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ひでエリのブログ一覧

2019年06月27日 イイね!

夜の山(後編)

夜の山(後編)「ギャーーー!!!!」

口から心臓が出そうなほど驚いた僕は、飛び出してきた獣に持っていたハンマーを投げつけたが外れた。もう武器はない。
武器は投げちゃダメだ!と思ったが後の祭り、クマは背中を見せると追ってくる、そして人間よりも全然脚が速いと聞いた。
なす術なし、と思いつつよく見ると、獣ではあるが、犬ほどしか無い。
た、タヌキである…。

ふぃ〜助かった…。
タヌキも良い迷惑で、おっかなびっくり逃げていった。
次はハンマーを投げないようにしようと拾ったハンマーを握りしめた。
さあ、矢でも鉄砲でも持って来い!(クマ以外)という気持ちになって、夏の夜道で仁王立ちになってハンマーをビュンビュン振った。タガネも持つことにしてコレでドラキュラが来ても大丈夫かもしれないと思った。
数分ハンマーを振り回すとさすがに疲れてしまい、元の体育座りになった。
父は戻らない…。

うーむ、これは本気で何処かで連絡するすべを考えないと本当の三途の川を渡りかねないなと考えていると、遠くから聞き覚えのある軽トラのエンジン音が聞こえてきて、闇夜はヘッドライトの光でサッと明るくなった。

「すまん、モルタルを買いに行く途中にパンクして、ガソリンスタンドで修理しようと思ったらパーツがなくてとなりのスタンドまで借りに行って何とか直しているうちに、モルタルの店が閉まってしまって、無理矢理頼み込んで開けてもらって何とか買って戻ってきた。遅くなった。」

父は平身低頭のていで僕に謝った。僕の方も怒るよりホッとする気持ちが先に立ち、泣いたり怒ったりという気持ちにはなれなかった。
それよりまだ工事は1/3ほど残っているのだ。既に20時を過ぎた。もはやドラえもんスペシャルは諦めねばならない。妹に電話してカセットに録音だけでもしてもらいたいと思ったが、連絡するすべはない。

真っ暗な中で軽トラのヘッドライトを頼りに工事を再開した。
太陽の光というのは本当にありがたいものだと再確認した。光源が近いと手元に必ず影が出来てしまい施工しにくくて仕方ない。とはいえ、今はこれしかないので仕方ない。

「ちょっとそこに立って、コッチを向いてくれ」

ヘッドライト正面から少し離れたところに立てという。理由がわからず立つと父の手元が明るくなった。

「人も光を反射するんだ、クルマを動かすのは面倒だからこっちの方が早いだろう。」

そこからの父は何故か饒舌になり、重いガードレールを持って支柱のボルト穴に合わせながら僕へ友達の話や野球の話、アニメの話などをしきりに問いかけた。
僕はといえばそんなことより早く帰りたかったので、適当に答えつつボルトナットをラチェットで締め、ガードレールと支柱を固定していった。

片付けまで何とか終了して軽トラに乗り込んだら既に23時半となっていた。ここまで夕飯もなしだ。
父は申し訳なさそうに

「今日はもう遅いから、この辺に泊まるか?美味しいご飯もあるぞ、今から帰ると夜中になってしまうし。」

もう充分夜中である。今日も遊べず、明日も朝から友達と遊べないなんて有り得ないので、迷わず、帰ろうと進言した。
父は腑に落ちない感じでうなずき、帰路についた。

その後は直ぐに眠ってしまったようだ。気づいたら家に着いていた。心配そうに母が出てきて

「よく頑張ったね!」

と言ってくれたが、気力と体力が限界だった僕は少しだけ笑いかえしてそのまま布団に直行した。


そして30年ちかくが過ぎ38となった。
僕は仕事で大きく挫折し、立ち直れないような敗北感を感じていた。
福岡に単身赴任中で何もする事がない週末を手持ち無沙汰で過ごしていたが、思い立って大分の実家に帰ることにした。
急に帰省した僕を両親は何も言わず暖かく迎え入れてくれた。

「明日はどこかに行こうか?」

割と若くしてリタイヤした両親は毎日が週末のようだと笑っていた。
ふと思い立って

「あの工事現場ってわかる?俺が山の中で置き去りにされたところ(笑)」
というと

父は
「あぁ、あの時は悪かったな、やまなみハイウエイから少し入った玖珠の現場だな、ちょうど距離的にもいい、行ってみようか。」
と言ってくれた。

母と3人で現場につくと、そこには苔むしてはいたが、かの日のガードレールが30年を経てもしっかりとたっていた。
僕は思いがけずジーンとしてしまい、その場に立ちすくんだ。

「まあ何があったか知らんが、お前の家はいつもここにある。いつでも戻ってくればいい。」
そう言った父の方を向くと、母もその横で笑っていた。

「ありがとう。」

なんともいえない暖かい気持ちになった。
そしてここが自分の「仕事」の出発点だったかもしれないな、と考えていると、

「無駄な経験なんか人生にはないのよ。」
と母が言った。
その言葉を噛み締め、もう一度「挫折」と向き合う決心をしたのだった。

======
これが、亡き父との工事の想い出で1番ヒドいものですが、これに準ずるのがあと3件ほど(笑)
深夜の箱根を走っている時に、ふと思い出したこの話を今の自分で書き起こしてみました。実はこのプロットで当時大分県の作文賞みたいなものを頂いた記憶があります。
当時の担任の先生には大幅に書き直されてしまったので、自分の作品じゃなくなった気がして書き直してみたいと思ったのです。

書き始めは当時の筆致でやってみよ、と思ったんですが面倒になって今の自分語りになっちまいました(笑)

今考えると文句たらたらで手伝いしていたものの、何でお金がもらえるのかとか、父が目の前で働き他人から怒られるところとか、私の代わりに叱られたりなど、私の「仕事とは」のベースを形作る1つに間違いなくなっているなと感じる次第です。

機会があればまた現地を訪れてみたいと思います。が、どこだかわかんねぇ(笑)
Posted at 2019/06/28 12:34:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | 妄想族
2019年06月27日 イイね!

夜の山(前編)

夜の山(前編)「ただいま!」
学校から帰宅し昼ごはんを食べながら、土曜日の楽しみ、「オンナの60分」を観るのが好きだ。
そして午後からは森ちゃんとキャッチボールをするのだ。昨日、もっちゃんにカーブの投げ方を教わったから、森ちゃんにキャッチャーやってもらってカーブを投げてみよう。プロみたいにギュンギュン曲がったらどうしよう。町のチームのピッチャーになれるかもしれないよね。

と、そんなことを考えながらワクワクしていたら、クルマの止まる音がした。悪い予感がする。

「おい!今から工事いくぞ!」

えっ?森ちゃんとキャッチボールの約束してるんだけど…

「ごめんなさいって電話しろ。早くいかないと夜になる。」

ウチは建設資材の小売が家業だが、フェンスやガードレール設置の工事も請け負ったりする。1カ月に一度はこんなことがある。
泣く泣く森ちゃんに連絡して、家の手伝いで行けなくなったことを伝えると、父と一緒にホンダの軽トラに乗り込んだ。
どうやら玖珠の山の中のガードレール工事らしい。ここからだと2時間弱かかるとか。夜はドラえもんの長時間スペシャルがあるんだけどそれまでに帰れるのかなぁ…。

夏の耶馬渓はいつ通っても爽やかだ。濃い緑に綺麗な水は降りて水遊びをしたくなるが、工事に向かっているのだからそんな暇はない。もう小学4年生なのでそのくらいのことは分かっている。黙ってOBSラジオを聞きながら助手席からボンヤリと外を見ていた。

荷台にモルタルやライトカッターやコアカッター、部材と工具を満載した軽トラはウンウン唸りながら現場についた。途中、やまなみハイウエイと書いてあったから大分の真ん中辺に来たんだろう。
現場は鬱蒼とした林の中で少し薄暗く、横に小川が流れていたが路肩にはガードレールが無かった。ここにガードレールをつけるのが今回の仕事らしい。

「夜になる前に終わらせよう、バケツで川から水を汲んでこい」

モルタルをどう練るのかなと思っていたがそういうことか。ガードレールがまだない部分から川に降りてバケツで水を汲んで8往復した。きつい。
軽トラに積んである部材だけでは少ないなと思っていたが、仕掛かりだったらしく、一部の部材は既に路肩に置かれ、ガードレール支柱用の穴もいくつかは開いていた。

父はコアカッターで残りの穴を穿つ作業を開始し、僕は既に空いている穴に支柱を立て水平器を使って垂直にたてる作業を受け持った。
僕は小学4年生にしては大きい方で後ろから3番目だ。ミヤコ君ほど大きくはないけどチカラは強い方。ボール競技は苦手だけど体力測定の筋力項目ではクラスで1.2番だったりする。
とはいえ20本近い支柱を立てていくのは大人でも楽ではない。しかしやらねば終わらないので、黙々と作業を続けた。
ガードレール支柱の垂直を維持するためには小石などを挟んでおく。1本1本垂直を出していくのだが、たまに少し引いたところから見るとガタガタになっている。この前の耶馬渓ダムの工事でX組の現場監督から

「このガードレール、誰が垂直出してんだ!ガタガタじゃねぇか!」

と怒られたときに、僕の作業なのに父が飛んでいって謝っていたのをみて非常に悔しい思いをした。

「こういうのをな、木を見て森を見ず、っていうんだよ!」

ペコペコ頭を下げるしかない父に大変に申し訳ない気持ちになったし、もう同じミスはしないぞと思ったのだ。
なので5本ずつやって数本を微調整、10本やってまた微調整を繰り返す。

コアカッターで円形にカットしたコンクリートは実はキレイに円柱形には切れない。
最後水平方向に綺麗に切る術はないのだ。だからスキマにタガネをいれ、祈るようにハンマーでコツンと叩く。ガードレールはクルマがぶつかっても抜けない様、支柱の有効深さが必要なので出来るだけ深いところで折れてもらわねば困るのだ。
しかし思うように折れるのは半数もないため、削岩機でハツる調整をせねばならない穴もある。数センチが届かないものは仕様の範疇で支柱側をライトカッターで切って何とか高さを合わせる。
こうして垂直だけでなく高さも石などを使って調整していくのだ。
空いている穴には全て支柱の仮設置を終え、苦労はしたが、とりあえず満足のいくレベルになった。

どうかな?

と父に尋ねる。
父は片目をつぶり指を立て、「通り」を確認した。まあいいだろうのOKをもらう。

続いてモルタルを練る。立てた支柱のスキマからモルタルを流し込んで固めるのだ。これもスカスカではガードレールの支柱強度が出ないので充填しなければならない。だが、大きな建設現場でミキサー車から流し込んだ生コンをバイブレータでならして充填するようなことはできない。
地道にコテで少しずつ流し込んで、細い棒などでスキマから詰めていく。根気のいる作業だ。一本あたり10分くらいかけながら地道に詰めていく。父が失敗したと思われる、やたらと深くて、支柱に石でゲタを履かせなければならなかった穴は沢山のモルタルが必要でこれを数本やったところで気づいた。

「お父さん、これモルタル足りないよ。」

支柱20本は現場としては小規模でそう多くは必要ないと判断したのか、モルタルの袋は1つしかなかった。父は苦い顔をして

「仕方ない買ってくるしかないな。荷台の荷物で使いそうなものは降ろしてくれ。街まで走って買いに行ってくる。」

発電機、ライトカッター、工具類を降ろした。

「それじゃ続きをやっててくれ、すぐ戻る。」

そう言って父は軽トラで現場を出た。
残り少ないモルタルはものの数本で終わってしまい、その後は何もない山の中に1人で待つことになってしまった。
いつ父が帰ってくるかわからないので、その辺に散歩というわけにもいかない。側を流れる小川も水は綺麗ではあるが、魚が住んでいるほどの深さでもなく、あまり近寄るとぬかるんで足を取られそうだ。

そもそも現場に着いたのが14時半ごろで、時計はないが日の陰り方から多分もう17時は回っているだろう。
森ちゃんはあの後誰とキャッチボールをしたのかな…と考えながら誰も通らない山の細い道の脇で座っていた。
日の長い九州といえど、山の中の日暮れは早い。あっという間に暗くなり始めた。
父は帰ってこない。どうしたのだろう、何か事故でもあったのか?まさか捨てられたなんてことはないと思うけど、もし父が帰ってこなかったらどうやって家に連絡を取れば良いのか考え始めた。時間が無限にあるような錯覚に陥り、心細さがつのる。
元来た道を戻ってどちらに行けば民家があったか…あまり記憶がない。それに山の中であり街灯などはほぼないため、月明かりくらいしか光源がなく、やまなみハイウエイから外れた側道ではクルマも滅多に通らない。

どんどん不安にかられていると、目の前がフワッと白くなった。

「!」

さっきまで何もなかった川面から湯気が立ち上っている。急にお湯でも湧いたのかと恐る恐る近づいて川に手を入れると冷たい水である。ということは気温が下がってきたということか…。
なんとなく「三途の川」という単語を思い出す。父は戻らない。

そのままなす術もなく、日は暮れていき辺りは完全に真っ暗になった。フクロウの鳴き声が聞こえる。
林の中から物音がするとビクッとしてそちらを見る。何か飛び出してきたら殴りつけようとタガネを打ち込むハンマーを手にとった。
遠くから見ている限り、夜の森林はとても静かに見えるが中にいれば話は別だ。森の中には昼間はおとなしくしていた獣たちがジッとこっちを見ているような気がして落ち着かない。
とはいえ、大抵の獣よりはこちらの方が体格が良いのだから、闇雲に出てきて突っかかって来たりはしないだろう。でも…クマだったら?九州にいるのはツキノワグマだがクマに勝てる気はしない。
クマはヤバいクマはヤバいクマはヤバい…クマで頭がいっぱいになったその時、

「ガサッ!!」

目の前のヤブから何かが飛び出してきた!
(続く)
Posted at 2019/06/27 22:08:15 | コメント(3) | トラックバック(0) | 妄想族
2019年06月26日 イイね!

ひさびさの夜箱

ひさびさの夜箱うさぎ追〜いし、かのやま〜🎵@ひでエリです。

関東地方は平日晴れて週末雨が続いております。それでなくてもメーター止まっててエリ乗らないので、こんな快晴のスキマ日にはクルマ通勤を!ということで、渋谷まで。
さて帰ろうかなという頃に…

Eva_titer大佐「それでいつ飲むんですか?」
me-meカーボン王「え?今日?大丈夫!」

いや、なんでクルマ持ってきてる時にばっかり飲みなんだよ…実は先日、別件にて黒メルで出社したときにもお声がかかり、その時は偶然にもマイ息子が渋谷に用事があって黒メル乗って帰ってくれたので、安心してこの2人と記憶をなくすことができたのですが、今日はエリですのでそーゆーわけには行きません。

E・m「いこうよ〜いこうよ〜いこうよ〜いこうよ〜!!!」

猛烈チャージを受けましたが、コレを振り切りメーター検証とツーリングを兼ねて、久しぶりの箱根に繰り出すこととしました。
首都高3号渋谷線は東名高速道路に直結してますので、ものの1時間ちょい(ちょっとそこ!計算しない!)で箱根ターンパイクを駆け上がり大観山に到達できます。

途中、持参した2種類のODB2ユニット、BluetoothとWi-Fiで、アンドロイドTorque、Torque Pro、iOS DashCommandと複数のアプリとデバイスでODB2からのCAN信号を取得しようと試みるも
iOSは全く反応なし、アンドロイドBluetoothはやはりECU-Bluetoothユニット間の信号不良とでました。


何故か水温だけ取れるという謎状況で、車体側のハードメーター(Garw IC8)も不動状態。


これはECU errorである可能性が非常に濃くなってきました…。
ところでポンドが安くなってきてましてね…。実はエリパにはこんなものがあるんですよ…

2ZZ用のプログラム済みECU、プラグアンドプレイ!というもの。
何年も熟成して完全互換!とうたってあります。リード線付きで17万円くらい…ふぅぅ…いいお値段です。
ま、まだECUって決定してないから!純正の完動品を借りて間違いないと確信してからでも遅くない!うん!
え?買うの…?

とまあ、メーターは不動ですが、機関絶好調で脚もシュンシュン収まります。

小田厚道路の大磯付近は未だ?対向車線規制となっており、狭くて怖かったですが、程なくターンパイク入り口に到達。720円。
「ここ下ってくるとまた同じ料金とられるんでしたよね」
「そうです片道なので。帰りは新道通ってお帰りになった方が良いですよ」
正直な領収員さんには金の斧を差し上げたいと思います。おーい、女神さん一本やっとくれ。

とりあえずイニDでR32が止まり切れそうになかった坂を上り三速全開2ZZのハイカム稼働で1コーナーに突っ込みます。
どっかの峠マンガに描いてましたが、エリーゼごときのパワーだと上りでブレーキ要らないと思います、あ、私は無理ですが。

ガンガン踏みながら上っていくと、ウサギ二匹と遭遇。どうしてコヤツらはあんな良い耳持ってるくせに下から上がってくるクルマが分からんのか…。遠い昔、同じ付近でやはりコヤツが飛び出してきてとっ散らかったこともありましたが、今回は道の左右に分かれており大事ありませんでした。

程なく耳がキーンとなり始め、標高が上がってきたことを身体で感じます。右、左、橋の上の左高速コーナー…カーグラの世界ですね。

更にハイビームにして久しぶりに見るハロゲンライトとドライビングランプの光で漆黒のターンパイクを切り裂きつつ駆け上がると、コーナー抜けて急に目の前が真っ白に!
「こ、これがMF Ghostにあったデスエリアかっ!」
いや、ただ霧が出てきただけですがね。これではガン踏みできませんので、3速パーシャルくらいでユックリと上ります。

で、山頂の大観山パーキングに到着。

(どぉ〜ん…)
という心の中の効果音付きで悪の組織のアジトの様なレストハウスを見上げつつ、辺りを見回すとポツポツとクルマが停まっています。人の顔までは見えませんが、闇夜の路肩に座り込んで話し込んでいる様子。今も昔も変わらないじゃないですか。良いですね、若者?がクルマに乗って夜な夜な峠で話し込む。
アラフィフのオサーンは夜峠とかもうやるなって?そ、そうですか…も、もちょっとやっててもいいですか?(笑)


ともかく真っ白ですわ。夜景も何も見えません。

ここで渋谷で飲み会やってるEva-titer大佐とme-meカーボン王にこの写真をあげると
「オバケが出る!」
「年寄りは反射が鈍いから夜峠では事故る」
などいじめられた上に、エイヒレの写真を返されました。俺なんも食ってないのに!

長居する理由もなかったので、帰路の箱根新道へ

お山の上は気温15度。オープンで上着ないと今夜は寒いです。

箱根新道に至る下りはエリーゼの本領発揮です。買って初めてこの道を下ってエリーゼのハンドリングに驚愕したことを思い出しました。
「なんて曲がるクルマなんだ!」

今夜はここ最近課題にしている、コーナー進入で「ゆっくりブレーキを踏み、ユックリ抜く」を実践しました。

コレがもう、ギュンギュンのきゅんきゅんで曲がる曲がる。スピード落としすぎるとインに寄りすぎてしまうくらい曲がります。クムホV700も新しいので良かったのかもっと飛ばせよとエリーゼにお尻を叩かれる始末。
やはり下り峠はエリーゼよりも楽しいクルマはないんじゃないのと思ってしまいます。

新道まで降りてしまうと、もうフツーの国道なのでペース車両が沢山。
アオリ運転と呼ばれない程度にコーナーで詰まり、直線では離れてを繰り返しながらふもとに到着しました。1時間ほど走ってきて、ガン踏みできるのはものの30分くらいでしょうか。

さて、新宿で22時半ごろハネるという息子を拾って帰るかと小田厚上りを目指すと…なんと工事通行止めという失態!知らんがな!
現在21時。余裕で都内に戻れると思っていましたが、西湘バイパス経由で戻ることになるとそんなに飛ばせません。
急ぎ夜の大磯あたりのカーグラ道を走って、圏央道寒川(あっ!DO2さんちの近く!)から東名に戻り、新宿に2240に到着です。

この辺で
「おーい、生きてる?」
と、物欲四天王の2人からメッセージが。ありがたく生存報告をして息子を拾って帰宅2330。

1930からみっちり4時間、平日夜ドライブを堪能させていただきました。しかし今夜はメーター、マジで全く動きませんでした。こりゃもうECUで決定かなぁ…。
Posted at 2019/06/26 21:29:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | エリライフ
2019年06月23日 イイね!

名作、甘々と稲妻1-12(完)

名作、甘々と稲妻1-12(完)最近涙腺が緩くて困ります…@ひでエリです。

割と最近まで連載してました名作、甘々と稲妻です。「伯爵」のグルメ連載の元ネタ…というか原作?
各有名漫画アプリで3巻くらいまではタダ読みさせてもらえるので、もう名作なのは間違いないと分かった上で、新刊出ても継続購買リスト入りしていなかったので我慢しておりましたが、名作すぎてダブつき気味になった中古市場で、12冊3000円未満とお得な条件でゲット。

アニメ化もされて有名漫画でもあることからご存知の方も多いと思いますが、改めてあらすじを。

妻に先立たれたお父さんと幼稚園児のつむぎが主人公。お父さんは家事などほとんどやってきませんでしたが、さすがに食事はなんとかせねばなりません。
お父さんは高校教師でふとしたことで教え子の小鳥から料理の指南を受けることに。
小鳥は人気小料理屋の娘ですが、あるトラウマから包丁が触れません。
高校教師と幼稚園児と女子高生が織りなす愛と思いやりのストーリーと美味しいご飯の話、です。

登場人物はあまり多くなく、せいぜい10人くらい。幼稚園児のつむぎが高校3年生になるまでを12冊を使って描いています。
小鳥が先生(お父さん)に淡い想いを寄せていることは明白なのですが、年齢差や立場からか、単なる恋として描くのではなく、複雑にそして丁寧に描かれています。

人の気持ちのなんとすれ違いの多いことか。相手を慮る故にすれ違ったり、イライラしたり。そしてそれは相手を愛している故であると後に気づくわけです。
他人事だとこんなにも互いが愛し愛されているなぁと分かるのに、自分ごとだとこんな目の前にある大事なことに気づかないこと、本当に沢山あると気付かされます。

サラッとありがとうを言えたり、こんなことを考えてコレをやったんだよ、と言ったりできる人、スゴイ!カッコいい!と思うことありませんか。
中々できる人、少ないですね。
作中でもそんなカッコいい人は誰一人出てこず、みな空回りして、すれ違って、謝って、仲直りして…。

その中心に「ごはん」が据えてあり、全く包丁を触ったことのなかったレベルから、先生はたくさんのレパートリーをもったベテランに、小鳥はプロになるまで成長します。

アマゾンなどのレビューにもある様に、最後先生と小鳥が結婚したりせず、やんわりと最後、つむぎに「これは…あるか〜?」とコマ内の手書きセリフで言わせる程度に留めてあるのも、このお話の中心は人の心の交流とごはん、だったからかなと。

徹頭徹尾、しっかりとポリシーを外さないネームと、毎回つむぎがごはんを食べる時の愛くるしい美味しい顔に癒されました。
読んでよかった…。

さて、この「甘々と稲妻」というタイトルですが、最後まで謎のママです。仕事柄、何かにつけ理由を求めてしまう私なのでwikipediaなども読んでしまいましたが、作者である雨隠ギドさん本人が「ご想像にお任せします」的なコメントをしており、分かりませんでした。

個人的にはスレ違い(ツン=稲妻)、和解(デレ=甘々)なのかな〜なんて、充実した読後にやんわりゆるりと想いを馳せました。

最近疲れてるんですかね(笑)
こういうメンタルに優しい漫画のセレクトが増えてます。
「うさぎドロップ」「町田くんの世界」に続き、精神的に疲れてる方に是非オススメしたい、読後、他人に優しくなれる、そんなマンガです。
Posted at 2019/06/23 10:13:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | サブカル
2019年06月15日 イイね!

初ダートラ楽しい!

初ダートラ楽しい!チョコレートフォンデュ!@ひでエリです。

本日はアジアパシフィックラリー群馬嬬恋戦優勝の川名選手主催のダートラ体験イベント@オートランド千葉です。
雨100%ですが(笑)

しかし初ダートラがハードウェットとは…面白い!
今日の仕様ですが、3人(ひでエリ、あんだ〜野良整備王、友人)でミラージュラリー仕様レンタカーをシェアして川名選手の同乗付き9時から15時30分までみっちり乗ってお腹いっぱいで3万円+コース料金実費8000円です。

さて雨はザンザン降っておりますがやる気満々でスタートします。クルマは13万キロのミラージュ。でもエンジンは元気です。MIVECエンジン、初めて乗りましたが高回転NAいいですね。最初はこんな感じでしたが、

直ぐに

チョコレート色に(笑)

舗装路の雨も大概ミューが低いですが、コレがもうダートだとちゅるんちゅるんで、荷重移動ができないと全く曲がりません。
逆に荷重移動ができていると速度域が低いこともあって急激に曲がります。
あと普通のサーキットではハンドルはほとんど切ることはない(速度域が高いので舵角が少ない)のですが、ダートだとロックtoロックまでしょっちゅう回すので、ハンドルさばきが上手くないととっちらかります。

一度泥に乗り上げてカメになり、何度か壁面に接触しましたが、特に大きな外装のトラブルはなく走れました。

(この辺、ちょっと刺さりました)

いつも通り、減速ミスによるアンダーからの接触です…ここは舗装もダートも関係なく自分の問題の様ですね…。

が、後半雨が強くなってきて、コース内の水溜りが酷くなり

バッテリーチェックランプが点灯。どうやらオルタが水をかぶって発電できなくなった(後で川名さんに聞いたらやっぱりベルトが切れてエアクリがドロドロになっていたらしいです)様子…。徐々に弱々しくなっていくワイパーに念を送りつつなんとか15時半まで持ちました。

というわけで、マジでたのしいダートトラック初体験となりました!
Posted at 2019/06/15 18:54:27 | コメント(5) | トラックバック(0) | サーキット | 日記

プロフィール

「雨の倉庫は涼しいのでちょっと作業しました。NSRのラジエーター、チャンバー、インマニ、ダイナモカバー取り外しました。何故かラジエーターホースバンドのネジが6mmレンチという聞いたことない仕様で手持ちがありません。せめてプラスかマイナスの頭を切っといてくれれば回せたんだけど。」
何シテル?   08/11 13:58
ひでエリ です。よろしくお願いします。 エリーゼを愛し、ナナちゃんを愛し、ロッテを愛し、酒、マンガ、サウナと温泉を愛しています。 最近(2025年)はめっき...
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