
ブイくんはぇえぇぇ!@ひでエリです。
慣らしの仕上げにトンボくんで追走してオイル消費の白煙を見ようという試みを実施しました。
いつもの農道で登り直線をブイくんにのるヤマちゃんに追い抜いてもらいました。
10000rpmまで回してくれと頼みましたが、怖くて8000rpmにしといたとのことで、それでも盛大に煙は撒かれ、安心したのも束の間、帰宅してオイルタンクを満タンにしようとしたら100kmほど走って補充量は50cc程度。
1000〜1500km/Lが目安なのでやはり少ない気がして、満タンにして混合の2ストオイル100ccをタンクに入れるのでした。
それにしても速い!
トンボくんをどんだけ全開にしても8000rpmも回ってしまうとブイくんには全く追いつけません。さらにあと4000rpm回るんですからね、このエンジン。
帰りに乗り換えましたが、エンジンの軽さ、振動の少なさ、走り出しの軽さなどなど30年前の個体とはいえ、やはりTZRは生粋の戦闘機です。スピードが出ている感じがしないです。
まあオフローダーのXLRを同じ土俵で比べてしまうのは可哀想ではあります。
さてアニメ化もされ、アマプラにもセカンドシーズンまで多分落ちてるMoonlight Mileです。
機動戦士ガンダムサンダーボルトで有名な太田垣康男センセが描く、近未来SF宇宙開発大河ドラマです。
豪放磊落な日本人吾郎とクールで切れ者の米国人ロストマンはアルピニストで互いをザイルパートナーとして信頼し合う親友同士です。
エベレスト登頂を成功させ、次は宇宙に目標を定めます。
吾郎はBuilding Specialist (宇宙建設作業員)として、ロストマンは米国初の宇宙軍人としてそれぞれ宇宙を目指します。
この2人が話の中心ではありますが、ココは大河ドラマ。彼らを取り巻く仲間たち、敵たちも丁寧に描かれて、美しいネームは伏線と愛憎渦巻く人間関係で満たされます。
一足飛びに宇宙開発が始まるわけではなく、吾郎とロストマンはそれぞれ、建設会社に勤め人型ロボットの試験運転で死にかけたり、空軍で実績を上げるも、敵方の捕虜となって九死に一生を得たりと、様々なドラマが描かれます。
吾郎は主に人情噺、ロストマンは主に力と政治と絡めて話が描かれます。
ついに月に至った彼らは全世界に先駆けて華々しく月基地を作る吾郎と、米国初の宇宙軍の指揮官として世界に隠れて月の裏側の軍事基地に陣取るロストマンに別れます。
まさに光と影。
この辺から時代が現実を追い越し、印度パキスタン間で発生した核戦争により地球は疲弊、世界で唯一の「資源国」となった月基地は10世紀分の埋蔵量を誇るヘリウム3をバックに政治家たちの暗躍の場になります。
月で妊娠を知った吾郎の妻 理代子は1/6の重力のせいで月から地球に戻れないかもしれない運命を背負ったムーンチャイルド1号である歩を月で出産。
月の実力者としてのし上がったロストマンは暗殺未遂に遭い、政治の第一線から退き、国から公的な支援を受けることが出来なかった吾郎が民間企業としてH2ロケットで個人的に月に到達、ロストマンの命により月の自治警察初代署長に就任。
しかし第一線から退いたと思っていたロストマンは実は…子供である歩の安全を確保するために警察署長をやっていた吾郎も知らぬ間に政治の一端を担わされていて…そして息子の歩は成長し、月のテロリストと接触。
月の本当の解放、吾郎とロストマンが目指す本当のゴールとは!
という感じのお話です。
実は23巻と24巻の間には10年間のリアルな休載があり、24巻からはpixivマンガでペン入れなしのネーム形式での連載再開となっています。
私は1年ほど前から読み始めたので、インパクトはありませんでしたが、10年待ってたファンはどれだけ待ち遠しかったでしょうか。
話も佳境であと一冊くらいで終わりそうです。
今ならAmazon Kindleアンリミテッドで1〜24巻が一気読みできます。
月980円くらいだったと思いますが、1ヶ月だけ会員になってこの漫画を読み切ったら止めても絶対モトがとれる素晴らしい大河ドラマかと思います。
アニメもかなり昔のものですが、原作に忠実で作画もギリギリセーフ、楽しめると思います。
私の中の大河マンガの金字塔、ヴィンランドサガ、からくりサーカスと比べるとちょっと落ちるとは思いますが、キャラもバリバリに立っていて、人情噺も政治も本当によく描けていると思います。
オススメします。
Posted at 2023/09/16 14:06:29 | |
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