
TRX resurrection!@ひでエリです。
TRX125改、始動したのもつかの間、
セルモーター不良につき焼き付き
>取り寄せセル型合わず
>セル合うもセルチェーンはまらず
>そうこうしていたらセルチェーンをケースに落とす...(お約束)
>フライホイール取り外し、ヘキサレンチを折り、更にヘキサボルトを舐める...(お約束2)
>フライホイールプーラー無くまた工具購入
>過電流のせいかCDIオシャカ
>手持ちCDIに合うコネクタ手持ちなく取り寄せ
>手持ちCDI全部交流と気づく取り寄せたコネクタ全部ムダ(お約束3)
>結局、壊したモノと同じ中華直流CDI買う
>過電流にならないようカブサイズのヨワヨワバッテリを購入
>エンジンかかる!
とここまでやって、オーナーからスプロケの径を小さくして低速トルクを上げたいというので、径を換えたらチェーンの長さが合わなくなり、切った張ったの騒動中で
実はまだ復活してない、という状況です。
ちなみにチェーンは切っちまったので、もはや戻れません...
まあパス太兄貴に「レストア芸人」と言われても仕方ない七転八倒ぶりですね。ちょいちょいヤラかす感じを全部動画にとっておいて、Youtubeにあげたら絶対面白いからやったほうがいいとEva_titer大佐にも進言される始末。
いやいや、そういうの目指してる訳じゃないんですよ、結果的にそうなってるだけでw。
さてまだ劇場公開中のマトリックスリザレクションズです。劇場公開中なのにアマプラにレンタル・購入OKでラインナップされました。
時代でございますね...ウチのような映画館行けない民には非常にありがたいことです。レンタルは見出したら2日間で期限切れなので、3500円くらいならと買ってしまいました。
レザレクションズ、救世主の復活、とかに使われる言葉らしいですね。
もはや20年近い時が流れており、主役たちも加齢しておりますから、手加減してみようと最初から心しておりました。
案の定、レビューは散々なものも多く、若さ爆発全盛期のキアヌとキャリーアンと初老の二人を比べてあーでもないこーでもないと大人げない方もかなりいらっしゃるようです。
とりあえず続編が観られるということに感謝しましょう。2次創作、スピンオフとかではなく、公式の続編なのだから、正史なわけですよねw
ここからネタバレしますので、見てない、見る予定の方はここからはスルーで。
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前作までは「機械と戦って勝つ!」という明確なシナリオがありましたから、善悪の構造が分かりやすく、ネオの覚醒もジャンプ系バトル漫画の主人公的な展開で多くの王道(マンガw)ファンからは支持が得られやすかったのだと思います。私もその一人ですし。
王道も王道、機械の神様をウイルスで一網打尽にして、音柱の字髄さんもかくやという、派手に勝った!という終わり方でした。
うん、誰がみても勝ち、わかりやすい。
一方、
今回のリザレクションズ(復活)は、敵を倒してからどうなった?という後日談な訳でして、ウルトラマンで言うところの「怪獣倒した後、怪獣の死体どうなったんだよ」的な話です。
結局、「勝った!」つもりが取り込まれてしまっていたし、敵であった機械側も分派して派閥争いが行われていた、ということが途中で分かります。
個人的にはこの
「勝ったつもりが取り込まれていた」という設定に、作り手側の良心を感じます。
あんな終わり方してて、二人がまともに生きてるわけないし、ウイルスをぶち込んだからといって、仮想社会がなくなるわけではない(電池にされてる人には影響がない)わけですから、映画版ナウシカの最後のシーンみたいなものです。誰かがやっぱり仮想現実は維持していく。
結局なんもかわってねえじゃん!となります。
今回もネオが作中で
「オレがやったことは何も変えていない」と言います。
はいそうです、なんも変わってません。本質的には。
ただ、エージェントは駆逐されましたし、表立ってエラー潰しに来るような行動も仮想現実側では少なくなって(るんだと思う)、平和な日々が数十年続いたようです。
そりゃ、機械と人間の共存を図る、程よい距離感でお互い知らんぷりする、という感じになるのが良い外交というものです。
そんな大人な「機械と人間」の関係を、ネオがまたぶち壊しに行き、トリニティを覚醒させ、今度は現実の世界を何とかする訳ではなく、仮想現実側を何とかしよう、ということになった、とこういう話でした。
うーん、まあ現実側はもうどうしようもないので、むしろ電池になってる仮想現実を「気づいたヒトビト」の側でなんとかしよう、ということになる訳ですが、それどうすんの?
「実は現実ではあなたたちは機械のための電池で、目を覚まして太陽も出ない厳しい現実と向き合い、たまに仮想現実で息抜きをする生活と、あえて目覚めずここで機械の電池役をこなしつつ、文明的な生活をずっと送ることのどちらかを選べますよ」
というのを公の事実にする、くらいしかなさそうな気がするんですけどね。
一気に目覚められても物理的な食物が足りなさそう。
まあ、そういうところまで考えなくてもいいピーターパンのような終わり方で、今回はfin。
これが公式なのであれば、ファンは黙ってふむふむ、そうなんだね、ということで良いと思います。
ただネオが恋人を救いたいという一心で、せっかく出来上がっていた「機械と人間の大人な関係」をぶち壊すかもしれないリスクを冒すという行動には、人間側の安寧を作っていた指導者が怒るのも無理はなく、むしろそっちに感情移入してしまい、そんなのは嫌だ、ネオを助けるんだ!という若者たちの無邪気な正義感にむしろ呆れてしまいました。
悪役の「アナリスト」もネオとトリニティを使って世界を安定させようとしていたと考えると、悪なのか?という気もします。もちろん礎となるネオとトリニティは可哀そうですから、助かってもらいたい気もしますけど、せっかく出来上がっていた「大人な関係」を壊すほどのものなのかはちょっと疑問。
最後トリニティが怒って「これは子供を使った罪」とアナリストの下あごをぶっ飛ばしますが、まあそれくらいは当然(byネオ)、というか、この程度にしておいた、というところがちゃんと「大人な関係」を維持しようという意志表示に見て取れました。
まあしかし、この世界ではこの後の選択肢はほとんどないですよね...。
映画としてアクションシーンは前3部作からすると大幅にトーンダウンしています。が、そういうのが好きな人はドカーンバコーンな某クルマ映画とかを見れば良いのではないですかね。もう主役たちがお年なのだから、そういうのは期待せず、公式展開はどうなったのかなーということを中心にみて楽しむ映画なんだなと思いました。
映画としては可もなく不可もなく、星3つくらいです。
Posted at 2022/02/06 12:08:46 | |
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