
準備準備@ひでエリです。
まあつっても3-4日分持って行って向こうでコインランドリー行けばいいし、大した準備いらんけどな…。
さてマンガです。
1.進撃の巨人29
さぁ、盛り上がって参りました!
誰の考えが筋が通っているのかが混沌としてきており、まさに戦争。
最近「独ソ戦」という凄惨な新書を読みましたが、ヒトラーとスターリンの泥仕合とそれに振り回される兵士と国民の悲惨さといったらもう…。
今回は前回引きで主要なキャラクターである人類最強の戦士がその後どうなったか、そしてジークはどうなった?エレンは何故ブチ切れ体質に?など様々な謎が解けます。
が、この漫画は読んでる人が多いので詳細は伏せましょう。
この巻で刺さったセリフは
ガビ「ここには悪魔はいなかった。いたのは私たちと同じ人間だった…」
です。
独ソ戦で互いに相手を悪魔と呼び、世界観の違いから絶滅させるまで殺す!と言い続ける両国のトップ。
愚かとしか…。
平和を希求しましょう。
2.サーカスの少女オルガ3(完結)
絵柄が可愛い山本ルンルンのロシアンロマン完結。
こちらはマイナー過ぎて読んでる人いないと思うのでネタバレでいきましょう。
サーカスに拾われ綱渡りの少女として有名になって行くオルガに、芸術肌で資産家の跡継ぎ息子ユーリィは、オルガに魅入られつつも憎まれ口を叩いてお別れ。
オルガは彼がデザインしたお菓子の缶の蓋を後生大事にしている、そんなところでゆるーい2巻の引き。
最終巻3巻は時代が飛んで、オルガはサーカスの立派な大スターに。相棒の奇術師レオとの関係も悪くはないものの、自らを信奉するファンの男たちの間を奔放に渡り歩く日々。
未だお菓子の缶のふたを後生大事にしまっており、ユーリィとの思い出は忘れらない様子。
そんな頃、資産家の息子として「為すべきことを為し」てきたユーリィは資産家の息子では、自らの生き方とのギャップが大きすぎることに気づき、とうとう新妻も家も放り出して志願兵として先の独ソ戦に身を投じます。
そして利き腕の右腕を無くし、前線での働きはできなくなってしまい故郷に帰ると、家族はロシアを見捨てて亡命していました。ブルジョワ家が国を捨て亡命、残された家族である故障軍人…これでは軍内勤は無理です。
もはや帰るべき場所さえなくしてしまったユーリィが見たものはオルガのサーカスで最終日にレオとの結婚特別公演!とあるポスター。
友人たちからユーリィは志願兵として戦争に出たことを聞き、オルガはレオを受け入れて結婚を決めていたのです。
居ても立っても居られなくなったユーリィは文無しにもかかわらず、サーカスに飛び込み、オルガに思い出の憎まれ口を投げかけます。
「おいっ、サル!なんだその演技は!そんなんじゃ僕の心は動かないぞ!」
オルガは自分が本当に待っていたのはユーリィであると即座に気づき、レオを捨ててそのまま駆け落ち…。
後日談も少し。
小さな田舎のサーカスで変わらず綱渡りを披露するオルガに、オルガを描き続けるユーリィ。
モスクワから
「私と一緒に新しい芸術を作りましょう!」
と女優と監督がオルガを口説きに来ますが、オルガは
「いいえ、欲しいものは全てここにある」
と一蹴。
で、finです。
うーむ、絵は上手くない、正直上手くないしコマ割りとかも一昔前感がハンパない。
しかし絵本のような可愛い絵柄と、切ないオルガの心境やユーリィの心理的葛藤、レオの悪役っぷりなどが、上手く3冊でまとめられている良作でした。
絵柄や内容から20代前半の女性におススメしたいマンガですね。
オサーン向きではありませんw
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サブカル
Posted at
2019/08/10 13:17:35