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黒鉄のブログ一覧

2021年10月09日 イイね!

「純正」の開発には何百億もかかってるという事を忘れてはいけない

最近はミニコンプロのセッティングの為にレー探のOBD表示項目をいくつか変更しているのですが、気付いたことがあります。
スロットル開度10%~20%程度のチョイ踏み巡行時にMAF(エアフロセンサ)の値がえらく振れるんです。
1~2g/sくらいの振れならそこまで体感できる変化は無いのですが、稀に4~5g/sほど振れることがあり、その時に明らかに加速が息つきしています。
スロットル開度の数値は変化していないので恐らくはエアフロセンサ付近の気流の乱れによる計測の振れだと思うのですが、計測値が大幅に上側にずれた瞬間に点火の遅角制御が入ってるので、ECUが低回転×空気量大=高負荷状態と勘違いした結果、点火時期の高負荷遅角が入って出力が低下しているのだと思います。

ノックリタードではないのがわかったので一安心ですが、何故エアフロセンサ値がそこまで振れるのか考えた時に思い当たったのが、吸気ダクトに付いてるレゾネーターでした。
メインの役割は吸気音の低減だろうと考えて軽量化の為に取り外していたのですが、試しに取り付けて走ってみたところ、数値の振れがかなり改善されました。
振れないわけではないのですが、振れの速度が緩和されたような感じで、急激な数値の上下による制御のギクシャク感はほぼなくなりました。
そして不思議なのが、登り坂でやや負荷がかかった時にも結構数値が振れるのですが、レゾネーター無しの時のように遅角で失速する挙動が出ないのです。
恐らくレー探のOBDデータサンプリングレート以下の部分で何かが違うのか、あるいはOBDの数値には出ない何かが大きく変化しているのか…。

ともあれ、純正のレゾネーターには消音だけでなく吸気流の乱れを抑える効果があるのは確かなようです。
レゾネーターの有無で吸気管内の気流がどのように変化しているのかは高性能な流体シミュレータが無いとわからないので、そこは完全にメーカーの領域ですが、勘違いしてはいけないのが「これがベストなのか?」という問いの答えはメーカーにもわからないという事です。
もしかしたら消音の為だけに設計したレゾネーターが、たまたま絶妙に吸気流の乱れを抑える形状になってしまった可能性もあるのです。(その場合、試運転で仮に吸気流の乱れが原因で制御が誤作動すれば勿論メーカーは原因を究明して対策してくるでしょうが)
Posted at 2021/10/09 20:36:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | アルト | クルマ
2021年10月02日 イイね!

パーツレビューに

エンジン内部で何が起こってるのかはネットの情報よりも書籍で勉強しろと書いておいて何だと言われるかもしれないけど、こういう情報なら別である。

私を含めて、何処の誰が書いたかもわからないブログ記事みたいな真偽不明の情報で勉強するとマズイと言ってるのであって、こういった専門的な教育を目的とした情報はガンガン活用していくべきである。

上で紹介したのは大学でエンジン工学を専攻する人向けの超が付くほど専門的な内容を掲載しているサイトだが、別にこの内容を完全に理解する必要はない。
私だって内容の半分も理解しているか怪しい。
大事なのは書かれている内容を「理解したい」と思って必死に読むことだ。
最初は理解できない部分は飛ばしていい。
理解できる部分を探してしっかり読む。
するとその前後の理解できなかった部分が徐々に理解できるようになってくる(事もある)。
そうして得た正しい知識は自分の車を弄る時の「こんなはずじゃなかった」を防ぐ大きな力になる。

こういった専門的な知識を勉強するのが「楽しい」を通り越して「気持ちいい」と思える人は間違いなく私と同類です。
Posted at 2021/10/02 22:49:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | テクノロジー | クルマ
2021年09月25日 イイね!

実験してみた

一昨日の記事を書いてから、ヒューズに電気が流れやすくなる≒容量のデカいヒューズを入れたのと一緒ということは、本当に容量のデカいヒューズを入れたら何か変化があるかも?と思いついて実験してみた。

被験車両はたまたま店にあった中古車ワゴンR(H26年式)

簡単に実験出来てしっかり数字で確認できるものっていうとヘッドライトしか思いつかなかったので、今回はヘッドライトの明るさに変化があるか実験してみた。

とりあえず各ヒューズの抵抗値を計ってみたが、結構計測ごとの誤差が大きかったので、大体の数字で勘弁してほしい。

中古15Aヒューズ:約1.3~1.4Ω
新品15Aヒューズ:約1.1~1.2Ω
新品20Aヒューズ:約1.1~1.0Ω
新品25Aヒューズ:約0.9~0.95Ω
新品30Aヒューズ:約0.8~0.9Ω

とまぁ、予想通りヒューズの容量が大きいほど抵抗は小さい。
中古ヒューズの抵抗が新品より少し高いが、これが経年劣化によるものなのか、個体差によるものなのかを明らかにするにはもっとサンプル数が必要なのでここで明言は避ける。

次に完全暖機後に15Aヒューズと30Aヒューズを入れ替えてヘッドライトの光度を計測してみた。

中古15Aヒューズ:212hCd
新品15Aヒューズ:211hCd
新品30Aヒューズ:209hCd

予想に反して抵抗の小さいヒューズ程光度が低いが、ほぼ誤差の範囲と思われる。
ハロゲン球のような電圧値がモロに違いとして現れる製品でこうなのだから、他の電装品に関しては誤差すら表れないのでないかという感じです。

付け加えて言うと、自動車に使われている電気・電子部品において、電源電圧が上昇することで「車両の運動性能の向上」が期待できる部品っていうのはぶっちゃけイグニッションコイル(スパークプラグ含む)以外に無いんですよ。

一部の例外を除いて、センサー類っていうのは車両の電源電圧の変動で計測値が変わらないように、ECU内部で作られた5V安定化電源で作動しています。
なので仮にヒューズの抵抗が減ってECUにかかる電圧が14Vから14.1Vになったとしてもセンサーの応答速度が速くなったり正確性が上がったりはしないわけです。
で、車のアクチュエーターって基本的にはモーターかコイルか電球になってて、それぞれ電源電圧が上がれば仕事量は増えるんですが、ワイパーが速く動いたりヘッドライトが明るくなっても、それによって車自体が速くなったりはしないわけで、走行性能に関わるようなアクチュエーターってのは前述したとおりイグニッションコイルぐらいなんです。

なので、効果の怪しい変なヒューズを付けるよりは、プラグを性能良いヤツに換えて、ヘッドからアーシング取って、余裕があれば強化イグニッションコイルとか入れた方がいいっていうのが私の個人的見解です。

しかし結局のところ…どう思うかは貴方次第!ってことで、よろしくお願いします。

べつに件のヒューズに関しては、法に反してるわけでも特段危険なわけでもないし、付けて本人が「良くなった!」っていうなら別にいいと思います。
販売元が犯罪がらみだったりヤクザとかならまた話は別ですが。
Posted at 2021/09/25 14:38:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | テクノロジー | クルマ
2021年09月23日 イイね!

信じない 信じないよ 信じらんない(ドギーマン)

なんとな~くモヤっとしていたあのパーツ、GoodSpeedさんが丁寧に解説してくれました。


いやまぁ私も信じてない方の人間ですが、なんで信じてなかったかって言うとそりゃまぁGoodさんのおっしゃる通り「ヒューズに電流が流れやすくなっちゃダメなんじゃねぇの…?」っていう理由ですよ。
っていうか、電流が流れやすいヒューズってそれ単純にワンサイズ上のヒューズってことじゃね?
ヒューズってのは抵抗があるから大電流が流れた時に発熱して切れるわけで、その抵抗値を下げればヒューズで失われてた電力が電装品に回せるんだからそりゃ電装品は元気になるよね?とか、でもヒューズの抵抗値を下げるってことは突き詰めればヒューズの部分を直結しちゃうってことで、それもはやヒューズじゃないよね?と私は考えるのでこの手の物は信じていません。

信じてないので商品紹介も詳しく見たことなかったんですが、記事を書くにあたって調べてみたらビックリですよ。
公式サイト(なのかどうかも怪しい)のどこを見ても、「ヒューズの何がどう変わっているから、車の何がどうなる」という理論的な説明が一切無い!

「ヒューズを交換するだけで車やバイクの走りに変化を与える」って何がどう変わるのよ?
これ、仮に何かが悪化したとしても「いや、変化はしたでしょ?」って言う逃げがかませるやつじゃん(笑

CUSCOさんでも取り扱ってるみたいで、そっちの方が詳しい説明載ってるんだけど、ここでもびっくりしたのがICE BOLTの説明ですよ。
「金属原子の配列を適正化」とか「確実かつ均一にメッキ処理」とか書いてますが、肝心のボルトの素材・メッキの素材が不明!
電気伝導率を上げるという目的であればメッキは必然的に銀メッキになるはずですが、これはどう見ても銀では無さそうです。
そもそも表面にメッキを施すのであればボルトの素材とか状態とか関係ないのでは…?
とか色々と突っ込みどころが多すぎて書ききれません。

でも(本人が)幸せならOKです(画像略)

ちなみに、アーシング(アース増設)にはきちんと理論的裏付けがあるので効果はあるのですが、バッテリーの-端子にターミナルをくっつけてそこにボルト止めしていくタイプのものはお勧めしません。過去に某メーカーの製品でターミナルの両端で抵抗測ったらガッツリ抵抗あって笑ったことがあります。
本気でやるなら端子の固定ボルトに直接固定か、どうしてもターミナルを使うなら銅板で自作する方がいいです。
Posted at 2021/09/23 22:48:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | テクノロジー | クルマ
2021年09月12日 イイね!

Twitterで見つけたちょっと笑える話

ヨーロッパでEV用の充電スタンドが足りなくて発電機式充電スタンドが登場してるっていう
https://twitter.com/Nmv7NiqD7znspbO/status/1436083469902180353
これなんだけど、

https://twitter.com/ohnuki_tsuyoshi/status/1436528480338866181
こういう反論をしてる人がいる。

確かに発電機用のエンジンは一定回転で使う前提なので燃費は良いが、内燃機関の熱効率は最新の最高のエンジンで全開全負荷時に約40%、そうして得られた出力を電力に変換する効率が約50%である。
つまり発電機で使えるのは燃やした燃料の持っていたエネルギーの約20%が限界なのだ。
だったらエネルギー効率的には正味熱効率20%の内燃機関車をそのまま走らせてるのと変わらない。

〉小型軽量化の必要がないので排ガス浄化装置などを充実できるし、良いことずくめだ。
とも反論しているが、この人は内燃機関の排ガス浄化については自動車用こそが最高レベルなのを知らないのか。
浄化装置を充実「できる」のと充実「させている」かどうかは別の話である。商売でやってるんだから、付けなくてもいいものをわざわざ金かけてつけてたら他社に負けて会社が潰れてしまう。
小型発電機の排ガスなんて規制が無いから垂れ流しだぞ?
これを自動車の排ガス並に綺麗にしろなんて言われたら、そこに付くのは自動車用の排ガス浄化装置だし、そうなるとやってることは駐車場に停まってる車のエンジンを一定回転で回して発電してEVを充電するのと一緒っていうワケワカンナイヨー!なことになるのである。

付け加えて言うならこういう発電機は移動できるように小型軽量化した結果があのサイズなのであって、それこそが商品力なのだから逆に言えば小型軽量化こそが最も必要とされているのだ。
そのためには法で規制されていない排ガス浄化装置なんて付けていられない。

国の今後を左右するような事柄をその場の勢いや思い付きみたいなノリで決めちゃうとこういう本末転倒な事が起こるといういい例ですな。
Posted at 2021/09/12 07:23:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | テクノロジー | クルマ

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「今年は色々頑張って月収を1万ほど増やしたんですよ。そしたら今日会社とは別件で所属してる組織からお達しがあって、毎月1万徴収されることになりまして、世の中なかなか上手くいかねぇなって思った次第です。まじで宝くじ当たんねぇかな。」
何シテル?   11/03 21:15
インプとかアルトとか乗ってますが正体はスポーツ走行もできる燃費ジャンキーです。 独自の車弄り論やドライビング論を持ってるので、合わない人は合わないかもです。 ...

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