• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

terry997のブログ一覧

2022年11月20日 イイね!

Esperienza Ferrari 296 GTB:④Ready Up!

Esperienza Ferrari 296 GTB:④Ready Up!









ツインリンクもてぎに着くと、目の前のステージに296GTBが鎮座している。

フロントデザインが腹に落ちるには少し時間がかかりそうだが、サイド、リア、特に”あの車”をモチーフにしたというリア方向から斜め45度で見るボディラインは中々美しく仕上がっていた。

alt
<あの車>

駐車場に誘導されると、営業さんが何人か飛び出してくる。割り当てられたパーキングロットは両隣に1台分ずつの空きが設定されていた。よく分かっていらっしゃる…。

ヘルメットとグローブは貸出してくれるそうだが、衛生面を考えて持参してきた(ドライビングシューズも)。小雨が降ってきたが、構わずにギアを車から取り出していると、すかさず営業さんが傘をさしてアテンドしてくれる。そして、そのまま会場の受付へとご案内いただきました。

簡単なカフェがセットされており、温かいカフェオレとデニッシュペストリーを頂いていると、担当さんがご挨拶にいらっしゃった。

 「初めまして」

とお互い挨拶を交わしながら、名刺を頂く。清潔感のある人だ。
でも、やはりお会いしたことは無いだろう…。

 「初めまして、ですよね?今日はよろしくお願いします」

簡単な挨拶を交わして世間話をしながらプレゼンテーションの順番を待つ。
ここからはベルトコンベアに乗って進んでいくはずだ。他にも顧客がいるであろう営業さんには、そちらの接遇を勧めて、自分はぼーっと周囲を見渡していた。

実にユニークな集まりだった。
駐車場には来訪者のフェラーリがたくさん駐車しているけど、高価なサルーンで来ている人も多い。
そして、先の尖った革靴で来ている人、なぜか全身に怒気をみなぎらせている日焼けした人、ズボンを下げて下着を見せてる茶髪な若人たち、綺麗な女性を連れた腹の出た中年男性たち、なぜかボーっとしている人、そして営業さんに生産枠の繰り上げを要請している景気の良さそうな時計をした人。

しばらくして自分の組のプレゼンテーションが始まった。
しかし、ギアを持参していたのは自分だけだった。

<もうちょい続く>






Posted at 2022/11/27 15:55:03 | コメント(2) | トラックバック(0) | フェラーリ | 日記
2022年11月18日 イイね!

Esperienza Ferrari 296 GTB:③やっと日本語に変換。

 Esperienza Ferrari 296 GTB:③やっと日本語に変換。そろそろ期日が近いなと思いつつ、何も連絡が無い状態に少し焦りを感じ始めたある日、やはり英語のメールが1通届く。

そこには、DATE、VENUE、MAP、CHECKIN、DRESS CODEが記載されており、その他にもWhat To Bring(要するに”持ってくるもの”) Parking Passなどが添付されている。

まあ、これで何とかなるだろうと思い一安心。
ここからが面白いのだけど、毎日Reminderが届く…ええ、忘れませんよ、大丈夫。

開催日が迫ってきたある日、接遇の力感が面白いなぁなんて考えていたら、なんと先の Parking Passなどの説明が載っていたメールが再度届いた。
しかも、今度は「日本語版」だ。いったい何事?と読み進むと、全く内容が同じ。
ということは、ようやく日本側に個人情報が受け渡されたということなのだろうね(笑)

とにかく、これで当日を迎えることができる。


alt
(全長4.8kmの
国際公認ロードコース。走った経験が無いので前日にコースは予習しました)

ツインリンクもてぎはとても遠い場所になるので6時には家を出て現地へと向かう。
余り天気が良い感じではないけど、もし路面が濡れているなら詳細な車の挙動やウェットモードの具合がはっきりするから好都合。

さあ、最新のフェラーリのアクセルを全開するイベントの幕が開ける。
一体、どんな車なのか。

(まだ引っ張ります)


Posted at 2022/11/19 22:49:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | フェラーリ | 日記
2021年01月10日 イイね!

1946年のクリスマス・イヴ、エンツォ・フェラーリは何を考えていたのだろう。

1946年のクリスマス・イヴ、エンツォ・フェラーリは何を考えていたのだろう。

今では神格化されているエンツォ・フェラーリですが、フェラーリを創業する時の彼は50才位の途方に暮れた中年男性だったことは、ほとんど知られていません。



車としてのフェラーリは、そのaristocrat的な振る舞いが自分の車趣味の方向性とは違うものだな、と感じていました。

alt


ところが「フェラーリの70年」を読んだら、aristocratsどころか、事業が上手くいかなくて行く末を悩んでいる一人ぼっちの中年男の姿が目に浮かんできて、フェラーリに少しだけシンパシーを感じるようになりましたよ(ディーラーさんにも是非目を通してほしいと思います)。

特にルイジ・キネッティ・ジュニアが記すエンツォ・フェラーリとルイジ・キネッティのフェラーリ創業のシーンは、彼が言うように映画の1シーンのようでした。


あ、そうそう、少しだけ出てくるフェラーリ社による顧客のランク付けの話(エンツォ・フェラーリのインタビュー時)は興味深かったです。どんな顧客をエンツォ・フェラーリが好んでいたのか、そしてどんな客を馬鹿にしていたのか…フェラーリの本音や、現在の顧客ランク付けという考え方のベースが垣間見えるようでした。


自動車ファンの方だけではなく、オーナーさんやオーナー予備軍の方々にもお勧めしたいです。


(終)



Posted at 2021/01/10 10:45:21 | コメント(4) | トラックバック(0) | フェラーリ | 日記
2017年10月17日 イイね!

激しい雨の中、Ferrari GTC4Lussoに乗ってみた。



先日、フェラーリのGTC4ルッソに乗りませんかというお話を頂いて、少しだけ乗ってきた。

フェラーリは全ラインがAT化されてから、いまいち足が遠のていたけど…12気筒の灯もあと数年となった今、自分の次の愛車がEVとなる前にその味を少しだけ味わってみるのも悪くないと思い伺った次第。

GTC4ルッソという車…690ps/8000rpmと697Nm/5750rpmを時たま4駆のシャシーに載せる4シーターハッチバック(?)という車。

見た目のアピール感はフェラーリに疎い人が抱くフェラーリ感にはほど遠いのだけど、実際にコックピットに座ってみたり、リアシートを試してみたり、トランクを覗いてみたりすると、これをどういう人が求めるかなんとなくわかってくる。

コックピットに座り、シートだけ位置を合わせる。そしてエンジンを始動…「Foooooon!」と一回だけ吠えるとすぐに静かなアイドリングが始まった。

エンジンをかけて初めてその他の調整が可能になった。
営業さんに色々を操作方法を教えていただく中、バックカメラのみならずフロントカメラまであることに気付く。

エンジンをかけながらリアシートにもう一度座ってみたりすれば、シートは固いけどヘッドクリアランスやホールド感は及第点な感じ(これは十分実用性があるという意味)。

フロントシートに戻り、サイドブレーキを外そうとするが、見当たらない…ギアを入れると自動解除となるそうな(笑)。言われるがままに操作して、路上に出るためにウィンカーを操作しようと左手をステアリングの裏を探るけど、無い…ああ、ステアリング上にあるんだった(恥)。



路上に出ると、やはり路面はぐっしょり濡れてる。
営業さんはWETモードに入れてくださいと言うので、マネッティーノを左回しに数回クリックした。
最初は普通の一般道。
流れは0-50kmの間を行ったり来たりする混雑度だった。
エンジンはほとんど1000回転をちょっと超える程度で回っている。
驚くのはやたらとミッションがシフトアップしていき、回転を上げさせようとしないマナーを示したこと。
これじゃあ、12気筒とか関係ないじゃん…と心の中で呟きながら、興味は街中での取り回しに移っていった。

今回の試乗車は左ハンドル。
スーパースポーツの左ハンドルは、絶望的に右後ろの視界が無い車両が多く、バイクや粋がった外人が運転するアホな自転車が自車の「右側」をパスしていくときなど、本当にヒヤッとするときがある。
そういう車での追い越し車線側とか中央車線側方向に進路変更するときは、事前に道路状況をしっかり頭に入れながらするとしても、最後はある程度運に左右されると思っている。
どんなに相手が悪いとしても「ポルシェが事故」とか「フェラーリが事故」と報道されるのでこの辺は必要以上に気を付けないといけない…。

ところがこのGTC4ルッソ。
リアシートの横にあるウィンドウが横に十分広いせいで、その辺の死角の無さが911に匹敵するほど安心感がある。
車外に出て実際に死角を確認すると、やはり少ない。
右ハンドルの設定はあるようだが、これなら左でも大丈夫かもしれない。


一般道では、相変わらずエンジンは1200回転位しか回らない様に車側が制御している。
これじゃあ全くつまらないので、高速に上がってみることにした。

営業さんにマニュアルモード固定にしてもらって回転を3000-4000位に維持しながら走ってみた。
直線では速度感の無いことに驚いてしまった。
悪い意味ではないけど、R35の速度感の無さに似ている気がした…それ位良い足という意味だ。
ただ、カーブに入るとなんだか落ち着かない。
カーブに合わせてボディの傾斜が大げさな感じがする。それにお釣りもやばそうな感じがする。
ああ、これWETモードにしたままだった…とマネッティーノをいじろうとすると、営業さんがそれを否定する。なんでも雨の路面でレースモードとかにすると、簡単に回っちゃうことがあるらしい。
そんなわけで12気筒らしさを味わうタイミングはほんの僅かとなった。



営業所に戻り、色々見積もりを作ってみたが、自分が注文するなら4000-4500といったレンジ。
非常に高価な買い物だと思うけど、いい車かもしれないと思えたのはなぜだろう。
エンジンは…その性能を味わう時間は僅かだったけど、印象深いエンジンだった。
車の外観は難があるけど、その控えめなアピアランスは、これを個性と捉えてフェラーリを日常に組み込みたい方やS65当たりじゃつまらんという方にはぴったりかもしれない。
それに使い勝手はとてもよかった。この辺がきついと車が文鎮化してくる。
これならパッセンジャーから不満が出ることも無いだろう。
この車、どんな人が合うのかなと考えてみたけど、フェラーリらしからぬリセールバリューと併せて考えると(中古で買う人ってあんまりいないのではないかと思う)、V8やV12のフェラーリを最低でも所有していて数年乗って2000万くらいやられても笑い飛ばせる位の方でないといけないだろうなぁと思った(法人で買うなら別の話だけど)。



帰り際、12気筒について再度考えてみた。
街中で快適方向や燃費方向を考えながら回転を抑制する12気筒なら、モーターのほうに分があるだろうなと思う。
ロールス方向やセンチュリー方向を志向する車なら、絶対にEVのほうが用途に合うはず。
この時代の中であえて12気筒を選ぶなら、それはやはり吠える12気筒でないといけない。
ほんのわずかな時間にもかかわらず、回した時のフェラーリの12気筒には価値があると感じてしまった。
それなら 812 Superfast となるはずなのだが…自分みたいな一見さんに車が回ってくるのは1.5年~2.5年かかるみたい。


……縁遠いと申しましょうか、それはどう考えても長すぎじゃないかと。





Posted at 2017/10/17 11:13:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | フェラーリ | 日記

プロフィール

「@Tetsu@ さん、ありがとうございます。しっかり映っていますね(風景に見入ってしまいました)。」
何シテル?   04/07 13:32
“When you arise in the morning, give thanks for the light, for your life and str...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

[ポルシェ 911] リレー交換 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/12/10 11:48:59
[マツダ ロードスター] シガーソケット増設 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/11/10 14:29:39
[ポルシェ 911] 右側助手席ウインドウレギュレーター交換1 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/08/17 20:46:32

愛車一覧

ポルシェ 911 ポルシェ 911
LHDではなくRHDです。 (2022.11.6) 少しペースは落ちているけど15万キ ...
マツダ ロードスター マツダ ロードスター
2023.3.1 ND3号車のエクステリアカスタムは2号車と同じです。RFから流用したA ...
その他 ジャイアント その他 ジャイアント
長いこと放置状態のクロスバイクでしたが、ここ数か月は重宝しています。そうなるとあちこち目 ...
ポルシェ 718 ボクスター ポルシェ 718 ボクスター
2023.5.13 どうやら6月半ばには納車らしい。 梅雨の時期なのであんまり乗れないと ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation