ごきげんよう@ひでエリです。
今年は最大最長冬休みということで、お休み入る前に入りっぱなの土日のいずれかで袖森走りおさめだ、と思っていたら寒気と発熱で断念。病院いったらインフルA型でした...。
今年のワクチン接種はハズレということです。
身の回りにもたくさんかかっている人がいて、こういうの迷惑ですなw
さらに拙宅には受験生がいるものですから、家族からは総スカンです。
何もできることがなく、漫然とNHKの「花子とアン」総集編を見ておりました。
思えば昨年も「あまちゃん」を見始めて止まらなかった記憶です。
まさかあの吉高が朝の連ドラで主役を張れる日がくるとは思いませんでした。
エッジ効き過ぎでNHK向きじゃない、必ず途中で事故ってしまう、と心配していたのですが結果杞憂に終わり、視聴率は過去最高クラス、紅白の司会?まで務めるという大抜擢。よかったです。
ナカマちゃんの演技も素晴らしかったですね。
もう大女優です。
さて、年末最終出勤日ですがいつも通り、最後に一人でオフィスを出て、何もせずに家にも帰れず、今年のご褒美に一人でバーへ。
年末のご挨拶ハガキが、いきつけの
Barイリエから来ており、バーテンダーの野田君のコメントに
「モルトがたくさん待っています」
と書かれていたので我慢できませんでした。
さて最終日のバーは混んでいましたが、ちょうど一席だけ空いていて運よく座ることができました。
さて待っている奴を片っ端から出してくれ!と野田君にお願いしたところ出てきたのはとりあえず3本。呑んだ順は左から順です。
1.キルホーマンポートカスク
さてさてご存知の方も多い
(そんなことないか)と思いますが、キルホーマンといえば、アイラ島最新の蒸留所、若くていい酒を出すのですが、値段が高いのが玉にきずって仕方ないですけどね、まだ作ってる量が少ないんで。
そこがアランモルトが得意のフィニッシュ樽替えでモルトに味付けしてきました。
バーテンダーさんは、ひでエリがピンクアランやイエローアラン好きなのをよくご存じなので、若くてエネルギッシュなキルホーマンとフィニッシュ樽ポートワインの組み合わせを試してみてはいかがか?
ということで仕入れてくださったものと思います。
結論は
イマイチ...残念ながら力強いアイラモルトにとってつけたようなポートワインの香りがついてしまい、「付け香」感がキツすぎます。一言でいうとなじんでいない。
アランはアランで苦労してなじませているのだな、と改めて感じさせてくれた一品でした。
2.イチローズモルト ChibiDaru
さてこちらもジャパニーズウイスキーの新しい担い手として名高い、イチローズモルトです。
実はわたくし、イチローズモルトは余り好きではありません。
なんでしょうか、何かが足りない...のですが、今回はそんなイチローズモルトを「小さな樽」でフィニッシュすることによって、樽香を含めてタルの強みを酒に充分に伝えたい、という作り手の思いが伝わります。
えーと、樽が通常のものよりも小さくなる、ということは、原酒が樽の内壁に接する機会が通常のものと比べて多い、ということですから、樽の持つ風味や香りが酒に移りやすい訳です。
で、結論、これもダメでした...。
なんでしょうね、私、この小さい系樽フィニッシュってあたった試しがないんですよね。
一番最初にうまかろうと思って買ったマッカランのクオーターカスクを思い出します。
これも通常より小さい「クオーター(1/4)樽」を使ってフィニッシュをしたものでしたが、これは多分良質なシェリー樽がなくなり始めたころだったからでしょうか、マッカランの良さが全てスポイルされた普通の酒、という感じでして、今でも売ってるようですが、敬遠しております。
このイチローズモルトに関しては、もともとが余り好きではない、ということに起因しているのか、特に「ChibiDaru」にしている特性でこれ、と言って個人的に特筆すべきものが見出せませんでした。
ううう。
3.ブラックアダーブナハーブン2006
私が文句ばかり言って満足しないので、野田君が
「これなら文句ないでしょ、知ってんですよ、これ好きなのは」
と言って出してきたのがコレ。
アイラのキツいの系のボトリングやらせたら、個人的には右に出るものはいないとの評価である「ブラックアダー」の2006、6年物で私の好みどストライクのアイラ若い系。
つまりアイラ×若い系×ブラックアダー、ってことで好きなの系の3乗でございます。
これはキメ酒として最高でした。
ぐふふ。
しかしまあ、これが一番最初に出てきてしまうと、ほかの酒が飲めなくなりますし、これに負けない酒をどんどん出せって言われても、バーテンダーさんも困るでしょうからね。
で、実はですね、この日はお隣にも独り呑みのお客さんがお見えで、随分と一緒に話し込み、酒もシェアさていただいた一期一会の方がいらっしゃいました。
締めの「3杯」とか言ってますけどウソです、二人で6杯飲んでますw
写真はありませんが、彼が飲んでいたのは
4.ニッカ伊達
これは宮城県限定で売っている宮城峡モルトとニッカ独自のカフェグレーンウイスキーをブレンドしたブレンデッドウイスキーでして、通販とかでは手に入りますが、基本的には関東など別地方では買えないものです。
通常は海外ものばかり飲んでいるという彼もこれは気に入ったとのことでしたので、宮城峡モルトが気に入って、かつ伊達がお好きなら、是非に青山ニッカ本社地下の
ニッカブレンダーズバーに行って欲しいとお伝えしました。
ここで純粋な宮城峡モルトとニッカ独自のカフェグレーンウイスキーを堪能して頂くよう力強くおすすめしておきました。
また宮城峡モルト好きなら、コスパ最高のノンブランド宮城峡を近くのスーパーか酒屋で是非1600円程度で手に入れて飲んでほしい、とも。
5.6は飲んだんですが写真もなく記憶にもないのでスルーしますw
さてさて今年もよく飲みました。
なお家ではほぼ毎晩飲んだが故に、選手が固定化しつつあり変化がありませんです。
盤石の先発陣は
・ジャパニーズ ニッカ宮城峡
・スコッチアイラ ボウモア12年
・スコッチアイラ アードベッグ10年
・アメリカンバーボン ターキー8年
・アメリカンバーボン オールドグランダッド114プルーフ
・アメリカンバーボン ブッカーズ
・フランスブランデーコニャック ポールジロー トラディション
このあたりがグルグル回ってる感じです。
また今年の家のみアタリは
・アメリカンバーボン オールドウェラーアンティーク
でした。これは店頭でのPOP見てのバーテンダー買いでしたが、運よくあたり。
本国でも入手困難というPOPだったのに、その時道玄坂信濃屋にあった4本くらいを全部私が飲んでしまいましたw
ちなみに封を切っていない秘蔵のピンクアランを持っていることは内緒です、ふふふ。
息子が成人するまであと1年半。
頑張って飲まないのだ!
で、この翌日、インフルA型で発熱しました。
お酒をシェアして飲んだ彼、一期一会でたぶんインフルを移してしまったはず...この場を借りてお詫びします。。。ごめんなさい。