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2016年08月28日 イイね!

乗りたい車に乗ろうじゃないか③…地球上にはあるのだが…

乗りたい車に乗ろうじゃないか③…地球上にはあるのだが…

おおよその見当は付きつつも、旧知のDさん達に入手の可能性をあたってみた。

「あのですね…エクストラは払うから、これこれしかじかの車を入れてくれませんか?」

「相変わらず変態チックな選択ですね~(とは言ってないと思うが、ほぼ同じ意味)。でも面白いので近々の発売予定の確認も含めて一応インポーターに聞いてみます。」



結論としてすべて無理な相談だった。Aston Martinだけは何とかなりそうだったが、金額的に4000前後。今回は深く考えないで買う車なのでこれはパス(もっと稼がないとなぁ…)。






 


輸入車なんて国内シェアはここ何十年か大して変わってないのだから、客の細かなニーズは「Bespoke」とか言って積極的に商売にすればって思う。


こういうセールスはBA、Mで常態的になっている「何百万引き」とかせずに定価+αで売れるだろうから収益的には悪くない。1台売れば3台分以上の利益なら十分だと思うのだが…


だが、色々な話を通じてメーカーとDの温度差というか、日本というマーケットに対するメーカーの低評価からラインを絞られているのでは?という現実が見えてきた。台数の絞り込みはもとより、グレード、カラー、装備の選択肢の少なさについてあまりの冷遇に驚くことしかり。


Dさんサイドとしても、自国の市場について複雑な心境のようだ。顧客はみんからに投稿するような人はレアな方々だそう。「ほとんどの顧客はブランド品として求めてくるだけで、本当の車好きなんてほとんどいない。だからMTに興味なんてね…。ATでバーンって直線だけ走ってごいすーって楽しむだけだから()。ただでさえオープン売れないし (※By某営業マン)。」なのだそう。


スポーツは全身を駆使して行うからスポーツであり快感を呼ぶのであるが、そういう意味でスポーツカーをスポーツのごとく楽しむスポーツカー好きというのはマイナーなんだと改めて理解した次第…。

ちなみにM4クーペ。Shipping中のも含めてMT0.5%以下だった。



 




”…なるほど自分がほしい車は日本に無いわけね…”

”しかし地球上にはあるよね…。”






Posted at 2016/08/28 12:18:43 | コメント(1) | トラックバック(0) | 車全般 | 日記
2016年08月25日 イイね!

乗りたい車に乗ろうじゃないか②…ボクスター売却と候補車探し


(※写真は今回の車選びとは関係ありません)


次の車のイメージがあるわけではなかったが、そう決めたらまずは売却だ。
結果として981ボクスターは年間の償却が極めてわずかで、びっくり価格で売却できた。しかしその価格に上乗せしてもすぐに売れてしまったのはさらに驚いた…。それって新車価格と一緒では…???
余計なことだが、ポルシェがこういう市況から何かを感じてほしいと切に願う。


次に、購入する車のイメージ作りをしてみた。
キー・センテンスは…
凝り固まった自動車観からの離脱。
997の稼働率低下。
リラックス・ドライビング。だからそんなにとんがってなくていい…。
緩い走り。
緩い車の纏め方や成り立ち。
少々の世俗感。
車の隙はWelcome。

構成要件は、まずMT。
オープンボディ。それも4座のオープンであること。だらだら乗るなら4座オープンの解放感は最適かと。
エンジンは最低6気筒以上、0-100kmの加速は概ね5秒以下であること。
ハンドルは右ハンドル。
中古でも新車でも構わないが、経年劣化も楽しみたいので可能な限り新車で。
予算は青天井なわけもなく、まぁあまり負担感のない範囲で。
今回の車選びは肩の力を抜いて、その辺の窮屈さは無し…。


そうなってくると選択肢はあんまり無い。
入手できるかどうかについては問題だらけだ…。






Posted at 2016/08/25 20:37:43 | コメント(1) | トラックバック(0) | 車全般 | 日記
2016年08月25日 イイね!

乗りたい車に乗ろうじゃないか…①

乗りたい車に乗ろうじゃないか…①車は楽しい。


楽しさの定義は人それぞれだけど、自分にとっては「運転が楽しいこと」が何より大事であるし、普段一緒に過ごせる実用性も大事。


そういう趣向で車を選んでいくと、ポルシェ、特に911のチョイスは必然といって良いと思うし、911の価値観をコアとしたレーダーチャートを少しいびつにして、他の要素をスパイスとして際立たせる…例えば天井が開くとか、思いっきり走りに振ってみるとか,etc
ことをしても、ポルシェにはそれにふさわしい商品群…ボクスター、カイエン、GT系やらターボ…がそろっている。


だから結果として手元にポルシェが3台もある事態が発生しているわけだが…結論から言うと少し窮屈になってきた。息が詰まる感じといってもいいかもしれない。これはGT4やらRやらのゴタゴタがかなり影を落としていると言えるが、あと何年ハンドルを握ることが出来るかわからない焦りを意識する出来事もあった。勿論今までポルシェありきの車選択ではなかったのだが、結果的にポルシェばっかりでは勿体ないのではないかとも考えるようになった。物事は色々な経験をすべきというのは、車にも言えることだろうと思う。


まあ、もう一台買えばいいだけなのだが、流石にこれ以上あっても面倒と感じてしまうし、なんか車ばかりに力を入れている感が強く映りだしそうで気が引ける。じゃあポルシェを一台手放して、ポルシェ以外の車を入れようということにした。



僕は3年乗った981ボクスターを手放すことにした。











Posted at 2016/08/25 02:08:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記
2016年08月07日 イイね!

熱くならない718ボクスター

営業さんの熱心なお誘いがあったにもかかわらず、「なんか後回しでいいや…」的に感じてしまう珍しい存在のポルシェ、それは718ボクスター。




Youtubeにアップされた718のあんまりなエキゾーストを聞いて、一気に興味を失っていたわけだが、流石に断り切れずに先日ようやく試乗にお伺いした次第。

PCに到着してエクステリア/インテリアをチェックする。918みたいな清廉さはないけど、さほど悪化していない感じ。ボディパネルの意匠がかなり細部で異なっているので、相当いじった感はある…。

何はともあれ試乗すれば?というお話で駐車場に向かうと「エンジンをかけていない」ボクスターSが1台回されていた。エンジン音に問題があるということだろうか…と訝しげに近づいていくが、まあ、あんまり先入観無しで行こうと決めた。

操作系は981と全く一緒なので早速エンジンをかけてみる。
特に吠えたりしないが、確かに4気筒の音だがYoutubeみたいなやかんでお湯を沸かしているような音はしない。どちらかというと直噴の音が強調されている気がする。これは大なり小なり981でも同じ音だが、718のほうがずっと大きい…。ただし、モードをスポーツモードにするとアイドル回転が150-200回転ほど上がってスムースな音になっていく。

ミッションはPDK。
PDKは積極的にチョイスする気はないのだけど、試乗車はこれしかないから仕方がない。
コースは市街地と高速のミックス。早速、お出かけだ。

乗り始めてすぐにわかることだが、718S、物凄く速いしパワフルだ。
いやもう911いらないんじゃないか、なんて思うくらい速い。
エンジンの回転はスムースに吹け上がるし、一般的な4気筒ターボの単一で仏頂面な出力曲線とは一線を画する感じではある。音はもっとBrutalというか粗野な感じを想像していたが、それほど下品ではない。というより、まあ4気筒ならこれはこれで立派ではないかと思えるレベル。

ハンドリングは981のノーマル足と比べるのもなんだけど…ずっとキレがよく安定感に勝り、限界はずっと先になった。足回りのハードウェアとして否定できる要素を感じない(素人のチョイノリのレベルでは)。



1時間ちょいの試乗を終えてPCに戻り、Configで色々いじりながら、営業さんとはお盆明けにもう一度話をしようか、なんて感じでお別れに。

帰宅後、718Sをどうゆう風に捉えていたかというと、試乗前の悪印象はかなり減ったというか、すっきりした気分になっている。
一方で色々な感情も湧いてきており…一番大きいのは「これは981の後継車ではない。」ということだろうか。AGがあえて新しい開発コードを与えた理由がわかった気がする。
718には981にある清廉さとか若々しさ、可憐な感じや繊細さといったものは全くない。
総じていえば、免許取り立ての頃に感じたライトウェイト・オープンカーへの憧憬やユーノスロードスターみたいな淡い感じを投影し得るのが981ボクスターなんだが、718には全くそれを感じない。

じゃあ、718は否定される存在かといえば、そうでもない。
飛躍的に増大した低速トルクやパワーは981に唯一感じる不満を補完するに余る量だ。
それになぜか感情移入をさせない718は、道具として、日常の足として遠慮なくガシガシ使われることを許容し望んでいる気もする。
自分にとってはMTポルシェの望む姿は997とGT4で達成しているし。いずれも車自体が多弁でドライバーと車の間の相互コミュニケーションが濃厚にある…ゆえにたまにそうでない車がほしかったりする。あまり自己主張せず、こちらもある程度の距離を保ちつつも必要とする動力性能や使い回り性は提供してもらえる車。例えばそれはメルセデス・ベンツ。C43、新しいE400等は自分にとってはそういう存在かもしれない。
ゆえにそういう風に冷静に捉えられる車がAGから出てくるのは驚きではあるけど、受け入れることができる心境ではある。

食わず嫌いは良くないというが、718ボクスターはまさにそういう車だった。



Posted at 2016/08/07 22:07:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | ポルシェ ボクスター | クルマ

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