こんばんは!
SL600、SL65以外のR230のオーナーさんは薄々感じておられるかと思いますが、
230の内装って妙にチープなんです!!
AMGでも内装スペシャルオーダー車以外は、シートこそ辛うじてナッパレザーを使用していますがその他は安っぽいビニールレザー。
さらに、ブラック内装の230に使用されている「グレーのツートン」。
これがどうしても気に入らず・・・
なぜグレー?? せめて黒で統一されていれば^^;
こりゃなんとかならんものかとずっと悩んでましたがとうとう我慢できなくなり動き始めました。
ドアトリムやシートなど、複雑な形状やステッチの入っているものはとある業者さんにお願いしましたが、自分でできそうな部分は自分でやってみます。
今回挑戦するのは「内装の高級化」と「ベリーレッド化」です。

まず、アマゾンでこんなフロアマットを購入しました。
安っぽいなぁ~(核爆 実際安かった・・・
高級化とか言いながらやる気あんのかっ!って自分でツッコミ入れてました(爆

頼んでもいないのにこんなエンブレムが付いてきました^^;

迷わず撤去。

そしてこちらを埋め込む予定です。
「SLK」と書いてありますが、少し離れたら見えないでしょう(笑

確か純正AMGフロアマットは刺繍だったかと思いますが、大体刺繍と同じ位置にマスキングテープでガイドを作り、

2液性のエポキシ接着剤にて、

貼り付けます。

この際、接着剤がはみ出ないギリギリくらいの量でフロアマットの毛の中まで接着剤を浸透させ、上から持続的に圧力をかけて24時間硬化させます。

硬化したら完成です。

フロアマットにちょっと食い込んでるところが純正っぽいですよね。
安っぽいのは目をつぶりましょう(爆
まだ保護フィルムが付いてますが剥がすと結構綺麗です。
次に、センターコンソールの蓋を張り替えてみました。

まずこちら。
もちろん解体屋調達品です。
オリジナルのパーツはとても張り替える勇気なんてありません^^;

そして、センターコンソールボックスの後ろのカバー。
何て言う名前のパーツか分かりませんが、リア小物入れの間にあるカバーです。
こちらは私の車両に付いていたものですが、現在65AMG純正のナッパレザー仕様のカバーに変えてありますので予備パーツです。
230の内装パーツはレザー下にウレタンが敷いてあるものが非常に多いです。
今回の2点もウレタンが敷いてあります。
このような場合は剥がしてしまうとえらいことになってしまいますので、クリアランスの問題さえなければ上から貼り付ける方向でやったほうが無難です。
(と、レザー屋さんに教えてもらいました)

こちらはビニモMBTというレザー専用縫合糸のサンプル帳です。
この中からカラーを選び、右下から糸の太さを選びます。

嫁が実家から貰ってきた家庭用ミシン。
私、いろんな趣味に手を出してきましたが、ミシンを使うのは小学校の家庭科(30年前?)以来です(爆
ミシンという機械があること、くらいしか知りません。
嫁??
一応洋裁屋の娘ですが、ミシンなど一度も使ったことがないそうです(撃沈
こんな環境でなにかできるのだろうか・・・
どこをどうする??
どうやって使う??
すると娘が家庭科の教科書を貸してくれました^^

大口糸店で購入したビニモMBTが縫えるサイズの針を挿入。
挿入・・・ したいところが・・・
全く入らん!!(撃沈
け、削るか?(爆

元々付いていた針と比べると、どうやら規格が全く違うようです。

規格が違う針を40本も買ってしまった・・・(爆
このあたりであきらめておけば良かったものの、もういつもの癖で意地になってます。
冷静さなど全くありません(爆
家庭用ミシンが駄目なら職業用のミシンが必要と判断、
JUKIの職業用ミシンを購入(爆

このミシンをオブシディアンブラックに塗装するか、AMGのロゴをどこに入れるか悩みましたが、その前に使ってみることにしました。
で、今度は先ほど購入したプロ使用のミシン針が入るはずですので挿入してみると・・・
全く入らん・・・(撃沈
け、削るか??(爆

調べてみますと、DB針用の職業用ミシンはSIZE 18までしか対応していないことが判明(撃沈
これも結構マニアックなサイズで、大塚屋に行っても入手できず・・・
色々あたってみたところ、ブラザーミシンの修理部に在庫を発見。休みでしたがシャッターを半分開けて小売してくれました(謝謝

そしてまたまた問題勃発。
針のサイズが小さくなったため、私が使いたかった#1番手の糸が対応していないんです。
それでも、針穴に糸さえ通ればとりあえずは縫えるんじゃないかということで縫ってみると・・・
上糸と下糸が絡まって、ミシンが動かなくなりました(撃沈

裏はこんな状態。

ボビンケースの周囲に糸がめちゃくちゃ絡まってます(泣
結局糸の太さを#5番手に落としました。
それでもキャパ超えてます。
このミシンと針で綺麗に縫えるのは#8番手なんですが、8番手だとステッチには細過ぎるんです。
まあ、こんな状況でステッチとか言っている時点でちゃんちゃらおかしいのですが(爆

もう引くに引けない状況&以前「人に不可能はない」など言ってしまったためやるしかありません。
採寸し、佐村河内よりも簡単な設計図を書きます。

レザーを裁断します。

上糸と下糸の強さを何度も調整し、なんとか縫えるレベルになりました。

端っこはほつれないように返し縫いしてます。
あ、ちょっとウケたのが、230の純正内装のダブルステッチは殆どがダミーです(笑
ダッシュボードのレザーを剥がしたときに発見しました。
これで幾分気が楽になりました。

純正同様、ダミーステッチを入れた後に、ダミーステッチ同士を重ね合わせてマチバリで仮固定。継ぎ目を縫っていきます。
ステッチの間隔は純正同様4.8mm位、つなぎ目は2.5mm位にしました。

こんな感じですね。
ここで、問題?不満?が発生。
ボックス上面に使うレザーが安っぽい&エクセーヌ(両端のアルカンターラ)の色が紫っぽくて微妙・・・。
ナッパレザーの生地に似ている椅子貼り用生地とエクセーヌを買いなおしました。

こちらのほうがかなりナッパの生地に近く高級感があります。
ただ、生地がさらに厚くなり、縫製するとかなりの確率で糸が絡まります。

綺麗に縫えた!
と思ったら後半で糸が絡まり・・・

糸を外して縫い直し。

偶然成功するまでこれの繰り返しです。
一方、規格内の#8番手の糸は途中で絡まることなく1発で綺麗に縫えます。

少々アラがありますが何度も縫い直し、なんとか耐えれるレベルになりました。

そして、センターコンソールボックス用、その後ろ用の縫製が完了。

スプレーのりで貼り付けますので、マスキングします。
ちなみにこのコンソールボックスの蓋ですが、分解不可です。

接着剤を小出しに吹き付けて、乾き始めたらスキマに押し込んでいきます。
これ、めちゃくちゃ大変です。

後ろのカバーはパーツを外せますので簡単です。
そして!

こちら貼り付け前ですが、

こんな感じになりました。
上面がナッパレザー風、両サイドがアルカンターラ(エクセーヌ)、赤のダブルステッチです。

どの角度から見てもクオリティー低い~!!!(撃沈

ボックスの前方部です。

裏側。
この織り込み作業、二度とやりたくありません^^;

特にこの前方部の織り込みはめちゃくちゃきつかったです。

こちら、リアのカバーです。
同じく、ナッパレザー風&両端エクセーヌのダブルステッチです。

クオリティー低いです(撃沈)

縫製の部分を拡大。

この前面のパーツが取り外せますので、リアのカバーは比較的楽でした。

車両にはこんな感じで装着されます。

まあ、縫うのも貼るのも初めてですので、こんなもんですかね・・・^^;
車に装着するか悩んでます。
私が下手なのは練習すればなんとかなるかもしれませんが、ミシンのキャパを超えてますので、綺麗に縫製するには糸を細くするしかありません。
うーーーん・・・・ 微妙・・・
というところです。
でも、諦めずに頑張りますよ!
自作系はあとピラーと天井、サンバイザーのアルカンターラ貼りです。
が、頑張ります^^;