
チーズ大ウケ!@ひでエリです。
あんだ〜王からの賜り物を土産にマイ奥に持ち帰ったところ大喜び。昨日から行っていた長野の牧場のソーセージとチーズ類。
なんか俺よりOSP稼ぐの上手くてどうかと思うが、ありがとう!
(このスレが思いのほか長生きで、結構PVが伸びるので補足です。下記はあくまでも個人の知見と感想であり、メーカーさん公式の話でもありません。気を悪くされた関係者の方がいらっしゃったら、大変申し訳ありません。一般ユーザーの方は「ふーん」くらいの気持ちで読んでいただければと思います)
そしてオマケとは言うものの、長野限定のマルスウイスキー信州、頂きました。
お土産色メガネ無しでしっかりレビューしてくれとのあんだ〜王のお言葉ですので、私の拙い舌で感じられる部分を正直に書きますね。
まず、みなさんはマルスウイスキーを作っている本坊酒造という会社をご存知でしょうか?
数年前に毎週感動させられていた、朝の連ドラ「マッサン」を熱心にご覧になっていた方なら知っていらっしゃるかもしれません。
この会社の当時の社長は、なんとあの日本のウイスキーの父、NIKKA創業者の竹鶴政孝翁をイギリスに私費留学させて、ウイスキーの技術を持ち帰るようにさせた方。つまりこの会社の社長がその当時、竹鶴政孝翁に行ってこい!と言わなければジャパニーズウイスキーはこの世にない、リタ(劇中ではエリー)との出会いもない!という日本のウイスキーの歴史には欠くことの出来ないウイスキーメーカーなのです。
では小さいが「良い癖」のある日本のウイスキーメーカーで有名なところといえば、秩父のイチローズモルトかなと。ウイスキー好きの方ならイチローズモルト、飲んでみたいという方は多いのでは…?こちらは5000〜8000円代とツウ好みな割りにちょっと高いのでは?でもまあ美味いから買うか、という値段。
一方、マルスウイスキー、本坊酒造は微妙な立ち位置です。
まず値段が安い。ちょっと心配になる2000円以下。次に年数表示なし。つまり熟成の若い酒が中心。
と、ここまで読んでお分かりの通り、通好みではなく、一般大衆に広く受け入れられる酒造りをやろうと思っていそうなことが分かります。しかしこの領域はサントリーの牙城。トリス、レッド、角など、歴史に残るCMを素晴らしい女優さんたちをつかってプル戦略を徹底、宣伝効果でウイスキーの味など分からなくても美味い、かつサッパリするハイボール戦略が昨今目白押しでございます。
キッタカやらイガワ、カンノ、古くは大原麗子…そしてそのサントリー広報にはあの開高健までいる始末。
このセグメントに殴り込み、はそもそも分が悪すぎますね。
裏を返すとこんなマーケットでサントリー以外の酒を知ってる方がおかしい(笑)
それくらい分の悪い戦いを、あえてやる会社であるということはみなさんにお知らせしたくて、長い前振りをさせて頂きました。
そして今回飲む酒はブレンデッドウイスキー、です。
ウイスキーには大きく分けて、モルトウイスキーとブレンデッドウイスキーの2種類があります。
好きな人は大好きな、癖のつよーいモルトウイスキー。最たるものはアイラ島のウイスキーとかです。まさにマッサンもコレが好きでコレを作りたいと世に広めたものの、飲んだことのない強い蒸留酒に当時の一般人(株主さん含む)はソッポをむきました。
対してそのモルトウイスキーに水のような味わいのグレーンウイスキーというモノを「ブレンド」して飲みやすさを出したウイスキーがブレンデッドウイスキーです。
これもアルコール度数は40度前後と高いものの味わいはマイルドです。今回のマルスウイスキー信州はこちらの部類のウイスキーです。
さて。やっと本題です。
で、日本のウイスキー史上に燦然と名を残すマルスウイスキーですが、お味の方はいかがでしょうか?
色から行きましょう。
ウイスキーの色はそもそも樽の木からでるタンニンなどの色。ウイスキーは0年目は基本「蒸留酒」なので無色透明。熟成の若いウイスキーはタルの色がうつる期間が短いので色が薄いのが普通です。
ではなぜ年数が若いと言っているのか。
年数表示には決まりがあって10年と書くためには一定以上の10年以上寝かせた酒が入っていることが条件なのです。
ノンエイジ、年数がないボトルはつまり1年未満か、書くに値しないと思われる年数なので書かないのかの何れかかと推測される訳ですが、この「信州」はやたらと色が濃い。
そして、味ですが、一言でいうと「甘い」。それもベタッと甘い。先に書いた色の濃さの理由がカラメル系の由来ではないかと、個人的に思ってしまいます。
サントリーが白州蒸溜所付近で売っている「北杜」というウイスキーがあるのですが、アレも同様な感じでした。
ロックやストレートで飲むには微妙な酒と言えるでしょう。はっきり言うとのめない!
一方、こういう酒はハイボールに向いています。甘くてボヤッとした味のウイスキーはキリキリッとした炭酸と混ぜることで、非常に良いバランスになるのです。
これを
「ハイボールは安いバーボンに限る!」
というme-me氏の格言に置き換えますと、
さっさとハイボールで飲み切るべき酒!
という評価となります。
すみません、失礼します!
(ダッ!逃)
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酒 | 日記
Posted at
2017/07/09 22:17:50