こんばんは!
先日長文ブログを書いてました。
8割方書き終わり、「さて保存して寝るか」と思ったときキーボードの左下あたり??に手が触れた瞬間・・・
その日に書いた文章がすべて消えてしまいましたTT
先週は散々でした。
おたまじゃくしから育て上げたカエル「ぴょん吉」が死亡、オークション詐欺に遭う、C-C-Bの田口が逮捕される、ブログが消える。。。
テンション低いですが内容を少し変更し頑張って書きます。
まずはW221ネタです。
W221に乗り始めてから気になっていることがありました。
メーター内のメニュー表示です。
W219、W204、R230はメーターのメニュー表示を例えば「オーディオモード」にしてキーOFF、キーを抜いて再びキーONしても「オーディオモード」が表示されます。
最後の設定が記憶されている状態(ラストモードが有効)になっています。
ところがW221に於いてはいずれかのモードでキーOFFし、再度キーONすると必ず「トリップ表示」に戻ってしまいます。
普段は「オーディオモード」にしておきたくても、エンジンを始動するたびトリップ表示に戻りますのでその都度ステアリングスイッチでオーディオモードを選択しなければいけません。
これは非常に面倒です。
総統情報では「後期は出来るで」とのことでした。
後期は可能・・・ということは221前期は不可??
これはやり甲斐がありますね!
まずはデフォルトの状態です。
221は前期・後期ともにトリップ表示に戻ります。
前期車両にてラストモードを有効化してみました。
成功です。
常時オーディオモードにしておきたい方には非常に便利です。
エンジンをかけなおしてもモードを切り替えることなく選曲できます。
もちろん常時AMGモードにもできます。
需要があればコーディング屋さんもボロ儲けではないでしょうか^^/
ではR230内装高級化の続きです。

いつ見つけたか忘れましたがどこかの中古車販売店に掲載されていたSL55AMGです。

パッと見は普通のベリーレッドのSL55です。
バンパー形状からパフォーマンスパッケージではなさそうです。

内装も”パッと見”は普通のベリーレッドに見えます。
この写真で違いが分かる方はマニアです(笑

珍しいのはベリーレッドのフロアマット、AMGの刺繍入り。

生産終了になったイルミスカッフプレート。

キーレスゴーが付いてますので私の大好きな並行車です。

この写真で分かりますでしょうか。
なんとこの車両、「内装がフルエスクルーシブ」なんです!!
ベリーレッドのエクスクルーシブ内装って・・・ 激レアではないでしょうか。

合皮とはシボが違いますのでこちらの写真のほうが分かりやすいですね。

さらにこちら!
パノラマルーフ仕様です。これもレアです。
天井はアルカンターラです。

ダッシュボードもトアトリムもすべてエクスクルーシブです。
ウチのSLを売ってこちらに買い替えたかったのですが、
この車両はそこそこ距離を走っていたのと・・・ その前にすでに売約済みでした^^;
ということで、DIYにてベリーレッド化、内装高級化をやってみました。

ヘッドライナーは以前掲載しましたがこんな感じになってます。
ベリーレッドに極めて近いエクセーヌ(≒アルカンターラ)です。

Aピラーです。

ルーフは非常に悩みました。
純正アルカンターラは2ピースになっているようですが、この大きさで立体縫製してステッチを入れるのはかなり厳しいです。
さてどうする・・・。
A3 PROJECTさんに相談しましたところ「1枚貼りで行きましたよ~」とのことで
即、1枚貼りに決定(爆

貼り付け時は必死になっているため画像はありません^^;
いい感じです。

あとはリアウィンドウ周りです。

貼り付け完了。

ちょっとした拘りですが純正と同じ場所にステッチを入れてます。

反対側。

こちらの栓?はベリーレッドに塗装しました。
トリムとシート張替えは「
ロブソンレザー」さんにお願いしました。
ロブソンレザーさんは都内、私は中部ですので車を持ち込むこともできません。
その前にオリジナルパーツには手を付けたくなかったため、解体屋調達品をロブソンレザーさんに直送して張り替えてもらうという形にしました。
本革の種類はいくつかあり、非常に悩むところです。
悩むといっても種類で悩むわけではなく「価格」で悩むわけです(核爆
・革の質を落とせば安くなるが高級化する意味がない。
・施工単価は決まっているが一度にたくさん施工すると単価が下がる。
(これはロブソンレザーさんとの交渉です)
ナッパレザーの中でもプレミアムナッパというのがあり、一番のおすすめとのことでした。
それと、ベリーレッドに近い色を手配できるとのことでした。(全く同じ色も手配できるがかなり割高になるらしい)
レザーの種類はプレミアムナッパに決定!
結論からいいますと、1頭分の革から無駄なく必要部分を採取できればコストが下がる→やるやら一気にやったほうが良い→1頭分の革と在庫が少し残っているものを組み合わせれば殆どの部分をカバーできる→(さらにおまけ施工付き)
ということでダッシュボード、背面のパネル、センターコンソール、ハンドル下パネル以外の殆どの部分を施工することにしました。

まずは現物のサンプルでご確認くださいとのことでサンプルを送っていただきました。

いや~、中々良い赤です。
BMW純正の赤革と同じ色だそうです。

ベリーレッドと比較すると若干朱色が強いですが、品のある落ち着いた赤です。
絶対に避けたかったのはカウンタックレプリカの赤内装のような赤です(爆

上は純正本物ベリーレッドのドアトリム(解体屋調達品)です。
下は私の車両のドアトリム。
ステッチの色を参照してもらうためにベリーレッドのドアトリムを送りました。
勿体ないですが、ベリーレッドのドアトリムを張り替えます。
※ドアトリムの張り替え、張り替え後の補修だけで記事が超ロング記事が書けますがキリがありませんので省略します。

先にシートの張り替えが終わり自宅に到着しました♪
プレミアムナッパ、最高です!
レザーの質感、縫製、文句なしです。ダイヤモンドステッチも考えましたが大幅に金額UPするため却下しました。

シートに付随するパーツはグレーのままです。
これらは私がなんとかします。

一番の問題はシートベルトです。
せっかく張り替えてもこのシートベルトではすべてが台無しですTT
ただこのシートベルト、左右で10万以上するんですよTT

シートをバラして、

革を剥がして・・・

ほぼ骨格だけの状態までバラしてやっとシートベルトAsseyを取り外すことができます。

取り外したシートベルトAssey。
さて、ここからが問題です。
赤の「ベルト」はホームセンターに売ってるんですが、「シートベルト」がないんですよTT
4点式から流用したくても長さが足りず・・・。
ネットで調べていると
NEWINGさんがカラーシートベルトの巻き替えをやっているとの情報があり「切り売りしていただけますか?」と連絡してみました。
すると「切り売りは可能ですが、1m3000円ちょっとです。今キャンペーンをやってまして1本巻き替えたら2本目はサービス(工賃込み)ですからそちらの方がお得ですよ」とのことで発送することにしました。
↑の画像を見ていただけましたら分かりますが、シートの肩の部分のパーツにベルトが通してあるんです。
そのパーツがベリーレッドになっていないといけませんのでこちらであらかじめ通しておきます。

この左のパーツです。
同時にベリーレッド化するにあたって必要なパーツはすべて
セントピアさんで取り寄せて貰いました。
ベリーレッドのパーツは国内在庫全滅、すべてバックオーダーです。
(画像は一部です)

あとバックルとストッパーもベリーレッドにしなければいけません。
NEWINGさんに相談しましたら「ベルトは巻き替えますのでカットしていただいてかまいません。カットして必要パーツを組み込んでガムテープで固定しておいてください」とのことでした。
自分でも裏表が分からなくなりますのでマジックで印をつけて・・・
バックルは外して塗装、ストッパーはベルトに付けたまま塗装しました。

2日ほどで(早い!!)巻き替えたベルトが到着しました♪
6色の中からの選択のみでしたので色が微妙ですが、まあ許容範囲です。

バックルの塗装と同時にシート周りのパーツの塗装を行いました。

塗料は「
塗装のオカジマ」さんにベリーレッドのサンプルを送り調色してもらいました。
自家塗装です。

センターコンソールは解体屋調達品を分解し、

染めQを下塗りしてからベリーレッドで塗装。
右のパーツはリアの荷物固定ベルトの受けです。

シートの背面パネルも同様に染めQを下塗りしてから塗装。

ステアリング下(純正ベリーレッド)のパネルと比較。
同じ色です。

外したスイッチ類は分解して清掃。

そして革の表皮とベルトを同時に組み込みます。
ここで少し問題が発生。
ベンツ純正のベルトよりNEWINGさんのベルトのほうが幅が若干広いんです。
幅広になった分、最後の巻き取りが甘くベルトを外した時に弛んでるんです。

で、縫製を外し

10cmほど短くしたところで再度縫い直しました。

こんな感じですね。
内装の縫製に比べたら楽勝です(笑

カット面はほつれてこないようにGクリアーを塗布しておきました。

シート周りのパーツを組み込んで、

完成です♪

運転席側、拡大。

こちらは私の車両に付いていたオリジナルのシート、運転席側です。
綺麗なのでSL600を買った時に移植しようかと思ってます^^

助手席側、拡大。

助手席側、オリジナル。

自家塗装の割には中々の仕上がりです。

どちらもナッパレザーです。

次にシフトノブです。
左は以前オークションで調達したカーボン調、爪が2ヵ所折れてましたので右のものを調達し、革部分のみナッパに張り替えて貰いました。

で分解して、

二個イチです(笑

リア小物入れの蓋を張り替え後の蓋に交換します。
この小物入れの蓋ですが、外すのは簡単ですが・・・

内部のスプリングを引っかけるのが大変です。
一人でやったら数時間かかります。
アルミパイプ(細)3本を使用し娘に手伝ってもらったら10分ほどで出来ました。
次にフロアカーペットを剥がします。

シートはすでに外してますので、あとはアクセルペダルを外します。
その他、邪魔している小物を全部外します。

前半分はセンターコンソールの横でカット、後ろ半分は中央でカットし取り外します。

助手席側のカーペットを取り外します。
ここまで読んでいただいている皆様、そろそろ
「ベリーレッドのSLに買い替えろよ!!」
と思われているでしょう(爆
半分過ぎましたのでもう少しお付き合いください。

カーペットを外しましたら意味もなく徹底清掃します。

そして!
こちら、セントピアさんで取り寄せて貰ったベリーレッドのカーペットです(爆
もちろんバックオーダーです。
やるならここまでやらなければ・・・^^

カットラインがマーキングしてあるのが分かりますでしょうか。

カットラインに沿ってカットします。

オリジナル(グレー)のフロアカーペットも事前にこちらのカットラインに合うようにカットしてます。

カーペット挿入!!
挿入??

オリジナルもそうですが、特にボンドや両面テープなどで固定はしません。
すべてのパーツを戻せば密着するように出来てます。

後ろ半分のみマジックテープが付いてますので繋げます。

リアボードは純正ベリーレッドの新品を取り寄せました。
この写真ですと色の違いが分かりますよね。
現物ですと言われなければ分からないレベルです。

どんどんパーツを組みつけていきます。

ハンドル下パネルを交換します。
メーターを取り外す必要があります。

パネルは純正品のベリーレッド、スイッチ周りは解体屋調達品を自家塗装、スイッチはボロかったので自分の車両のを移植しました。

やることが多すぎて大変です^^;

ヘッドレストを付けて完了!
ではありません。
なんとSRSの警告灯が点灯TT
DAS/Xentryで調べますとシートベルト関係のようです。左右バックルが故障とか??
どちらか片側が故障ならまだ分かりますが、左右のバックルが同時に故障? それはさすがにないでしょう・・・。
今回の作業で一番大変だったのがSRS警告の原因究明でした。
まず定番故障と言われているエアバッグのカプラーを対策。カプラーを交換した訳ではなく警告が出ない仕様に改造しました。
しかし警告灯は消えず。
次にカプラーから点火装置までの断線をチェック。
これを調べるために再度左右シートを取り外しシートを分解する必要がありますTT
こちらも問題なし。
点火装置(シートベルト巻取りAssey本体)自体が故障しているのか?
オリジナルのシートを裸にし再び張り替えたシートを裸にしシートベルトAsseyを摘出しスワップ、それを車両に装着しチェック。
これでも変わらずSRS警告点灯。
シート下のコントロールユニットに繋がる配線をすべてチェック。
怪しいところは見つからず。。。
再度シートを取り外し(なんと3回もシートを下ろしてますTT)、試しに私の車両に元々付いていたバックルに取り替えてみると・・・
あらら、SRS警告が消えているではありませんか(爆
教訓。「素直にDASを信じましょう」
片側だけなら信じてたのですが、まさか両側同時に壊れていたとはTT
そもそもバックルの故障で「シートベルト警告」が出るなら分かりますが「SRS警告」がでるということが盲点でした。
セントピアさんでベリーレッドの新品バックルを左右手配して貰い解決しました♪
もちろん本国オーダーです。
ドアトリムの記事を書くと画像300枚コースになりますので省略します。
あとは準備しておいたルーフ周りの交換です。

こんな状態で交換します。
ヒモで固定しておかないと落ちてきますので気をつけてください。

少々コツがいりますが交換はそれほど難しくありません。

ヘッドライナー左右の出っ張りの部分はマスキングしてベリーレッドに塗装しました。

ルームミラーとアッパーオペレーティングはブラックのものに交換。

グレーのパーツが多すぎて脱グレーも大変ですよ^^;

後期ハーマンのスピーカーに交換しますのでドアトリムは仮固定ですが、内装はほぼ完成です。
この頃はまだメーター弄りをする前ですね(笑

苦労したステッチ。

天井を赤にすると品がなくなるかと少々心配しましたが、

実際に装着してみますと全く違和感なしです。

デジーノ狙いです(笑
あ、まだサンバイザーが付いてないですね。

非常に満足度は高いです。
では完成後の画像です。

内外装含め、やっと私好みになりました。

外から見える赤内装は中々です♪

ドアトリムにもプレミアムナッパを使ってますので質感は別物です。
ドアの取っ手部分は赤ステッチ、その他はシルバーのステッチです。

いや~、最高です。
実はこの写真に激レアものが写っているのが分かりますでしょうか。

使徒さんからいただいた純正ベリーレッドのフロアマットです♪ ありがとうございます^^/
ベリーレッド車両でも通常は「ブラック」のフロアマットなんです。
使徒さんはフロアマットの上からさらにフロアマットを敷いて保護されていたようで、まさに新品同様でした!
撮影のために一時的に撤去しましたが、私、この上にビニールのプチプチを敷いてます(爆
前に作った色が合ってないフロアマットは玄関で足拭きマットとして利用されてます(爆
以前、某ショップでシートを張り替えた車両の装着例を掲載しました。

シートベルトがグレーのままですよね。
上記の記事を読んでいただければどれだけ交換が大変かお分かりいただけるかと思います。

苦労した甲斐があってベルト、ショルダー部のパーツ、スイッチ、バックル、小物入れすべてをベリーレッドに替えるとこれだけイメージが変わります。

ダッシュボードはオリジナルのままですが、デジーノ風にはなったかと思います。

三宝ZANAVIがカッコいい!!(笑

バリオルーフを開けてみます。
関係ないですが、メーターのニードルが真下になっているのがシブいです(爆

ところで、デジーノ車両やSL600ってロールバーとその後ろのパネルもエクスクルーシブなんでしょうか?

あとはサンバイザーに貼ってあった、

エアバッグ警告のステッカーを貼って完成です♪

あと心残りなのはダッシュボードですが、プレミアムナッパで張り替えた場合約100万、ダッシュは縮み等が出やすいためあまりお勧めできませんとのことでした。
純正エクスクルーシブも約100万、ebayでいくつかありましたがカラーステッチが入っているものは程度の良いものがなくほぼ諦めてます^^;
今回かかった費用
・解体屋調達品 シート2脚、張り替えたトリムすべて
・ドイツからのバックオーダー品
・プレミアムナッパ、張替え工賃
合計約120万ちょいでした。
オリジナルパーツは残してありますが、元に戻す気力はありません^^;
内装はオリジナルに手を付けても良かったかなと思ってます。
解体屋調達品がなければ100万前後です。
結論としましては・・・ 質感に拘りがなければ
ベリーレッドの車両に買い替えましょう(核爆