まおゆう魔王勇者イイ！

さんたて...＠ひでエリです。

マリーンズ、ロウキ先発でもサンタテで負けてしまいました。
ハムの精密機械加藤と後続は打てず。
今後、ウチは相性の良い檻、ハムはソフバンとの対戦が多いのが若干の救いです。
もはや他力本願になる部分も多くなって情けないですが、現状のウチの打棒の実力では投手が不調な檻との勝ちに賭けるしかない感じですね。
しっかしホントに調子悪いなロウキ。
みんカラマリーンズ板も辛口です。
ふう...。
まあ最後まで見届けましょう。

そんなハム戦を見ずにアマプラdアニメの12話1クール、倉庫で一気見してしまった

第2弾：まおゆう魔王勇者

です。
これはやまちゃんとあんだ～さん両推しで、期待の作品でした。
2013年ともはや11年前のアニメなのでネタバレでいきます。

やまちゃんによれば、原作は２ちゃんにスレが建てられ連載されるという今ではあまりなさそうな流れで、売れた原作者が脱税で捕まってしまって、相当な良作だったにも関わらず続編が作られなくなってしまったという残念アニメです。

が、内容はとても良かったです。
お勧めできます！

単独突撃した激強勇者が、女性魔王に会っていきなり魔王から
「勇者よ、我のものになれ！」
といわれ、それを勇者が「断る」ところからスタートです。
1話でいきなりこの展開かよ！と思いましたが、この後が長かったのでむしろここでグズグズせずよかったです。
魔王はタレ目で巨乳、ちょっと自己肯定感低めですけどロジカルで博識、私の好みのタイプですｗ
二人は人間vs魔族との戦のあとを考えることで、双方が合意。
互いが互いのものになる、という契約を交わして世の中を変えていくことに。

先ずは食糧事情を改善させるために、最大４毛作が可能なじゃがいも、連作障害の防止のために畑を４つに分けて小麦、じゃがいも、クローバー、休作を毎年繰り返すことで単位面積あたりの収穫量を各段にアップさせることで辺境の国を救うことに成功。
農奴の姉妹を救ってメイドにします。
この姉が9話で劇的に成長。この作品においての最高峰な演説をぶちかまします。
これは見どころの一つでしょう。

魔王は転生者とかではないのですが、その後も現代地球世界では常識になっているような知識をもって、この世界の食糧事情を一変させていきます。
先ずはその実績をもって商会を味方に招き入れ、影響力を高めていきます。
一方、既存勢力の教会や魔族との戦争継続で儲けを得ている中央諸国は面白くないため、ここに横やりをいれてきます。

が、この横やりの際に知恵を借りたいのに、魔王はちょうど魔界に帰っていて不在。
何とか乗り切るもののメイド姉は魔王に化けて民衆の前で異端扱いされ鞭を打たれ打ち首直前までいくものの、先の演説で乗り切ました。

魔王と勇者との魔界での一幕もありましたが、さあ周辺諸国との問題をどう解決する？というところでアニメは終了してしまいました...。

ざっくりのあらすじは上記ですが、3回に1回くらいある魔王と勇者のイチャイチャやサブキャラの女騎士との恋敵展開がラブコメとしても良作です。
更にこのアニメの敷居を上げているといわれる経済政策の話などが比較的わかりやすく語られます。
先ほどお話しした食料事情改善、2種貨幣政策、武器改良などなど、魔王が人間世に与える施策の数々、なるほど感がちゃんとしていて素晴らしいです。
ただし魔王の知識の源泉については語られないので、さすがにそこはガマンです。

作画も11年前とは思えない安定感です。
更に主人公とヒロインの組み合わせが、現行の「狼と香辛料」のメイン担当の二人、小清水さんと福島さんなので声優演技の安定感も抜群でした。

ちゃんと説明や複線が分かりやすく配置されており、違和感やすっ飛ばされ感はなく、どこかの「ダリフラ」とはだいぶ違ったと思います。

改めてお勧めできるアニメでした。