前編からの続きです。
5.アクリルパネル加工
工具:ヤスリ各種、糸鋸、カッター、鉛筆、電動ドリル、ドリル刃8mm(なければ小さいのでもいいですが、5mm程度はほしいです)、電動ドリル径回転ヤスリ、台座用木片
部品:アクリルパネル2mm、両面テープ
この工程の目的は、アルミパネルの代わりのアクリルパネルを加工、作成することです。
部材の厚みはツマミ類の締め付けの奥行きを考えると合計3mmが限界です。
私の場合、アクリルパネル2mm+厚手の透明両面テープ1mmで都合3mmとしました。

ELパネルがなくなったので光源をLEDにするわけですが、表面プラスチックを裏から照らすためには光を通すアクリルパネルを使い、骨組みと透過を同時に実現するという訳です。
アクリルパネルに原型のアルミパネルを置き、型取りします。
かたどった後には外枠を糸鋸でカットします。マイエリの場合には比較的スペースに余裕があったので、割といい加減にカットしても大丈夫でした。
特に上部は余裕があり、アルミパネル通りの形である必要はありません。
単純な四角でOkでした。
この工程で最も重要な点は、アクリルパネルの穴開けです。
単純な円型ではない穴が3種類もあり、丁寧に処理しないといけません。
ここでは、まず電動ドリルで適当な穴をあけて、ヤスリで追加加工してアルミと同じ型にしていく方法をお勧めします。
またこまめに何度も現物をあわせてみること、表面プラも何度もあわせてみて
・センターが出ているか
・形があっているか
を確認しながら進めたほうがいいです。
私は、異形穴をいい加減に加工し、電動ドリル+回転ヤスリで雑にやったため丸くなってしまい、空調ユニットの穴の加工を失敗しグルグルにしてしまいました。
締め付けトルクで何とかしていますが、かっこ悪いっす。
さらにセンターが出てないので、セレクタがセンターに行っていません。
はふー、かっこわりい。
手順は
コチラ。
6.仕上げと組み上げ
工具:ハンダ鏝、ヤスリセット
部品:エーモン製品LED(光るオリジナルプレートを作ろうパーツから流用)、ハンダ、アルミテープ、両面テープ
この工程の目的は光らせること。
最終目的ですね。

この写真は失敗版です。真ん中の風力ユニットに光が全く届いていません。
整備手帳の方ではいろいろとトラブッています。
・ハンダつけNGで通電せず。LED迷走1
・LED迷走2
が、それは読み物として楽しんでもらうとして、難しかったのはLEDパーツの選定と、どう配置するか、ですね。
マイエリ2007の場合は、上部に余裕があるため、上からLEDで照らすということにしました。

前述の失敗版と比較すると光の届き方が全然違うのがわかると思います。
また光漏れを防ぐために裏面にアルミテープを貼りました。これは質感を上げるのにも役立ちましたね。
手順はコチラ(アルミテープ貼り付けまで)+コチラ(LED発光)。
いやー、この連載は早く切り上げたかったのに、思いのほか時間がかかりましたね。
振り返ってみると、重要だったのは
・内装はがし、分解手順の習得
・アクリルパネル穴加工
・LED選択
の3点でしょうか。
何よりEVA Titer師匠には何度も何度も助けていただき、本当に心から感謝いたします。
ありがとうございました。
皆さんがもし、このブログ、整備手帳を参考に施工される際には、私のように七転八倒せず、さらっと改善できますことを心より祈念します。
それではこの辺で~ありがとうございました。
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エリ整備 | 日記
Posted at
2012/03/17 22:05:39