怒涛の日々がようやく落ち着きました。
新しい経験ばかりのビジネスばかりでしたが、実りは良い経験と新しい友人…。
来年は楽しみ。どうなるかな。
ところで、放置していたこのブログ、そろそろコツコツ再開したいと思います。
まずはお友達のブログにお邪魔したいと思います。
それでは、また後程に。
今年は数日の残すものの、例年に違わずあっという間に過ぎ去っていった。
例年と違うのは…自動車趣味においては決定的な一年となったことだろう。
これほどまでに自分がマイナーであると認識させられた年は無かった。
今年はほしい車が1台しかなかった。
その1台も色々事情があるのは分かるけど、大枚はたく以外に入手は不可能に近くなった。
払えない額ではなかったけど、1人かっかしている感じがかっこ悪く、時代にそぐわない感じがして結局断ってしまった。
「もう、そういうのは終わったんです…」
あの言葉が身に染みる…一昨年、いや去年にそれを聞いていたら、まだまだと思ったのかもしれないが、今年はそれに納得せざるを得ない。
しかしそういう風潮に敢えて問う。
クラッチを踏むのがそんなに面倒か?
疲れ果てて年も取り、もはやそんな踏力さえ残ってないのか?
左足を休め始めさせたら、次は右足か?
そして次は両手だろうし、ついには目を閉じるだろう。
かつてあなたが熱く語っていた車好きというのは、その程度のものなのか?
「イギリス:2040年からガソリン車とディーゼル車の販売を禁止…」
「フランス:2040年までにガソリン車とディーゼル車の販売を禁止…」
「ノルウェー:2030年からEVとHVのみを販売…」
「オランダ:2025年からEVのみを販売…」
「インド:2030年からEVとHVだけを販売…」
「中国:将来的にはEVとHVだけを販売…」
「バルセロナ、コペンハーゲン、バンクーバーなどの都市は、2030年までにガソリン車とディーゼル車を禁止…」
欧州では、あの車好き達が今後はEVにすると決めた年だった。
いくら製造原価が3割下がるにもかかわらず価格は上昇となるEVだからといって、従来のPetrol頭を切り捨てるとは考えもしなかった。
温暖化対策だと?
あの話はフェイクだったはずだ。
それにもし本当だとしても、急増する世界人口を減らさない限り追いつかないだろう。
EVについて嫌悪感は持っていないし、いずれは買うだろうが、趣味の対象になり得るかと言うと…現時点では全くNoだ…ありえない。
あんなの遊園地のゴーカートに等しい。
2.5トンの塊をガっと踏んでギュイーンって走って止まるだけ。
そのシンプルな味付けのどこに楽しさを感じろというのか…ものの1時間で飽きちゃった。
「自動運転は?」
自分にとっては全くナンセンスだ。
そもそも運転をしたくない人が欲しがる自動車って一体なんだ?
所詮プアマンズ・ショーファーカーだろう。
そんなに運転するのが面倒なのか?。
たかだか運転する位が億劫に感じるなら、家に籠ってネットサーフィンで各地を訪問すればいい。
3Dならなおさら満足できるはずだ。
「エキゾチックカーには、あなたの趣向を満たす世界が残っているし、いい買い物になると思うよ。」
…そうかもしれない。しかし、かつての名車も現代の車も、内燃機関というつながりがあって価値観の大樹に寄り添っていたのではないか?
双方とも「ドライブできる」ゆえにあこがれや希少性という価値観の脊髄が成り立っていたのではないか?
今や内燃機関は無くなるというのが確定的になった。
近い将来オブジェとしての価値としか見られない時代が来るに違いない。
「いや違う、名画と一緒だろう」って?
No。かなり違う。
名画と違い、いずれも生産数が多すぎる。
モナリザが499枚あったら、あれほど評価されるかどうか。
そういうのは精々リトグラフみたいなもんだろう。
忘れてないか?
銀塩という共通動機が枯渇した世界で、かつての機械式カメラの名機がどれだけ価値を失ったか。
欲しがる母体がどれだけ減ったか?いや雲散霧消といえるくらいではないか。
それと違うといえる根拠はどこに求められるのか。
その後継のデジカメでさえ、息も絶え絶えなのに。
「とはいっても、あなたの趣向を満たす世界はもう無いよ。」
って…その通りだ。
もはやそんな世界は来ない。
とはいえ、古い車を内側に籠ってちまちま弄る趣味は無い…穏やかで平和で良い世界ではあるが。
勿論わかってる…世界に何万種類の車両があるかは数えたことは無いけど、その中でほしい車が一つか二つしかない場合、問題があるのは自分のほうに違いない。
道路環境だってそうだ…たかだか煽られたくらいで警察沙汰にするのを正とする軟弱者や、やたらとドラレコつけて他人の隙を狙うのに悦に入っているような変質者が跋扈する路上には、もはやスポーツカーを気持ちよく走らせる環境は無いのかもしれない。
それに…社会の変化についていけなくなったり、新しい物に興味が持てなくなったり、それを否定したくなったりした時が老いの始まりなら、実は自分がすでに老人なのかもしれない。
多分、自分がおかしい。
自分が世界から外れてきている。
なるほどそうか…それならこの老いぼれは口を閉じて静かに暮らすしかないのだろうか…。
…いやいや、精々迷惑をかけない程度に好きにやらせてもらうさ。
小排気量3気筒ターボ+6速MT
・最高出力:約150ps
・全輪ディスクブレーキ
・新開発の完全独立サスペンション
・最高速度:225km/h
・横置きミドシップ・パッケージ
・広々としたキャビン
・フロント・トランク
さすがよく分かってらっしゃる。
買い物にも行けない、二人の荷物さえ積めないシロナガスクジラやティラノサウルスみたいなのはね…。
もう、このアイデアだけで会社に出資したいくらい。
早く出ないかな…。
Thanks to AUTOCAR JAPAN!
先日、フェラーリのGTC4ルッソに乗りませんかというお話を頂いて、少しだけ乗ってきた。
フェラーリは全ラインがAT化されてから、いまいち足が遠のていたけど…12気筒の灯もあと数年となった今、自分の次の愛車がEVとなる前にその味を少しだけ味わってみるのも悪くないと思い伺った次第。
GTC4ルッソという車…690ps/8000rpmと697Nm/5750rpmを時たま4駆のシャシーに載せる4シーターハッチバック(?)という車。
見た目のアピール感はフェラーリに疎い人が抱くフェラーリ感にはほど遠いのだけど、実際にコックピットに座ってみたり、リアシートを試してみたり、トランクを覗いてみたりすると、これをどういう人が求めるかなんとなくわかってくる。
コックピットに座り、シートだけ位置を合わせる。そしてエンジンを始動…「Foooooon!」と一回だけ吠えるとすぐに静かなアイドリングが始まった。
エンジンをかけて初めてその他の調整が可能になった。
営業さんに色々を操作方法を教えていただく中、バックカメラのみならずフロントカメラまであることに気付く。
エンジンをかけながらリアシートにもう一度座ってみたりすれば、シートは固いけどヘッドクリアランスやホールド感は及第点な感じ(これは十分実用性があるという意味)。
フロントシートに戻り、サイドブレーキを外そうとするが、見当たらない…ギアを入れると自動解除となるそうな(笑)。言われるがままに操作して、路上に出るためにウィンカーを操作しようと左手をステアリングの裏を探るけど、無い…ああ、ステアリング上にあるんだった(恥)。
路上に出ると、やはり路面はぐっしょり濡れてる。
営業さんはWETモードに入れてくださいと言うので、マネッティーノを左回しに数回クリックした。
最初は普通の一般道。
流れは0-50kmの間を行ったり来たりする混雑度だった。
エンジンはほとんど1000回転をちょっと超える程度で回っている。
驚くのはやたらとミッションがシフトアップしていき、回転を上げさせようとしないマナーを示したこと。
これじゃあ、12気筒とか関係ないじゃん…と心の中で呟きながら、興味は街中での取り回しに移っていった。
今回の試乗車は左ハンドル。
スーパースポーツの左ハンドルは、絶望的に右後ろの視界が無い車両が多く、バイクや粋がった外人が運転するアホな自転車が自車の「右側」をパスしていくときなど、本当にヒヤッとするときがある。
そういう車での追い越し車線側とか中央車線側方向に進路変更するときは、事前に道路状況をしっかり頭に入れながらするとしても、最後はある程度運に左右されると思っている。
どんなに相手が悪いとしても「ポルシェが事故」とか「フェラーリが事故」と報道されるのでこの辺は必要以上に気を付けないといけない…。
ところがこのGTC4ルッソ。
リアシートの横にあるウィンドウが横に十分広いせいで、その辺の死角の無さが911に匹敵するほど安心感がある。
車外に出て実際に死角を確認すると、やはり少ない。
右ハンドルの設定はあるようだが、これなら左でも大丈夫かもしれない。
一般道では、相変わらずエンジンは1200回転位しか回らない様に車側が制御している。
これじゃあ全くつまらないので、高速に上がってみることにした。
営業さんにマニュアルモード固定にしてもらって回転を3000-4000位に維持しながら走ってみた。
直線では速度感の無いことに驚いてしまった。
悪い意味ではないけど、R35の速度感の無さに似ている気がした…それ位良い足という意味だ。
ただ、カーブに入るとなんだか落ち着かない。
カーブに合わせてボディの傾斜が大げさな感じがする。それにお釣りもやばそうな感じがする。
ああ、これWETモードにしたままだった…とマネッティーノをいじろうとすると、営業さんがそれを否定する。なんでも雨の路面でレースモードとかにすると、簡単に回っちゃうことがあるらしい。
そんなわけで12気筒らしさを味わうタイミングはほんの僅かとなった。
営業所に戻り、色々見積もりを作ってみたが、自分が注文するなら4000-4500といったレンジ。
非常に高価な買い物だと思うけど、いい車かもしれないと思えたのはなぜだろう。
エンジンは…その性能を味わう時間は僅かだったけど、印象深いエンジンだった。
車の外観は難があるけど、その控えめなアピアランスは、これを個性と捉えてフェラーリを日常に組み込みたい方やS65当たりじゃつまらんという方にはぴったりかもしれない。
それに使い勝手はとてもよかった。この辺がきついと車が文鎮化してくる。
これならパッセンジャーから不満が出ることも無いだろう。
この車、どんな人が合うのかなと考えてみたけど、フェラーリらしからぬリセールバリューと併せて考えると(中古で買う人ってあんまりいないのではないかと思う)、V8やV12のフェラーリを最低でも所有していて数年乗って2000万くらいやられても笑い飛ばせる位の方でないといけないだろうなぁと思った(法人で買うなら別の話だけど)。
帰り際、12気筒について再度考えてみた。
街中で快適方向や燃費方向を考えながら回転を抑制する12気筒なら、モーターのほうに分があるだろうなと思う。
ロールス方向やセンチュリー方向を志向する車なら、絶対にEVのほうが用途に合うはず。
この時代の中であえて12気筒を選ぶなら、それはやはり吠える12気筒でないといけない。
ほんのわずかな時間にもかかわらず、回した時のフェラーリの12気筒には価値があると感じてしまった。
それなら 812 Superfast となるはずなのだが…自分みたいな一見さんに車が回ってくるのは1.5年~2.5年かかるみたい。
……縁遠いと申しましょうか、それはどう考えても長すぎじゃないかと。
[ポルシェ 911] リレー交換 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2024/12/10 11:48:59 |
![]() |
[マツダ ロードスター] シガーソケット増設 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2024/11/10 14:29:39 |
![]() |
[ポルシェ 911] 右側助手席ウインドウレギュレーター交換1 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2024/08/17 20:46:32 |
![]() |
![]() |
ポルシェ 911 LHDではなくRHDです。 (2022.11.6) 少しペースは落ちているけど15万キ ... |
![]() |
マツダ ロードスター 2023.3.1 ND3号車のエクステリアカスタムは2号車と同じです。RFから流用したA ... |
その他 ジャイアント 長いこと放置状態のクロスバイクでしたが、ここ数か月は重宝しています。そうなるとあちこち目 ... |
|
![]() |
ポルシェ 718 ボクスター 2023.5.13 どうやら6月半ばには納車らしい。 梅雨の時期なのであんまり乗れないと ... |
2025年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2024年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2023年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2022年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2021年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2020年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2019年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2018年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2017年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2016年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2015年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2014年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2013年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2012年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |