点火時期を合わせても合わない？＠＠；；

このTL125はポイント点火で、6Vのフライホイールマグネトー点火。

入手直後のトライアル大会でエンジン回転がばらついて失点が多かった（イイ訳）

その後、レストアにかかりポイント調整やキャブレター交換、そして保安部品調達と塗装を施して手をかけたバイクである。

先日、林道ツーリングへ行った訳だが・・・

出発時だけ調子よく、まもなくエンジン回転がばらつきはじめドンドン低回転からの発進が難しくなり・・・待ち合わせ場所までとても気を遣いながら走行した。

林道ツーリングではしんがりを努めて、回転を上げつつ走行し一日無事に走り終え、
帰宅したが、、、。

帰宅後にポイント調整をと思い、合わせていると合わしても合わせても。。。

点火時期が狂う？？

よく観察するとクランクを回すとヘッドのあるカムが回り、ガバナーに付いたカムが
点火接点を押して火花が飛ぶ訳だが、その軸の中心が動いてしまっているようで、要は偏芯してしまっている訳で、カムを受けているヘッドの軸受けが摩耗か損傷しているという事になる（初期型はワンピースヘッドなので、エンジンを降ろして分解しないと見えない）。

で、早速某オクでエンジンを調達（送料含めて７，０００円弱のお買い得価格で入手出来た）

エンジンのチェックだが、

キックをシャフトに固定するネジが頭が無くねじ切れていて陥没している。
チェンジペダルをシャフトに固定するネジがねじ切れていて陥没している。
エンジンヘッドのキャブレター下辺りのフィンがチョット割れている。
エンジンが金色に塗られている。
キックが降りない（シリンダー内のピストンの固着）

こんな感じであった。

本日の休みの作業は以下の通り。

1.ヘッドのポイント取外し（ガバナー・ポイント・コンタクトブレーカーベース）
2.カムとカムスプロケットの分離・取外し

3.左クランクケースカバー＆フライホイールマグネット取外し

4.ヘッド引上げ取外し

5.シリンダー内の固着ピストンの周囲へCRC556をぶっかけて１時間おいておく。

6.シリンダーとピストンの間にCRCが染みこんだ事を確認して、ピストンを上方より当て木をあてた上からプラハンマーでちょっとずつ叩いて様子をみる。

7.大きく動いたので、シリンダーを引上げ抜き取る。

8.パーツを並べて選別しておく。

9.既存のエンジンをTL125から分離する（エンジンステー・ボルト抜き取り）。

10.フレームのエンジン下部分の汚れをぼろ切れで除去。

11.クランクケース下部分の普段掃除できないところの掃除。
（後日、シリンダーはサンドブラスト予定）



今後のエンジン作業の為に“作業台”をあり合わせの木材で作成したら、、、



すごい使いやすそうな収まりになりました。