こないだ、久しぶりに・・・多分10年ぶりくらい? に関東に住んでいた頃の後輩から連絡がありました。
「相談があるんですけど。。。」
「どないしたん?」
「旦那に不倫がバレちゃいました^^;」
「なんで?」
「ナビの目的地がラブホになってたんです。消すの忘れてましたTT」
「旦那は何て言ってるん?」
「泣いてましたTT」
旦那が泣いて済むなら別にいいのでは??と思いましたが(爆、
それでは気の毒なので・・・
「なんか趣味とか見つけてそれに没頭したら?」
というと、
「恋愛が趣味なんです❤」
し、知らんがな^^;
そんな話もあってか、CLSを購入した時のヤナセの営業マンの言葉を思い出しました。
12か月点検の話をしてた時です。
『メルセデスケアの間、初回の車検までは無料ですので持ってきてくださいね』
『点検の時に「ファンデーションが付いてたり、髪の毛が落ちてた場合は徹底的に取っておいてくれ」というお客さんが多いんですよ(笑
特にCLSのお客さんなんですけどね』
CLSにお乗りの皆様、ナビの履歴はちゃんと消去しておきましょう(爆
CLSにお乗りの皆様、車内は隅々まで清掃しましょう(爆
チェリーボーイな私には縁のない話ですが(自爆
では本題です。
前回R230フェイスリフトの完成記事をUPしましたが、今回はその工程について紹介します。
今まではどこのネジを何本外すかまで詳細を記載してましたが、今回外したネジ、付け替えたネジ、追加したネジで数百本ありますのですべて載せるととんでもないことになるため(笑、大まかな流れとこだわった点などを記載したいと思います。
それでも画像数は削って削って260枚以上(爆
すべてのパーツにおいて組みあがったものなど一つもなく、詳細な取り説もなく(ヘッドライトサポートの穴位置、カプラーピン差し替えの技術資料、ウォッシャーノズルの加工のみ)、EPCでパーツNoを確認しながら照合・・・ ネジ1本からです。DIY未経験の方にはあまりお勧めできるものではありませんが、バンパーの脱着・インナーのバラシ経験と多少の電気配線の知識があればそれほど難しいものではありません。
デイライトの装着など余計なことをして遠回りしましたが、デイライトを省略してしまえば簡単です。
今、本業のほうが異常に忙しくブログを書く時間が中々取れませんので、寝る前に画像だけちょこちょこ整理してきましたがすでに2、3週間かかってます^^;
作業を始めようと思ったら、以前装着したAMGイルミの助手席側が不点灯に・・・(撃沈
いきなりテンション下がりました^^;
接点辺りを押すと一瞬点灯しますので、インバーターの故障ではないはずです。
シリコンシーラントを除去し、
熱収縮チューブを切開。
こちらは大丈夫そうです。
反対側の端子の圧着不良が原因でした。
5mmほどカットし、新鮮面に圧着して
アセテートテープで絶縁。
無事に復活しました^^/
気を取り直して作業開始です。
インナーフェンダーすべて、アンダーカバーもすべて外します。
WAKO'S の 「SUPER HARD」、これはkeiさんがとりあえず凄いから使ってみんしゃい! とお勧めいただいたものです(笑
アンダーカバーやインナーフェンダーのような痛みやすい未塗装樹脂が新品時以上によみがえるようです。
おお!!
これは凄い・・・
一般的なガラス系コーティング剤をこのような樹脂に塗布すると弾いてしまう傾向にありますが、これアルコールが入っているためか樹脂にめちゃめちゃ浸透していきます。
まーじーでー凄いです。
テカるわけでもなく、新品樹脂のようなしっとり感。すべてのアンダーカバー、インナーフェンダーの裏表、エントランスモールにも施工しておきました^^
ではどんどんバラしていきます。
まずはサイドステップから・・・
なぜサイドステップを外すかと言いますと、フェンダーを固定しているネジのうち下部2つがサイドステップ内に隠れてるんです(涙
このたった2本のネジを外すために、アンダーカバーを外しスカッフプレートを外しエントランススモールを外しウェザーストリップを外しサイドステップまで外す必要があります。
スカッフプレートは後方部から上に引き上げていけば外れますが、かなりの確率で爪が割れますので気になる方は新品を用意しておいても良いかと思います。
エントランスモールはこのように後方部から前方部にかけて内装剥がし等で外側に1cmくらい押し出して上に引き上げるとボディーとの勘合が外れます。
最前方部はこのようなクリップで止まってますので引き抜きます。
(画像ではクリップが回転してます)
さっきのクリップのメス側です。
これ、外すのは簡単ですが装着時にクリップがくるくる回転しますのでピンセット等で回転を抑えながら嵌めます。
装着時はちょっとイラっとします(爆
エントランスモールが外れたらサイドステップ上部を固定しているネジが3つありますので外します。
あと写真はありませんがサイドステップ下部が大量のクリップで固定されてますので全部外しておきます。
洗浄のためウェザーストリップも外します。
そしてサイドステップとフェンダー下部の結合を外します。
まずは前方部から。
これ、力技で外すとサイドステップが切れてしまいますので要注意です。
内側から軽く押してみて簡単に外れるところは外し、
きついところはこのように隙間からマイナスドライバーを突っ込んで爪を起こします。
外れました。
後方部の同様にマイナスドライバーで爪を起こしながら外します。
前方部に爪3つ、後方部に爪3つありますので、1つずつ丁寧に・・・
爪の正体はこちらです。
拡大。
この形状が分かっていればどこにマイナスドライバーを突っ込むか分かっていただけるかと思います。
ちゃんと爪を起こしてあげればこのように無傷で外せます。
サイドステップの難関はここだけです。
リアバンパーを外します。
トリムを外すのが大変です。
使徒さんから大変だということは事前に聞いてましたが、途中でバリオルーフのスイッチを止めてこんな位置でトリムを外したり・・・ 途中で通常の開きに戻すために暫間的にパーツを戻したり・・・
それだけで1つの記事になるくらいです。
まあ大変ですのでDIYで外す方は頑張ってください^^;
トリムを戻すのも同じく大変です。
トリムさえ外し終わりましたらリアバンパー脱着なんて瞬殺です。
フロントバンパーも外します。
外し方は過去の記事に書いてますので参照してください。
フェンダーを外します。
運転席側はすんなり外せますが、助手席側(左側)はウォッシャータンクがありますのでやや面倒です。
まずこのネジとカプラーを外します。
蛇腹を引き抜きます。
この蛇腹はEGルーム内でビス1本で固定されてますので外して上に引き上げておくと楽です。
フェンダーダクトのグリルを外します。
トルクス2本を外し、フィンの部分は両面テープ固定ですので引っ張って外します。
外すとウォッシャータンクが見えます。
フェンダー下部のネジを2つ外し、ウォッシャータンクを前方に引き出します。
ゴムブッシュに突起が刺さってますので少し上方に持ち上げて勘合を外してから引き出します。引き出すのは半分くらいまででOKです。
フェンダー上部のネジをすべて外します。
フェンダーダクトから奥(ドア側)を覗くとネジが2本ありますので外します。
画像が横向きになってます、すみません。
フェンダーが外れました。
運転席側はスペースが十分ありますので難なく外せます。
ここまで外すと車は無惨な姿になります^^;
あと外すのは矢印のヘッドライトサポートとボンネットですが、ボンネットはEGルーム内への塵侵入防止のため最後に取っておきます。
というのは、まだこの時点では後期パーツの塗装が出来上がってなかったからです。
さあ、ここまで外したら・・・
「見えないところの洗浄タイム♪」
ですよね(笑
画像はありませんが、どこを舐めてもお腹が痛くならないくらい徹底洗浄しておきました^^/
後期化作業の8割方は洗浄タイムだったような・・・(爆
外したネジ類(の一部)です。
大量にありますので、どこのネジか分かるようにチャック付きのビニール袋に小分けしておきました。
外したクリップは、
超音波洗浄にかけて、
汚れを完全に落とし、
スーパーハードでコーティング(核爆
こんなことをしているといつまで経っても作業が進みません^^;
一応「見えないところの洗車クラブ」の部長をやっておりますので(爆、ここまではやっておかないと・・・(笑
次は外したパーツのお手入れです。
殆ど後期専用パーツに交換しますので大きなパーツで再装着するのはサイドステップくらいでしょうか。
西ケミ3種!!
これもkeiさんがとりあえず凄いから使ってみんしゃい! とお勧めいただいたものです(笑
まずは一番左の西ケミクリーナー。
効能の中の、
「軽度デポジット除去」 と
「傷埋め効果」
これが本当なら凄いです。
綺麗に洗車傷が付いてますよね(笑
これに「西ケミクリーナー」をスポンジ(ブリスのスポンジを使いました)に付けて軽く擦ります。
その後、超極細繊維クロス(これもブリスのやつです)で拭き取っていきます。
サイドステップも一応洗浄済みなんですが、汚れがどんどん取れていきます。
で、拭き取り後です。
あの洗車傷が見事に消えました(驚
今までは液体コンパウンド+ポリッシャーでやっと消えた洗車傷がいとも簡単に消えてしまいました。
何なんですかね、この西ケミクリーナーとやらは(驚
こちらはサイドステップに付いている泥除けです。
樹脂部分にはスーパーハード、ゴム部分にはラバープロテクタントを塗布しました。
装着!
では車両側に戻りまして、
これ、ヘッドライトウォシャーのノズルなんですが、皆さんヘッドライトウォシャーって使ったことあります??
ドイツ車には定番で付いてますけど、BMW時代から一度も作動させたことがありません。
ウォシャー液を樹脂レンズにぶっかけてそのまま放置なんてありえません^^;
ちなみに前期ヘッドライトウォシャー装着状態で後期バンパーを装着しようとしても干渉して入りません。
加工してヘッドライトウォシャーの位置を奥に移動させなければいけないんです。
迷わず撤去(笑
「完全に元に戻せる状態」で後期化しますので、使わないものを加工する必要もなく撤去しちゃいます。
一応すぐに戻せるように、助手席側のジョイントを外して、
ボルトにシールテープを巻き、
栓をしてホースバンドで固定しました。
タイラップでまとめて完了!
次にデイライトを装着しますので、下準備としてキャンセラーを設置します。
フォグのキャンセラーはこちら、ARCOLのHS25 10R J
1個200円です♪
アルミ板を買ってきて
設置場所に合わせて程よいサイズにカットします。
センターポンチでマーキングした部分に凹みを付けてドリルで穴あけします。
抵抗は熱に強いですが、一応放熱クリップで保護しながらハンダ付けします。
放熱シリコンを塗布して、
キャンセラー完成です。
前期FOG⇔後期FOG変換アダプターです。
メタルクラッドからの配線は219のフォグをキセノン化したときに余ったハーネス&カプラーを使いましたが、これが偶然にも変換アダプターのカプラーにどんぴしゃでした♪
キャンセラーはヘッドライトウォシャーのノズルを外した場所に設置しました。
反対側。
変換アダプターを使ってますので、車両側の配線は全くいじらずに完全カプラーONです。
元に戻すときも外すだけです。
ここにまとめておきました。
ヘッドライトサポートまで外し終わった状態です。
いろんな
角度から。
次に後期のヘッドライトサポートを加工取り付けします。
手前に写っている黒い物体が後期のヘッドライトサポートです。
そのままではメンバーに干渉して取り付けできませんので、マジックで書いた部分をカットします。
これ、そこそこ分厚くかなり頑丈です。
こういうブツの切断はプラズマカッターです♪
瞬殺でカットできます。
目安としてマーキングしたメンバーに合わせて干渉部を切断していきます。
プラズマカッターでの切断面はこんな感じででこぼこですので、バリを綺麗に削り取っていきます。
塗装も切断時の熱で近辺が浮きますので、浮いたところを剥がしていきます。
サビ止めのため、ブラックで筆挿しします。
メンバーへの穴あけ位置は簡易説明書に書いてありますが、このあたりは個体差が十分考えられますので、ヘッドライトサポートとヘッドライトを仮組みして穴位置が正しいかチェックします。
左(運転席側)はほぼピッタリでしたが、
右側はこれだけズレがありました。
右の長い線が説明書の穴位置、左が実際にサポートとヘッドライトを仮組みして出した穴位置です。
前期用の元々の穴位置と比べますと、自分で出した穴位置のほうが正確でした。
外車特有の個体差ですね^^
穴位置が決まればセンターポンチで印をつけて細いドリルから順番に穴を拡大していきます。
反対側
M6ステンレストラスを使用して固定しますが、ステー側にタップ切りされてますので、
メンバー裏からスプリングワッシャーとナットで固定します。
装着してみると・・・
あらら??
なんだか外に開いているような^^;
仮組みの時は大丈夫だったんですが。
原因はこれでした。
パフォーマンスパッケージのオイルクーラー固定ステーが干渉してました。
仮組みの際にこのステーを外して洗浄してたんです^^;
ヘッドライトサポート側を干渉しないギリギリまで削りました。
ウォッシャーホースのホルダーも干渉して入らなくなりますので撤去します。
代わりにタイラップで固定。
干渉がなくなると車体に対して完全に垂直になりました。
これの組み付け位置でバンパーの外ツラの位置が決まりますのでかなり重要な部分です。
あと、ヘッドライトと1箇所友締めしますのでヘッドライトの位置にも影響します→先を読めばヘッドライトとバンパー・ボンネットとのクリアランスにも影響してきます。
次にヘッドライトのハーネス、カプラーを加工します。
前期、後期ではカプラーの形状が全く異なります。
前期は片側でカプラーが2個ありますが後期は1個にまとまってます。
小さいほうのカプラーから。
ピンはこのような専用のツールを突っ込んで外します。
外れました。
大きいほうのカプラーはロックを外してからツールを突っ込んでピンを抜きます。
すべて外れました。
2つのハーネスは長さが異なります。
そのままでも装着できなくはないのですが、ハーネスを純正のように綺麗に作製するなら延長加工が必要です。
延長加工後、アセテートテープを巻いて純正のように仕上げていきます。
反対側。
ヘッドライトの塵侵入防止、曇り止めのためにフィルターを仕込みます。
これはヘッドライト後部です。
ヘッドライト下面。
3箇所あります。
フィルターが飛び出てこないように、
ステンレステープで固定。
フィルターの目はあまり細かいものを使用すると通気性が悪くなり、冬場になるとヘッドライトの内側が曇ります。
ちょっと荒いくらいの目が良いです。
次はデイライトの配線です。
スモール点灯時、ロービーム点灯時の照度ですがこだわるなら50%・100%など連動させますが、私はあまり気にしませんのでエーモンの調光ユニットを使います。
調光ユニットはヒューズボックス内に設置、電源もヒューズボックスから拝借します。
シャシNo.からWISで調べると矢印のヒューズがアキになってましたが、私の車両にはヒューズが入ってました。
しかし、リレーに繋がっている様子もなく何のヒューズかは不明です。
これが偶然にもイグニッションONに連動しましたので平型ヒューズ電源に差し替えて電源を取りました。
調光ユニットは空きリレー部に設置。
配線はグロメット内部を通してヒューズボックスから出し、EGルーム内はコルゲートチューブ内を通して取り回しました。
そうこうしてるうちに、ハダツキボディーさんから塗装が上がってきました。
フロントバンパー。
フェンダー。
リアバンパー
ボンネット。
ウォッシャーノズルのカバー、牽引フックカバー、サイドダクトなどの小物類。
塗装の仕上がりの方は上々です。
ハダツキボディーのYUYAさんご本人も公言してますが、
自分よりうまい人はいくらでもいるでしょう。しかし、コストパフォーマンスでは誰にも負けません。
その通りです。これだけのパーツを塗装して、下地処理、磨きのオプション込みで85400円ですから^^/
リアバンパーを組み立てていきます。
ここでのネックは「PTS」です。
前期PTSと互換性はあるの? というあたりが気になるところですよね。
結論から言いますと、PTSの形状は異なりますが移植は可能です。
但し、PTS本体の形状が全く異なりますので後期のPTSブラケットには全く入りません。
ブラケットはキットに付属しているものを使用、あと穴のサイズが違うようですので先端のゴムブッシュを交換します。
後期ブラケットを外します。
両面テープで接着されてます。
こちらがキットに付いていたブラケットです。
見ての通りですが、バンパーとの接着面が逆反りしてます。
バンパーの内側は曲面になってますのでこのままでは装着できません。
バンパー内側の曲面にピッタリ合うようにトリミングしていきます。
このPTSブラケットを使ってバンパーとの面を合わせるのはかなり神業的作業です(爆
さらにバンパーのインナーブラケットと干渉しないようにしなければいけません。
直接接着してしまえば簡単ですが、「完全に元に戻せる状態」でなければいけないこと、今後PTSに異常が出たときにすぐに交換できるようにしておくことを考えますと何が何でも成功させなければいけません^^;
PTS先端のブッシュは後期専用品に交換し、
PTSを付けてピッタリ合うまで何度も調整します。
さらに難しいところは、両面テープの厚みを考慮してバンパーとのツラを出すことです。
削り終わりましたら、
プライマーを塗布し、
超強力両面テープを
貼って
PTSをガイドにしながら貼り付けて固定します。
表から見るとこんな感じです。
PTSブラケットの設置が終わったらディフューザーや
インナーブラケットを取り付けます。
②へ続く