C160の搭載

半年前になっちゃいますが，クロスミッションを入れるべく，スプリンターにC160 6MTを載せたのでそのキーポイントを書いておきます．

1. LSDの組み込み;
* 5速の取り外し... 6速ドライブは普通のプラーで外れますが，5速は引っかかりが小さいので取り外しにSSTが必要です．gammaはハスコーのマルチアームギアプラーを使いました．

* バックギアフォークの取り外し... ミッションギアを分解する事なくファイナルやLSDを取り出すには，ミッションケースとベルハウジングの隙間からバックギアリンクを取り外す必要があります．C52はこれが普通の眼鏡レンチで可能ですが，C160はツールパスがないので結構大変です．誰かC160を簡単にばらせる工具，知りませんか?

2. 助手席側マウント;
* C160をAE101の5速車に載せる為のミッションマウントプレート12325-11120と言う部品を使います．これに合う様にAE92純正ミッションマウントLHのA部を延長加工します．
必ず車両後方側を伸ばす事．前方側を加工するとミッションの位置がずれちゃいます．

3. シフトリンケージ;
* ミッション側のリンクを折り曲げ，ショートストローク化
* シフト台座側のケーブルクランプ位置を変更，シフトのセンター位置を変更

但し，gammaの車にはC'sのクイックシフトがついてますので，車両によって若干違うかも．

以上及びAE92車両側の整備解説書，C160の整備解説書の内容を参考する事でAE92にC160を搭載できました．これで約6ヶ月，競技に使いつつノントラブルです．

C160は.....C52に較べ1速も低く，それなりにクロスしてます，
ただ，ホンマモンのクロスミッションにはかなわないですが．
6速巡航では100km/hの回転数が3400rpm→3000rpm程に下がったので，高速は凄く良いです．

しかし.....
世に出ているAE92向けC160搭載情報の少ない事......
まるでAE101と同じ様に搭載可能という人がいますが，とんでもないです．

世の中にまことしやかに流れている間違い．
*AE92にC160を載せる時はAE111 6MT車のミッションマウントとAE92のマウントを溶接して引っ付ける.....全く形が違うのでありえません．
*AE92にC160を載せる時はAE111用のシフトレバーを使うべし....台座の取り付け穴の位置が全く違います．普通の加工では取り付けは難しいと思います．