熱が原因と考えています。

では、なぜ異常燃焼が起きたのか?
エンジン内部の燃焼室周辺やピストントップに溜まったカーボンが、
高速走行により、燃焼してしまった事。

このF6Aより前には、同じようにカーボン燃焼により
RB26が全損しています(詳しくは2020年7月頃の当ブログで)

カーボン蓄積って本当に恐ろしいですね。
んで、このカーボンが溜まってしまった原因は?
電圧低下によるエンジン不調?
突然、謎の不調に襲われたオーナーさん。
数か月掛かり、原因はオルタネーターだと発見!

リビルトオルタネーターに交換して、
無事!復活!!
不調により、カーボンが溜まっただろうと?
ワコーズ・フューエル1を投入。
カーボンを焼き飛ばす為、高速走行!
想像以上に燃えちゃって、EXTバルブご臨終。

車への愛情が、残念な結果になってしまった…

だがしかし!
そもそもの原因はコレじゃない!とMASUOは考えています。
50代のおっさんならだれもが思い当たる事。

AZ-1が発売された当時。
「軽自動車で高速道路走ったら壊れるに決まってる!」
車好きの人は誰もがそう言ってました。
今では考えられませんが
そう言う時代だったんです。
技術が追い付いてなかったんです。


今回のブローは、基本的な技術不足(?)に、不運が重なって、
引き金を引いてしまっただけ!

話が長くなったので、続きはまた
Posted at 2022/05/30 16:21:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 修理日記 | 日記
2022年05月26日 イイね!

使用期限?

最近、地元民らしき人のツイッターで?
ド変態チューニングショップに行ってきました♪」
なんて楽しそうなお店でしょう(笑)
興味がわきます。
で、読み進めると?
VR38積んだS14のドリ車がありました」
あれ?当店の事?
ド変態のMASUOです。

さて、ズーとお待たせしていた?

AZ-1のF6Aの作業を再開します。
遠方の方なので、メールでやり取りしていると?

ズーと使っているタービンなので心配…」との事。
ちょうど本日、その作業をするつもりだったので?

チェック!

んん~…
ヤバい模様
ご説明します。

タービンブレードの角が丸くなってます。
ハウジングとブレードの隙間が大きすぎます。

コレは、使用期限です!
オーバーホール又は、交換が必要そうなので、
説明の為、分解


ハウジングのグリス状の汚れは吹き出したオイルではなく、
ブローバイから流れ込んだのでしょう。
コレは問題ないです。
ハウジングとの隙間が大きかったのは
ブレードが減って小さくなった為!。

その証拠に?

ハウジング内側には傷がありません。
グリス状の汚れも残ってますので、擦ってはいません。

じゃ、なんで?減るのか?
サージングを起こして、
溶解した為と思われます。

ブレード側面が、異常なライン(凸凹)です。
ターボチャージャーでは、羽の部分で空気を送り込みます。
入り口側は負圧になり、出口側は加圧されます。
加圧された空気の数%は、ハウジングとの隙間から逆流します。
気圧が高い方から低い方へ流れるのは当然です。
空気は加圧すると、発熱します!
インタークーラーは、加圧され発熱した空気を冷やすためにつけるんです。
発熱した空気の数%が逆流し、されに加圧され発熱します。
コレを繰り返し超高温になります。
この高温の圧縮空気はタービンを温めます。
入り口付近と出口付近を行ったり来たりしながら、
約600℃に達します。
アルミは、600℃程度で溶解します。
そうすると、隙間が増えて?
逆流する空気が増えます。
どんどん温度は上昇し、どんどん羽を溶かします。
え?ハウジングは大丈夫なの?
コレは、質量と断面積の違いです。
薄くて軽いものほど温まりやすく、溶けやすいです。
先にブレードが溶解し始めます。
この車の場合は、ハウジングは大丈夫でした。
実際にハウジングも溶けて、ザラザラになってるのが多いです。

ブレードが小さくなったこのタービンは、加給効率も落ちているはず。
それでなくても小さいのに、さらに風量が減ってます。
コレを、元気モリモリのエンジンに装着すれば?
求められているブーストをかけるために、
過回転になり、やがてブローします!
それまで、さほど時間を要しないでしょう。

タービンオーバーホール
   又は
タービン交換


強くお勧めします!
Posted at 2022/05/26 17:46:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 修理日記 | 日記
2022年05月25日 イイね!

マルチメーター?

燃え尽き症候群的なMASUOです。
例の競技車両は、5月16日に出庫しました。
無くなって、スッキリした様な、やり残した感があるような…
疲れが出たんでしょうね、イマイチをしてました。
ごく普通の作業なので、ブログネタもなく(笑)
ふと、思い出したネタを…

LINKG4を搭載した車。
ちょっとした工夫で、いろんな情報が表示可能です。
MASUOのマイカーS14では?

トラストのインフォタッチに表示してます。
インフォタッチはすでに販売終了してますが、
isoCAN対応のOBDⅡ表示機ならほぼ使えます。

でもMASUO的には不満も少々。
表示できない項目もあるからです。
てなわけで?


昨年、パワーFCからG4Xに変更した33GT-R
この車も以前は?

懐かしい雰囲気漂う?
数個のメーターを並べていました。
このメーターのコントロールユニットが故障して…
新しい部品も販売終了で買えなない!
これらのメーターのセンサーの情報をLINKに入力♪

タッチパネルのモニターに表示しました。モニター搭載位置はまだ検討中♡
LINKのセッティングソフトを使用しているので?

エンジンを始動すると、
自動的にこの画面が表示されます♪
ブースト・油音・水温・排気温度・車速・バッテリー電圧・空燃比
表示項目はお好みで選択(LINKに入力されているもの)
表示数も増やせます
表示方法もレイアウトも変更可能!

なにげに良くないですか?

コレでも、メーターをたくさん付けるよりは安上がりなんです。

最近は、いろんなモニターが販売されているので、
お好みでどうにでもできる♪

せっかく、少し高価なECUを購入したなら、
使い倒さないと
モッタイナイですよね(笑)

Posted at 2022/05/25 18:47:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | セッティング | 日記
2022年05月11日 イイね!

完了?

いよいよ、作業も終盤な雰囲気の競技車両。
昨日、オーナーさんが来店し、
ロールバーの手直しの相談をされました。
でもね、ロールバーをつけた人は、高価な報酬をもらって
プライドと誇りをもって仕事してる訳ですよ。
それを、MASUOが手直しするのはいかがなもんでしょう?
先方は面白くないだろうし
専門外なMASUOは苦労した上、お金も貰えず横柄な対応されるわけです。
当然ですが、お断り!
おかげで超不機嫌になられまして…
当店から運び出す事になりました。

結局、シートも戻ってこないので、ポジション調節も
中途半端!

ま、オーナーさんも同業者なので、
「あとはこっちでやります」って感じかな

車を運び出す前に一作業?
TILTONのオルガンペダル取り付けの際
少しでもフロント側に寄せる工夫で?


アルミブロックで底上げしていました。
このままでは、足を置くスペースが無いので?

フットプレートを製作♪
ただのアルミ板ですが(笑)
前側は、

底上げブロックとペダルフレームに挟みこんだだけ(笑)
後ろ側は?

ステーで固定♪
今現在、固定はこれだけ(笑)
約30mmフロアから浮いた状態です。
基本的に、荷重はペダル付近にしか掛からないけど、
乗り降りの際、真ん中付近に荷重を掛ければ

いとも簡単に曲がります!
下にフレームを組むか?
高ナットで浮かせるか?
色々考えたけど、時間が無い中で悩んでいても?

オーナーさんの機嫌がさらに悪くなるだけ。
怒られる筋合いはないが、
気分の悪い思いもしたくないMASUO的には?

スタイロフォーム!
応急処置のつもりで置いたけど
意外や意外、ジャストフィット♡
これって、断熱にもなるし、音も出ない。

抜群の安定感♪

コレで良いんじゃね?

レギュレーション的にはどうなんでしょう?

あとはオーナーさんに任せよう♪

ECUセットアップやセッティングは他さんでやるので、
MASUOの作業は完了かな?

やっと、お待たせしているお客さんの作業に
向かえます。

Posted at 2022/05/11 19:41:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 修理日記 | 日記

プロフィール

MASUOです。趣味が車いじり。いつの間にか仕事になってしまいました。 車のチューニングや修理の事を、自分なりに検証してます。あくまで、独学です。自分なりの考...
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