<鳩山元首相に聞く>「野田さん私を使ってください」 ゆらぐ日中問題、オスプレイ配備、エネルギー
毎日新聞 10月9日(火)16時49分配信
尖閣問題で日中関係が揺らぎ、オスプレイ配備で沖縄の怒りが激化する中、なぜか思い出される人がいる。「宇宙人」こと鳩山由紀夫元首相。あの劇的な政権交代から3年が過ぎ、民主党政権は変わり果てた。内外の課題に今、何を思うのか。松田喬和専門編集委員が聞いた。【構成・大槻英二、藤田祐子】
--日中関係はどうしたらいいと考えますか。
鳩山 日中は極めて重要な関係です。私は、歴史を検証しながら、未来に向け中国や韓国をはじめとする近隣諸国と仲のいい関係を築くために「東アジア共同体」という構想を提唱してきました。先日、程永華駐日中国大使に会いましたが、「東アジア共同体に期待していました」とおっしゃっていた。
「鳩山のせいで日米関係がむちゃくちゃになったから、今の事態が起きた」との批判がありますが、それは言いがかり。私が首相を務めていた間は近隣諸国といざこざは起きなかった。
尖閣諸島が日本の領土であることは歴史的事実として明らかです。政府は「領土問題は存在しない」なんて形式的な対応ではなく、「日清戦争末期に日本が盗んだ」などという中国の主張に対し、その認識は誤りだときちんと反論すべきです。
--野田佳彦首相は、胡錦濤(こきんとう)国家主席と話をした2日後に尖閣の国有化を宣言しました。
鳩山 中国側にすれば体面を傷つけられる結果になりました。国有化という方向は間違っていないが、水面下できちんと根回しすることが必要でした。国内の所有権が変わるだけの話などとせず、政治家が努力すべきだった。
3日に野田首相から「再選されたのでよろしく」との電話があったので、「私が役に立つことがあれば使ってください」と申し上げました。
--アジア重視は祖父、鳩山一郎元首相譲りですか。
鳩山 DNAかどうか分かりませんが、東アジア共同体構想は、クーデンホーフ・カレルギーの友愛思想が欧州共同体(現欧州連合=EU)に結実したのにならい、東アジアでも政治、安全保障も含む共同体を作りたいと考えたからです。祖父一郎は、米国一辺倒の吉田茂元首相に対し、米軍駐留経費を削減するなどしました。米国に追従するだけではなく独立国としての気概を持たなくてはならないというところは祖父譲りでしょう。
■「最低でも県外」間違っていない
--尖閣問題にタイミングを合わせるかのように、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが沖縄・普天間飛行場(宜野湾市)に配備されました。
鳩山 オスプレイは決して、「安全性が確認された」と政府が宣言できるものではありません。墜落事故は人為的ミスだとされているが、機体自体が非常に操縦しにくいという欠陥を持っている。そういうものを今、沖縄に配備するべきではない。
私は、普天間飛行場について「最低でも県外へ移設を」と提唱しながら挫折し、沖縄の皆様を失望させ、大変申し訳ないと思っています。しかし
「最低でも県外」と主張したことは今でも間違っていたとは思いません。米軍への基地の提供という沖縄の大きな負担を少しでも和らげたいという世論が高まったのは事実ですし、
私の主張がきっかけで、沖縄の皆さんが辺野古(名護市)への移設ではダメだと盛り上がったのだと思います。
最近、米上院軍事委員会のレビン委員長が「辺野古では無理」と示唆するなど、米側の主張が変わり始めています。明るい材料です。米国議会人たちと協力して、新しい移設先を決めていく責務が日本政府にあります。
(記事続く)
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まだ国会議員やってんだな。
驚いたことに自分のやらかした事に対して間違っていたとは思っていないらしい。
挙句の果てに「日米関係がぐらついたのは私のせいではない」ってさwwww
その台詞をもう一度オバマの前で言ってみろ馬鹿。
てかこんなキチガイにインタビューする毎日の気が知れん。
Posted at 2012/10/10 00:05:28 | |
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