LEXUS IS は デビュー以来毎年改良が施されている、国産車としては大変珍しいクルマです。
ふとカタログ整理をしていたら、過去の記憶をたどりながらまとめてみました。
あなたのISは何年モデル?
※LEXUSは欧州車と同様、夏の終わり頃(8月~9月)にモデルチェンジしますので、たとえば2011年8月にモデルチェンジしたものは2012年モデル・・・MY12と称します)
■初代モデル(MY06)/IS250・・・390万 ver.S・・・405万 ver.L・・・435万
主な特徴:給油口とトランクオープナーボタンが光らない
:ベースグレードのシート生地素材が今ひとつ。
:VER.Sの乗り心地が固い
:ホワイトパールクリスタルシャイン(062)とブラック(202)の色がトヨタと同じ
:カタログ表紙は「白」とても高級感のあるカタログと印字でした。
■MY07 /IS250・・・390万 ver.S・・・405万 ver.L・・・435万
主な特徴 :ver.Lに18インチサス&ホイールがMOP設定
:給油口とトランクオープナーボタンが光るようになった
:乗り心地、ステアリングフィールの改善(正式アナウンスなしのため詳細不明)
:ホワイトパール、ブラックなど全カラーが「LEXUS専用カラー」となる。
■MY07<追加>/IS250 ver.I・・・415万
主な特徴:ver.Iが突如追加さた。本革、シートヒーター、本木目ステアリング・シフトノブ等を追加。
:新色「シェルマイカメタリック」(通称:キチョピン)
:ver.IとLのスカッフプレートのLED照明が「立体・白色」に
:ver.Iの本木目パネルは バーズアイメイプルの「ライトブラウン」
:電動チルト&テレスコピックステアリング も装備
:本革シートはサイドが本革、メイン部分がヌバック調のシート。
■MY08 /IS250ベース・・・390万 ver.S・・・405万 ver.I・・・415万、ver.L・・・435万
主な特徴:前席シートバック形状変更によりシート下につま先が入り、後席居住性向上。
:ホイールカラーの変更、運転席側にコインホルダーの追加
:乗り心地、ステアリングフィールの改善(正式アナウンスなしのため詳細不明)
:カタログは「ブルー基調」に。
:他モデルは年次改良で値上げするがISはお値段据え置き。良心的。
■MY08<追加>/特別仕様車 LEXUS 「Elegant White Interior」
主な特徴:700台限定。IS250・・・444万、 IS350・・・530万
(お買い得感がない価格設定だが、無事完売した模様。清潔感のある素敵なインテリア)
:VER.Lをベースにシート、ドアトリム、肘置きなどを「ホワイト&グレー」とした仕様
:ホワイトの専用スマートキーケースも付属。
■MY09(初MC)/IS250・・・399万 ver.S・・・414万 ver.L・・・444万
主な特徴:初のマイナーチェンジ。250に統合安全制御「VDIM」を追加
:新色追加(ブロンドマイカ(茶)、セーブルマイカ(チタングレー)、
:希少カラーの廃止(キチョピン、キチョグリ(緑)、キチョキン(ベージュ))
:ver.Iの廃止
:ドアミラーウィンカー追加、前後バンパー、テールライト、ホイール意匠変更
:内装センタークラスターパネル意匠変更、英文字選択可能、
:ver.Lに本木目ステアリング&シフトノブをMOPで追加
:Dレンジ走行中にパドルシフトが有効になった
:内装本木目パネルの「ボルドー色」廃止。(グレー追加)
:内装カラーの「ベージュ」廃止。(エクリュ追加)
:後席ヘッドレストが倒れるようになった
:カードキー追加(ベースグレード除く)などかなり変更されている
:カタログは「レッド」基調に
:大幅な装備追加にもかかわらず値上げは最小限に抑えられている。
(標準グレードに関してはMY10から装備が簡略化されるのでベストバイモデル)
■MY09<追加>/特別仕様車 「Red-edge Black Interior」
主な特徴:500台限定。IS250・・・428万、 IS350・・・516万
(結構センスのいい装備だが、あまり販売は芳しく予定台数に達しなかったという噂)
:ベースグレードに次の装備を追加
:セミアニリン本革シート(ブラック&ノーブルレッド)
(ただし、シートヒーター、ベンチレーションなし。AWDにはシートヒーターは付く)
:シート・ドアトリム・本革巻きステアリングなどに専用レッドステッチ
:アルミ製スポーツペダル、カードキー、オート電動格納式ドアミラー。
■MY10 /IS250・・・392万 ver.S・・・420万 ver.F・・・444万 ver.L・・・453万
主な特徴:販売てこ入れのためベースグレードの装備簡略化し、価格を引き下げ。
(ハロゲンライト採用という大失敗モデルとなる)
:地デジチューナー装備。地図更新無料のマップオンデマンド対応。HDDが40GBに。
:ver.Fの追加。(ISFのステアリング、シフトノブ、シート、フロントグリル、リヤスポ)
〔MY11で「F-sports」が導入されるため、ver.Fはわずか1年の短命、レアモデル。〕
:新色追加(カトレアマイカ(紫)、エクシードブルー(青))
:ムーンルーフのスイッチがダイヤル式から一般的なシーソースイッチ式に
:イグニッションON時のスピードメーターのニードルスィープ機能廃止
:ISC譲りのボディ剛性のアップ、足回りの強化
:灰皿を廃止し、インパネボックスが選択可能に。
:カタログの表紙はMY09と同じだが、裏表紙が異なる。
■MY10<追加>X-Edition(特別仕様車) IS250・・・372万
主な特徴:販売てこ入れのためベースグレードからさらに装備を簡略した「特別仕様車」
予想通り、ほとんど売れず、レクサスの迷走を反映する大失敗モデル。
:シート、肘置き、ドアトリム、ステアリングのステッチ専用のオレンジに。
:なんと「バックカメラ」を廃止。IS自慢のスピーカーを13個から8個に減少。
:そしてFRモデルはレクサス初の「手動シート」・・・こりゃ売れるはずないww
■MY11(2度目のMC)/IS250・・・398万 ver.T・・・420万 F・・・450万 ver.L・・・453万
主な特徴:注目のF-sportsの導入(ver.Fの廃止)、ver.S→Tへ変更。
不評だったベースグレードの「ハロゲンヘッドランプ化」はわずか1年でHID化。
(まさかの2度目のMC。大きくラインナップが変更された)
:フロントヘッドランプに流行の「LEDポジションランプ」追加&「AFS」の廃止
:フロントバンパー意匠変更、フォグランプがIS専用意匠からトヨタ汎用タイプに変更
:Fスポーツ導入に合わせ、足回りを中心としたファインチューニングが行われ完成形に。
:テールライトの意匠変更、室内グローブBOX、ステアリングパネルにアルミ調塗装。
:新色追加(ラピスラズリマイカ、スターライトブラックガラスフレーク、シルバリーブルー)
:希少色の廃止(ブロンドマイカ、セーブルマイカ、ダークブルーマイカ、ライトブルー)
:内装パネルのシルバートーンがピアノブラック調になり質感向上。
(Fスポーツは、アッシュブルーメタリック)
:スピードメーターは「260km/h」に。
:IS250(FR)の燃費が11.8→12.2Km/Lに。(エコカー減税50%適合)
:同時にさわやかなブルーとホワイトのインテリアの特別仕様車「Art Works」を設定。
:カタログは「ブラック」基調に。
■MY12 /IS250・・・398万 ver.T・・・420万 F・・・450万 ver.L・・・453万
主な特徴:公式発表なし
:新色追加(ファイアーアゲートマイカ(茶)、マーキュリーグレー)
:2005年デビュー時からの人気カラー「ブルーイッシュパール」の廃止
:
ポジショニングライトのLEDが純白化(CT200hも同時に変更)
:
ヘッドライト意匠一部変更(レンズカットの追加)
こうしてみると、LEXUS ISは本当に毎年細かく変更されていて、オドロキです。
(抜けている内容も多いと思いますがご容赦下さい)
その割には価格上昇も最小限に抑えられており、戦略的なモデルと思います。
MY10からは、ベースグレードの装備簡略化が図られるなど、ベンツ・BMWなどと同様の手段に出ましたがあまり成功していないようです。ちなみに、カタログもどんどんコストダウンが進み、ページがどんどん少なくなっています(笑)
さて・・・2012年も
次期ISは発売されないようですが、そろそろ情報出してくれないとLEXUS開業からのコアなISオーナーさんは来年は「3回目の車検」を迎え、そろそろ待ちきれず他ブランドへ?
東京モーターショウでは「次期IS」の
片鱗だけでもいいので見せて欲しいものです。
もちろん私も最も期待している1台です!