皆様、ATFは交換されてますか?
ベンツに限らずメーカーは10万キロ交換不要、さらには永久的に交換不要・・・とまで言ってます、特に最近の車は。
しかし、その理由は「日本では大体10万キロで廃車になるケースが殆どなのでATは10万キロ持てばOK」ということらしいです。納得といえば納得?ですが、なにか気持ち悪いものがあります。
なぜオイルを使っているか・・・を考えますと、金属と金属が擦れ合う部分の摩擦を減らしているわけですから(摩擦を無くしているわけではない)、少なからずスラッジが出てきますし、オイル自体の劣化もあります。そう考えますと、万全の状態でATやデフ、エンジンを機能させるにはオイルが綺麗に越したことはありません。
そして、オイルで循環、潤滑されている機械の故障は殆どがオイルの汚れや劣化が原因ではないかと思います。個々のパーツの欠陥がなければ、の話ですが^^;
先日、プジョー307SWで走行中に追突されたかのような凄い衝撃とともに「gearbox faulty」という表示が出て、エンジンをかけなおしたら治ったので少し様子を見てたんですが3度ほどこの症状が出たためディーラーに持っていきました。
どうやらATの油圧を制御するソレノイドバルブ(弁)に異常があったそうです。
ここからは私の想像ですが・・・
ギア類の加工精度が国産モノに比べて劣っている→スラッジが出やすい→こまめにATFを変えないとソレノイドバルブにスラッジが蓄積→故障
まさに心筋梗塞や脳梗塞状態?! 血液をサラサラにする薬を予防的に服用していれば発症確率がかなり下がるのと同じ原理では?と思います。
我がCLSはエアサスですが、故障(オイル漏れ)が多いと言われているABCサス(油圧サス)についてWISの整備書を読んでいると興味深い記述がありました。
以下原文のままです
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ABC
ハイドリック・オイルの汚れが原因とされるクレームについては、従来の方法である ABC システムの洗浄(またはハイドリック・オイルの交換)と同様に、濾過によっても解消されるということが最新の調査によりわかりました。
この新しい修理方法は、ABC フィルタの目の粗さが10μmから3μmに変更されたことにより可能になったものです。
つまり、該当するクレームの際には従来の方法である洗浄の代わりに、濾過を行うようにしてください。
この作業方法は特に、1日から1週間という期間に渡って車両が駐車されている状態にあり、アクスル1軸または片側で車高が低くなった際のクレームの際に有効です。
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要するに、外部からの異物混入がなかったと仮定しますと、3μm以上のスラッジがABCサスのOリングやパッキンに噛んでしまうとその部分が損傷しオイルが漏れてくる、ということのようです。
私の230もABCサスからオイルの滲みがあり、交換予定です。
フラッシング、フィルタ交換はやはりこまめにやっていれば予防できそうですね。
※追記 上記WISの記述は・・・間違いです。原因の詳細、対処法はまた記事にしたいと思います。
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Posted at
2011/10/02 22:35:54