
ってなワケで、関空からホノルル便専用機で旅して参りました(*´ω`*)
ざっと3時間ほど。
えっと、世界的なCOVID-19の蔓延で国際線の長期欠航が続き、余剰機体が各地に転がっている状態。
ただ、航空機には90日ルールのようなモノがあり、90日以上フライトを実施しなかった場合、ジャッキアップが必要な大掛かりなメンテを行う事になっています。
このメンテに入ると膨大な費用に加え、長期の運用離脱が避けられず、もしメンテ中に運航再開なんて事になると機体不足に陥りかねないため搭乗客ナシでフライトを続けている状態。。。
そんなフライトに遊覧飛行として乗せて欲しいという要望から、現在ANAの成田 - ホノルル専用機"フライングホヌ(空飛ぶウミガメ)"を使った遊覧飛行が行われています(。-_-。)
成田発の遊覧飛行は既に数回行われ、抽選倍率が150倍なんて回も((( ;゚Д゚)))
それが今月、初めて関西国際空港 / 中部国際空港でも遊覧飛行を実施する運びとなり、鵯も情報を嗅ぎ付けて関空便に応募。
しかし、当選発表日になってもANAからの当選メールは届かず落選。
やっぱ高倍率だしそう上手く行かないか…と諦める気持ちと、搭乗料がソコソコお高いので散財を防いだ安堵の気持ちもあったんですが…後日、キャンセル発生で繰り上げ当選メールが届く( ̄Д ̄;)
決して安くないので辞退しようかとも思いましたが、恐らく二度と成田 - ホノルル専用機に搭乗できる機会は無いだろうと思いエントリー。
前置きが相当長くなりましたが…
朝7時に自宅を出発、関西国際空港には8:30頃到着。
関空、よくよく思い返してみると25年ぶりでした…
2階 国内線窓口。

当然、1ミリも記憶がありません。
外国人に人気のガチャガチャ

帰国する前に余った日本硬貨を使い切るための需要があるそうで。
4階 国際線窓口。

減便で全体的に空いている国際線窓口で遊覧飛行の受付を行っていました。
まずは受付を済ませます。
記念品を色々と頂いてからまずは朝食。
おにぎりバーガー
2番人気 ごろごろ手造り肉味噌のせ ¥600

注文してから作るのでアツアツで食べられるのがイイですね(*´ω`*)
おにぎりは絶対出来立てが美味しいですから!
簡単に食事を済ませてから手荷物検査を受けます。
見事に金属探知機に引っかかる。
この頃には飛行機よりも先にワクワク感で気持ちが一足早く離陸してしまっており、全く説明を聞かずスマホや財布などをポケットに入れたまま通過したので。
数年前に沖縄出張でカッターナイフを持参してX線検査で引っかかったのを思い出しました。爆
どうにか無事に出発ロビー。
待ち時間がかなりあったので、減便されつつも離着陸を行う航空機を撮影。
アシアナ航空 エアバスA321-251NX ソウル - 関空便
スターフライヤー エアバスA320-214 関空 - 羽田便
ANA ボーイングB737-881 関空 - 宮古便
ピーチ エアバスA320-214 関空 - 新潟便
チェジュ航空 ボーイングB737-8LC ソウル - 関空便

A320-214はバニラエアがピーチと統合されて塗装変更された機体のようですね。
中国東方航空 エアバスA330-343 上海 - 関空便
FedEx マクドネルダグラスMD-11F 関空 - アンカレッジ便

ボーイング社に吸収されたマクドネルダグラス社が最後に製造した大型機。
三発機…カッコイイですねぇ
カタール航空 ボーイング777-FDZ ドーハ - 関空便

エンジン逆噴射しながらの着陸…コレがイイんですよねぇ
ベストな撮影ポイントこそ期待できないものの、国際空港とは名ばかりと化している伊丹よりも存分に楽しめますね(*´ω`*)
さてさて、ようやく本題に戻ります。
便名は成田の遊覧飛行同様NH2030便。
今回、遊覧飛行は4/17(土)、18(日)の開催でしたが、飛行ルートは気象条件により2パターン用意されていました。

17(土)は悪天候、今回参加した18(日)は好天でしたが、二日間とも赤ルート(奄美大島Uターン)となりました。
搭乗はお高い席が集まる2階席の乗客からシャトルバスに乗って機体に向かいます。
我々お安い1階席メンバーはそこそこ遅めのお声掛けでした。
ジャンボ機って初めて撮影したかもしれません。

政府専用機を含め、国内保有の旅客機は全滅しましたからね…
ANAのA380は通称:フライングホヌと呼ばれ、3機保有。
今回の遊覧飛行はハワイの空をイメージした青い1号機が使用されました。

先月、アモイで初の重整備を受けてきたばかりで、現在2号機がアモイにいます。
デビュー目前にCOVID-19で出番が無くなった3号機はどこ行った…?
下車。
今からハワイへ行くかのようなお見送りですね~

搭乗はスムーズに済ませるため、機体をバックに記念撮影などは降機後にとのアナウンス。
搭乗した1階席44列目は、いわゆる"翼の上席"。
世界最大の旅客機A380の大きい翼で景色が見えないかも?との理由から少しお安く販売された窓側席。

ですが、敢えてココを狙いました。
単に景色だけの画像だと、ロールス・ロイス製4発機のA380に搭乗したか見分けつかないじゃないですか?
この位置なら翼と絡めて撮れるかなと。
結果的に、搭乗した人のほとんどがお高い席で、翼の上席は162席あったんですが10人ほどしかおらずガラガラ。翼が全く邪魔にならない最前列という思わぬラッキーな要素を含んでいました。
…なんで一回目落選したの?(;´д`)
専用ドリンクメニューとA380の安全のしおり。
座席に備え付けられたリモコン。
コレでモニターの操作などを出来るワケですが、思ったようにモニターが動かない!と全部のボタンを押しまくり、出発前から客室乗務員呼び出しボタンを連打してしまう。マジでゴメン。

結果:モニターはタッチパネル式でした。田舎民丸出し。
リモコンの表記はKIX(関空)発 → KIX(関空)着と到着までの予定飛行時間を表示しています。
大勢のスタッフがお見送り。

通常のホノルル便だと、ここまでの手厚いお見送りは無いでしょう…
喜んでイイのか分かりませんが、減便で手空きのスタッフが多いから…?
照明色は色々と変えられるようです。
南側は貨物の荷捌きエリアなんですね
そしていよいよ離陸(*´ω`*)

中央右辺りがA380に搭乗した場所です。。。
第二滑走路
関空全景。

このまま姫路方面へ。
明石海峡大橋
姫路市上空
姫路上空で大きく進路を変えて、琵琶湖~北陸を目指します。
待ってました機内食(*´ω`*)
もちろん座席のグレードで料理も異なります。
お安いエコノミークラス

前菜:ポークパテと林檎のコンフィ、
テフをまとったマグロの生ハム
メインディッシュ:グリルチキン アボガドのグラタン添え
ブレッド:ソフトロール
チーズ:クリームチーズ、クラッカー
デザート:ホワイトスフレチーズケーキ
味は……うん、美味い、不味い以前によく分かりません…。
ごく普通のパンが一番口に合いました…。貧乏舌炸裂。
天候は終始良好でした。
フライングホヌは関空~姫路~琵琶湖~富山と向かい、舞鶴辺りから日本海沿岸をひたすら西へ。
モニターは電子書籍、映画、テレビ、ゲーム等々も楽しめるほか、機体搭載のカメラで景色を堪能できます。
ゲームに至っては、機内の乗客と通信対戦できます。

垂直尾翼にカメラ付いとるんか…
コックピット風表記も

目的地まで色々と楽しめる要素が盛り込まれてますね~
奄美大島でUターンし、遊覧飛行は終盤。
小松島市上空
南あわじ市上空
着陸前にはハワイの虹をイメージした照明に
関空が見えてきました。
大阪湾で大きく旋回して24Lから着陸。

着陸。内側のエンジン2基のみ逆噴射してましたね。
ただいま~
フライングホヌが到着するタラップ。
右端のクレーン車に乗っている方が誘導員。

101番ゲートに到着。
離陸前に客室乗務員の方に機内見学を交渉したところ、乗客が降りた後に特別に2階席をガイド付きで見せていただけることに(ノω`*)ノ"
1階席 エコノミークラス 383席
遊覧飛行 窓側¥49,000、窓側(翼の上)¥47,000、通路側¥44,000
2階席 プレミアムエコノミークラス 73席
遊覧飛行 窓側¥54,000、通路側¥49,000
2階席 ビジネスクラス 56席
遊覧飛行 窓側¥73,000、通路側:¥68,000
2階席 ファーストクラス 8席
遊覧飛行 ¥112,000
広角レンズでも収まらず。
これは画像手前の隣席との壁を取り除いた状態で、同乗者と会話できるようになってます。。。
もちろん座席はフルフラットになります。
フライングホヌの座席数は520席ですが、抽選倍率は5倍、参加者は230人だったそうで。
結局、添乗員の方々と最後に降りました。。。
機長がお見送り~
立ち入れるエリアが狭く、全景を写せません…
航空機としては昨年 中部国際空港に寄港して話題となった貨物機アントノフAn-225ムリーヤに次いで2位の大きさ。
全長80m超、全幅80m超は旅客機としては世界最大になります。。。
フライングホヌに別れを告げ、第一ターミナルへ戻ってきました。
ホントに貸切かと思うほどガラガラです…
クルマに戻ったところで雨が降り始めました。
遊覧飛行中は終始天候に恵まれ、ジャストタイミングだったと言えるでしょう。
道中夕食を済ませ、19時過ぎに帰宅。
戦利品
今回の航路は、ウミガメに見えるようなルートを組んだそう。

フライングホヌは翌日(月曜)に翌週末の遊覧飛行に備えて中部国際空港へ飛んでいきました。
こんなご時世に遊覧飛行とか、何やってるんだなんて声も聞かれますが、A380の機内は3分で空気が全て入れ替わる構造となっており、そもそも周りに誰も居ないくらいガラガラでしたからね…。
本来あるべきホノルル便に戻れるのはいつになるのか?まだまだ先が見えない日常から早く脱却したいところです。
以上!おしまい!!