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フランス、40年までにガソリン・ディーゼル車の販売終了へ

ぴか一ではないけどユニークと言うか味のある自動車を生産する国、フランス。

なんと2040年には電動自転車、もしくは（推測だが）何らかの次期エネルギーを搭載した車ばかりになるようだ。

ドイツも2025年には内燃機関をやめるという話だったっけ…EUの二大強国が内燃機関を捨てるとなると、その影響は大きいだろう。

ガソリンは今よりずっと安くなるはずだが、内燃機関搭載車は禁止税的な所有コストを払うことになるだろう。

車は携帯のようにバッテリーが劣化したら最新型に乗り換える感じの消費物になるのだろうね。
（Apple方式だな…）

こんなの面白いわけがない。




そんな国から出てくるアルピーヌA110.



じきにMTも出てくるなんていう観測もあるようだから、少し気になってDさんに行って事情を聴いてみた。

しかし事情は込み入っているようで…ちょうどルノーがようやく日本でのアルピーヌの販売権を取得したところだけど、ルノージャポンはそんなにA110を売る気が無いらしい。
と言うのもアルピーヌブランドなんて1車種しかないわけだし、そのためにCIを整えるために膨大なコストを投入してペイできないと考えているそうな。

そりゃそうだろう…しかも出来上がってきた車は、シートは前後位置の調整さえボルト式らしく、工具もって行かないとポジションさえ出ないという。

エンスーの車だから…という言い訳もあるのだが、それなら「万人向けのDCT」ではなく、コンベンショナルなMTにしてほしいと個人的には思ったり…だがMTの話なんて全くないそうな。

Dさんにとって致命的なのは、日本向け配車が絶望的に少ないということみたい。
それじゃあ、売り上げ立たないよね…と話していたら、なんとその少ない配車も優先順位があって、まずは旧A110のオーナー様に充当されるそうな。そのあとは歴代ルノーに乗ってるVIP様に打診が行くそうで…なんかどこかで聞いたような話だなぁ。

こんなの面白いわけがない。



趣味の先が狭まってくると、全部に乗る気がしなくなってくる。
車は「サブ的な趣味」の位置づけになりつつある今日この頃…。
どうしたものかと、小さく息を吐くしか術がない。

無いのは分かっているけどMTであれば即オーダーしたいくらい。
ただ、来年には992が来るから微妙な時期ではある。
（国内Dさんにはきちんと筋を通しましたからね～）

みんともさんに教えていただいた記事。

https://www.motor1.com/news/143283/bmw-m-no-manuals/

要約すれば…
　
　次期M3＆M4のマニュアルが用意されるか定かではない。
　容量の限界がある…それは450馬力と600Nmの付近にある。
　9速、あるいは10速のATの方が速いし、耐久性がある。
　他国製のMTの搭載は無い。

というわけで、恐らく500馬力を超えてくるであろう次期M3＆M4はAT化されるのだろう。

それにP社の顧客よりCoolでAdultなBMWのユーザーさんたちは受け入れるに違いない。
だが個人的には…大きな問題だったりする。

ATの車はなぜか自分を没頭させない。
確かに速いは速いんだが、楽しむためには眉をしかめる領域まで速度やGを上げないといけない車が多い。
確かに楽は楽なんだが、自動車に楽を求めるにはもう少し時間がかかりそうな自分には、今しばらくMTを味わっていたいと思う。

しかし、そういう趣味の方向性に世界が”No”を突き付けてくるなら、それに抗うのは無理なこと（少なくても新車の世界で）。

ただ、そういう流れに乗れない自分は、車趣味という方向性そのものに影が差してきて…別の何かを探し出したくなることを否定できずにいる。



自分の愚痴を聞いて、「んな、大げさな…」と旧友は言う。
うん、多分自分が偏屈なのはわかるけど、趣味位はそうでいいじゃない…。

Mのエンジンが搭載され、きちんと4座のシートがあり、結構な広さのトランクがあって日常使いは不満無し。それをMTでオープンドライブできること。
車高を気にする必要もなく、クローズの状態であればパッと見は目立たないのでどこにでも行ける。

オープンで走るとその解放感が気持ち良すぎて…次の車の話があって現在は売りに出してるけど、やっぱりやめようか迷い中だったりする。