日々いただくご質問。 アリガタイコトデス
その内容が様々ある中で、時折このようなご質問があります。
「減衰力調整式を使っていますが、
純正と同じ減衰力は何段目ですか?」
お客様の求めてらっしゃる深いトコロは それぞれ異なりますので、
回答もそのときに応じて変わることがありますが、
多くの場合は 私たちの推奨段数をご案内しています。
では、正確なところはどぅなんだい?と申せば…
「純正と同じ減衰力にはなりません!」
が、実は本当のトコロなんです。
ナゼそうなのか?
まずは、ごく簡単にショックアブソーバの減衰力の役割について、ご案内を。
↓の図は、路面の凸凹でクルマが上下に揺すられたときの様子です。
このとき、
どれだけの 幅 で上下に動くかは スプリング
どれだけの早さで上下に動くかは ショックアブソーバの減衰力
によって、大きく左右されます。
車高変化によってストロークが変わる、もしくは各部寸法の適正化で純正と異なるストロークが得られる、
となれば、純正と同じだけ上下に動かす というわけには行きません。
また、スポーツ性能を上げるとなれば、無駄な動きを抑える必要が出てきます。
そのため、得てしてスプリングはカタくなりますが、スプリングの変更だけでは
上下に動く量が減ったのに、上下に動く早さは変わらないことに…
これでは、不快な思い や 怖い思いをすることに繋がるので、
相応に ショックアブソーバの減衰力を高めて、少しゆっくり動かすことになるんです。
減衰力調整式は、そうしてバランスを取ったところから、お客様のお好みや走行状態に合わせて
調整できるようにしていますので、基本的に純正と同じ…にはなりません。
推奨段数は ベストマッチ! となっていますので、悩んだらまずはお試し下さいマセ♪
減衰固定式はそのままでベストマッチ!
推奨段数は、取説に記載してまーす↓
車種や商品によっては、スプリングレートが純正とほぼ変わらんやーん。 というものもありますが、
メインレートが変わらなくても、過渡特性が異なる分、違いが生まれるんですヨ^^
【byひとし】
Posted at 2011/04/20 17:45:21 | |
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