俺の購読リストに間違いはない!@ひでエリです。
年末前だからか、コミックスの発売が毎日続いていますね。
通常のマンガアプリの話単位での確認に加え、kindleでの毎日の新刊配信はテン上げです。毎朝毎晩楽しいですね。
アニメも今期のアニメをだいたい一巡してフォロー必須の案件は「ダンダダン」と確定したので、dアニメのよさそうな奴を掘っています。
この辺はまた別スレで。
さて、マンガ原作【推しの子】、先々週にヤンジャン最終回を迎え、ジャンプラ勢も先日1週間遅れで最終回を迎えました。
私はこの作品のファンとして、ヤンジャンアプリで課金、東京からの品川乗り換えの際にkioskで物理ヤンジャンを購入して課金、もちろんコミックスは電書を予約済みということで、私的には最大限の課金をさせていただき、この最終回を迎えました。
さて、ここからはネタバレ含みますので、アニメ勢か原作を最終回まで観てない人は読むのをいったんおやめになり、よくわかんねえ私の温泉話でも見てください。
こんなもんでいいか...。
さてこの推しの子、ですが、アニメ勢もマンガ勢もしょっぱなで主人公だと思ったアイが刺されて4ぬという展開から度肝を抜かれました。
しかしそのあとの展開で、転生した二人の双子が愛しくなる、そして取り巻く友人関係が愛しくなる、そんなお話でした。
そんな展開が急変したのは終盤の10話あたり、ラブコメだと思っていた読者は急激なシリアス展開に脳みそがついていきません。
この話は「芸能界の裏側を全部描く」的なサブテーマを持っていましたが、ネームとしてのコアは序盤で56されてしまったアイに対するレクイエムでした。
もっとストレートにいうなら、アクアとルビーの母親を56した相手への復讐サスペンスです。
原作、赤坂アカ先生の秀逸なラブコメの波動と、横槍メンゴ先生のかわいい作画が相まって、たぶん読者の大半はこの作品をラブコメだと錯覚したでしょう。
その結果がこうです。
まあそうでしょうね。
これが一般的な反応です。
あり得ねえ、なんでバッドエンドなんだよ!でしょう。
まあ伏線回収はいいじゃないですか、まあ回収してもらえればありがたいですが、全ての伏線を説明しまくるマンガって逆にどうかと思います。
作者なりの回収の仕方ってのがあって、匂わせも含めて神である作者側が回収したと思っていれば僥倖、回収してなかったからといって読者に何か不都合ある?ってことでしょう。
気持ち悪いって感情だけじゃないです?
フラグ回収なしってのは。
偉大なるエヴァの伏線、全部回収されてますか?
ぜぇんぜぇんですよね〜ぇ?
いやいや大事なのは、ネームのコア部分でしょう。
この作品は「サスペンス」なのです。ラブコメじゃないんですよ。
このお話を「火サス」だと思って見直してみてください、最終5話だけ。
もう鉄板中の鉄板じゃないですか?
犯人の父親と息子が刺しつ刺されつで海に落ちて4ぬんですよ。
場所が北陸の「親知不子知不」なら更に完ぺきではありますが、これ以上の鉄板サスペンスエンドなくないですか?
そしてこのラブコメ視点での地獄のラスト展開が今後のサブカル界に与える影響を考えてみてください。
既に荒れまくっていますが、どっかの弱小プロ野球チームのにわか素人監督みたいな2次創作ファンたちが、このラストはない、こんな話はみたくない、俺だったから私だったらこんな幸せな話が描ける...こうなることは想像に難くないでしょう。
赤坂アカ神にそれが分からない訳はないです。
もはや「かぐや様」「推しの子」とダブルで爆当たりを出した彼にはお金はたぶん必要ないのではないでしょうか。
こういうトップクリエイタが考えるのは業界、それも日本漫画界の世界的な影響。
この展開によって、この先の未来数年は【推しの子】ifが世界中のコミケであふれることになるのです。
それこそが彼の狙いなのではないでしょうか。
打ち切りエンドとか言ってる人も連載マンガアプリのコメント見ると結構いますね、まさかこの展開を打ち切りと思ってしまうとはw
この作品が打ち切られる訳ないでしょう?
自分の気に入った展開じゃなきゃ打ち切りとはどんだけ視野が狭いのでしょうか?
さて、作品が愛されるということはどういうことでしょう。
忘れられないことだとするなら、すごくいい話だったね、よかったねのシャンシャンよりも、こんな風に揉めて世界中で話題になったほうがいいんじゃないでしょうか。
アカ先生自体はdisられるかもしれません。
でも私はそんなことは全てわかったうえでの覚悟のこのラスト展開だと思うんで、この後のアカdisまで含めて、アカ先生の掌の上だと思うのです。
そういう意味で私としては、他の人に推しの子をお勧めはしませんが、漫画史に残る問題作として大きな爪痕を残した素晴らしい作品として記憶したいと思っています。
これはマンガオタクとしての持論であって、もちろん異論は認めますww
まあこんなことを乗り物ブログが本業のこちらで垂れ流しても反応はないでしょうが、日記として書いておきます。
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Posted at
2024/11/22 20:49:19