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クリスチーネ剛田のブログ一覧

2025年03月10日 イイね!

BMW G15 M850i 面白いステアリングカバーのお話 G30 G31 G11 G12

<予定変更>

コンビステアリング装着の記事を書く予定でしたが、前置きが長くなりましたので次回にします。



去年の12月にeBayでカーボンコンビステアリングを購入したのですが(6万円)、私のアカウントが不正ログインされ発送先の住所を書き換えられるというトラブルに遭いました。

トラッキングするとニュージャージーの全く知らない住所に発送され、eBayにMoney back guaranteeを申請するもロボットが即却下。

申請して数分で却下ですわ。

eBay本社に何度も連絡し不正ログインの調査を依頼したところ、「あなたのアカウントを徹底的に調査したところ不正にログインされたことが判明しました。商品代金と送料は全額保証します」と連絡があり(これに2ヶ月かかった)、やっと解決したかと思いきや・・・

再びeBayから却下されました。担当者が毎回変わり、全員の言っていることが違うんです。
結局eBayは何もせずCase Closedになり、なぜか私のメールがブロックされました。
すべて英語でのやり取りになりますので仕事が終わってからずっとこのやり取りをしてましたのでストレス半端なかったですTT

結局私にできることはクレジット会社からチャージバック申請を行うことくらいで、現在申請中です。
3ヶ月経ちましたが未だに解決してません。
経緯が複雑過ぎてカード会社も??な感じです。

今まで運が良かったのかeBayでの商品未着トラブルの経験がなく安心して買い物をしてましたが、
eBayで買い物をされている皆様、十分お気をつけください。

Money back guaranteeなんて大嘘です。

何もしてくれません。


アリエクのほうが全然信頼できます。



さて、コンビステアリングの前にちょっと面白いものを見つけましたのでそちらのお話から。
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アリエクを徘徊していたら偶然見つけたこのステアリングカバー。
よくあるパコっと嵌めるタイプではなく、純正ステアリングに被せて縫製するんです。
偶然にも同じタイミングで使徒さんが同じ作業をされてまして、DIYヤーは考えること同じです(爆




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アリエクで2400円。
さすがにこの価格なら合皮でしょ・・・って思ってたんですが、ガチの本物レザーでした。
本革の匂いプンプン。
レザーの質感も純正と変わらないくらいの品質で、色も純正とほぼ同じです。




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センターマークからレザーの表面形状(パンチング有り無しなど)、ステッチのカラーまで自由に選べて追加料金もありません。



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一応説明書も付いてますが、Youtubeで先人の方々がUPされてますのでそちらのほうが分かりやすいと思います。



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パンチングレザーとの継ぎ目はこのように折り返されてますので施工後にココが出っ張るのでは?と思いましたが、後ほど完成写真を載せますのでどんな具合か参考にしてください。




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当初はオリジナルステアリングのレザー保護目的で購入しましたが、施工中のズレ防止のために両面テープを使うんです。
なので、保護目的というよりボロボロになったステアリングの新品化と考えたほうが良いです。

どっちにしてもこの作業をどうしてもやりたかったのでヤフオクで一番汚くて安いG30用ステアリングを購入しました。

写真の通り、予想外に綺麗なステアリングが届きまして・・・ ちょっと勿体無い気もしますがこれに施工していきます。




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付属品はこちら。
レザー側のステッチは施工済みで送られてきますので(ここが最大の難関なので助かります)、縫い合わせ用の糸と針、両面テープ、ヘラがセットになってます。




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純正レザーの張替えではなく、上から被せるタイプです。
ほんの僅かですがグリップが太くなります。

殆どの方はステアリングを車両に装着した状態で施工されると思いますが、外したほうがやり易いということはなく、股の間に挟んでも滑る滑る(笑
固定する持具のようなものがあればいいんですが・・・。





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一応両面テープはこんな感じで貼るんですが、私の場合何度もやり直した結果すべて両面テープを剥がし、レザーの折り返し部分の4箇所だけ貼りました。

縫いながらステッチの位置を微調整するためです。

スポークのゴム部分との境目は付属のヘラで押し込みます。





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縫製は4ヶ所に分けて行いました。

①②③④の順に縫っていきましたが、④まで来ると糸の引っ張り具合などコツが掴めてきますので、最初に縫った①のショボさが気になって縫い直し。
①を縫い直すと②が気になって縫い直し、②を縫い直すと③が気になって縫い直し。

無限ループです(爆

初めてなのにMステッチを選ぶとこうなります(自爆

ステッチの色は何でもいいという方は必ず「黒」を選んでください。




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これ、2~3回縫い直したところです。
Mステッチですとステッチ幅の違いがかなり目立ちます。
あとレザーの合わせ目が純正だと中に織り込んであるんです。↑所々重なってますよね。
これも気になる・・・。




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こちらは裏側ですが、コブ部分のステッチを頂上に持ってきたんですが、




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純正のステッチを見たらコブの裏に回ってるんですわ。

これも気になる・・・!




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やり直し。

すでに4回目です。




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レザーの端とステッチまでの幅が均一ではないのもステッチ幅とレザー端の織り込みに影響してきますので、ニッパーでレザーの端をカットして調整しました。




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矢印部分はトリムで隠れますので、レザー縫製後のしわがトリムに隠れるようにココに歪みを持ってくるように縫製してます。

4回縫い直してようやく完成。




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気になっていたレザーの繋ぎ目の膨らみはこんな感じです。




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気になるといえば・・・まあ気になりますが、5回目があれば折り返しのレザーを薄く削るかステアリング側を削るか・・・




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ステッチに詳しい方は「ユーロステッチにしないの?」と思われるかもしれませんが、かなりタイトに設計されてますのでユーロステッチだとここまで革を引っ張れないんですわ。

1回目はユーロステッチで縫製しましたが、ボツにしました。

ただ縫い終わってみるとクロスステッチのほうが映えます♪




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革の繋ぎ目は硬くて引っ張れないのでどうしてもステッチ幅が広くなってしまいます。





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4回目はコブのステッチを純正とほぼ同じ位置に持ってきました。
コブの裏側に回す感じです。




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拡大。




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縫い終わってから思ったんですが、裏側にステッチを持ってくるとせっかくのMステッチが正面からは隠れて見えないという・・・(爆




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Youtubeの方はここの処理で苦労されてたようですが、両面テープ無しでもそれなりの形になりました。



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縫製済みの返し縫いの部分が少しはみ出ますが、まあ裏側なのでこんなまんでしょう。




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スポーク下は綺麗に収まりました。



ステアリングの革がボロボロになっている方には非常にオススメのアイテムです♪
縫い直しを想定してるのか4回縫い直しても余るくらいの糸が付属してましたので助かりました。

2400円にしては出来過ぎなくらいの商品ですし、DIY好きな方は施工だけでも楽しめると思います。


次回は予定していたコンビステアリング交換です。

あまり需要なさそうなので(自爆、なるべく写真の枚数減らします^^;






Posted at 2025/03/10 01:36:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | BMW G15 M850i | クルマ
2025年03月04日 イイね!

BMW G15 M850i パワーウィンドウスイッチ シルバー化 G30 G31 G11 G12


以前のブログでG15のステアリングスイッチをシルバー化しましたが、今回はパワーウィンドウスイッチのシルバー化です。


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こちらのウィンドウスイッチですね。



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あと助手席のウィンドウスイッチも。

前にも書きましたが決して黒スイッチが嫌いなわけではないんです。
ステアリングスイッチとパワーウィンドウスイッチはよく触るので艶ありブラックなら全然良いんですけど、艶消しブラックって触りまくると部分的にテカッてきますよね。それが嫌なんですわ。

ヤフオク製の貼り付けタイプという手もありますが、イルミネーションが暗くなりそうで・・・。



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こちらG11のウィンドウスイッチですが、テカリを全く気にせずに触れるんです。さらに高級感もあり。

パッと見でひらめいたのが「このスイッチ、G15にも使えるのでは??」

G15は後期からシルバーになってたような気がしまして一応お値段を調べたところ・・・

運転席側ウィンドウスイッチ約48000円

助手席側ウィンドウスイッチ約12000円

左右計60000円

クソ高いですわ。

ちなみに黒もシルバーもお値段変わらず。なら最初からシルバーにしてくれ!って感じなんですが、ネタ的には助かります(笑

※G15用のシルバースイッチはアリエクでも売ってません。売ってたら買ってます(爆




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これも納車前にすでに購入済みでして(笑

G11用運転席側パワーウィンドウスイッチ、アリエク製3000円♪

適合するかしないかなんかどうでもいいんです。
加工して適合させればいいだけですから(爆



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助手席側はなんと1個500円でした。

安かったので破壊、分解用で3つ買っておきました。(セットで買ったらクーポンが使えただけです)


ではアリエク製のスイッチ、細かく見ていきます。
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電動格納ミラーのスイッチはやや中華感あるんですが、それ以外のスイッチはどう見ても純正品のクオリティ!

最近の中華はどれもクオリティ高いですがそれにしても・・ 純正品と全く変わらないんです。



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QC PASSシールを剥がしてみると~



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ALPSのロゴ! そしてBMWのロゴを消してます。

これ純正品ですわ。

ドイツのOEMメーカーがよくやる手です、ブランドのロゴを消してOEMアフターマーケット供給。

ドイツのOEMは純正の3割引くらいですが、こちらは桁が違います。




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基板にはBMWの文字。基板も純正品です。



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基板とシリコンゴムスイッチはスワップ予定のでこの2つは使わないです。

それにしても48000円の部品を3000円で買えたのは半端なく嬉しいです♪
しかも新品。


ところでシルバーのスイッチだけ外して黒のスイッチと入れ替えるのもありかと思いますよね?
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この爪を内側に倒しながら押し込むと外れるんですが、まあ・・・スイッチ操作中に取れたら困る部品だけあって簡単には外れません。



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どれだけ丁寧にやってもボロボロですわ。

もちろんこの脱着テストは使わないリア用のスイッチを外してます。



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軸の上部が斜めに加工されてるのが分かりますでしょうか。

入れるときは簡単、押し込むだけでパチンと嵌り外すときのことは一切考えてありません。
ミラー調整のスイッチも外したら壊れそうな構造になってます。

この時点で、ガワはG11用を使用、基板とシリコンゴムスイッチはG15用を使用することに決定。



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では不要なスイッチをどんどん外していきます。



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今度はは助手席側ウィンドウスイッチを見てみましょう。
一番左のスイッチが小さく写ってますが、カプラー挿入口の出っ張りの長さが違うためで実際のスイッチの形状は全く同じです。撮影距離の関係です。

あとウィンドウのマークが若干違います。



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裏側。

F02 F10と書いてありますのでF系5、7シリーズも共通になっているようです。



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横から。

一番左のスイッチだけスイッチの淵に小さな切りかきがあります。
あとクリック感と塗装の質感が微妙に違います。

左のスイッチは「カクッ」というクリック感、右2つは極端に言えば「パチン」系。
左のスイッチは5分艶、右2つは7分艶って感じです。

左のスイッチが純正品と見ました!



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当たりです!

左スイッチのみALPSのロゴあり、BMWロゴが消されてます。

格安で新品純正スイッチが手に入りました♪ 500円ですよ。ラッキ~

かと言って中華スイッチのクオリティが低いとは全く感じません。
目の前で並べてじっくり比較してやっと分かるレベルです。




ではドアスイッチAsseyを外します。
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こちらのカバーを外します。

※G15の内装トリムを無傷で外す方法は後日詳細をまとめますのでここはサラッと流します。
スピーカー交換したのですでに全バラし済みです。



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養生します。
特にスピーカーグリルは養生必須です。上半分もやっておいたほうが良いです。



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①の爪が結構硬いのでしっかり爪を起こしてください。でないと一生外れません。




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①の爪が外れたらあとは手で前方から上に持ち上げます。



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この辺りまで持ち上がったら一旦止めて、



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後方に爪がありますので、前方へ少しスライドさせるようにして外します。



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後方の爪はこちらです。

これ、戻すときも先にこの爪を斜めから嵌めてあげないと入りません。



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カプラーはスピードメーターやらECUのカプラーと同じで、レバー式です。



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爪も損傷なく無傷で外せました。




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レザーも無傷です。
私は細心の注意を払って外しましたが、念のため養生はもっと上部まで、もっと後方までやっておいたほうが良いかもです。



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ここからは室内作業です。
外が異常に寒いので室内作業は楽しいです♪



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横から。



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裏から。

爪の位置や形状を参考にしてください。



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G11とG15のスイッチ比較です。

スイッチの形状、位置ともに全く同じです。



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裏蓋はG15のものを使いたかったんですが、形状が異なり



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こちらが浮いてしまうためミラー角度調整のシリコンゴムスイッチが圧着されずプラプラになります。
なので加工が必要になりますがG11用の裏蓋を使用します。



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スイッチ側(上蓋)ですが、シリコンゴムスイッチを乗せてみると、



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ネジ穴の突起2箇所、シリコンゴムスイッチの突起2箇所が干渉します。

シリコンゴムスイッチの突起はG15では使用されていないものですので(多分G14カブリオレの帆のスイッチ)、ニッパーで切断しても問題ないですがオリジナルパーツに手を付けたくないのでカバー側を加工します。



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加工箇所はこちら。

5.5mmは絶対という訳ではありませんので6mmとかでも大丈夫です。



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綺麗に加工したいので卓上フライス盤を使ってますが、普通にドリルで施工してOKです。
どうせ見えない・・・。



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スイッチ上部(上蓋)の切断箇所はこちら。

①スイッチのトリムに干渉するので削る
②ドアトリム内部に干渉するので削る(G15スイッチと全く同じ長さにする)
③この爪は前方2/3残しておく(G15スイッチと全く同じ長さに削るとちょうど2/3残ります)
④この穴は1/3残しておく(G15スイッチと全く同じ長さに削るとちょうど1/3残ります)
※③④ここを残す理由は後述します。




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マスキングテープで削る位置の目印を付けてトリマーで削ります。

仕上がりを気にしなければニッパー切断でOK。どうせ見えません。



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スイッチ上部(上蓋)の加工が終わりましたらG15のシリコンゴムスイッチと基板を組んで干渉してないかチェックします。



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G14用のスイッチの突起がちゃんと逃げているかどうか、あとネジ穴の突起の裏側が削れているかどうかです。

この2点が干渉していると基板が密着せずスイッチが機能しません。



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最後の加工はスイッチの裏蓋をスイッチ表蓋の長さに合わせて削ります。
試しにこの裏蓋を削らずに車両に合わせてみましたが干渉して入りませんでした。

先ほど③で爪を残した理由はこちらに引っ掛けるためです。
④の穴を1/3残した理由は、


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G15のスイッチはこちらにビス止め用の穴があるのですが、G11スイッチには基板があるので開いてません。
その代わりに爪で固定する訳です。

まあ実際問題、私はビス止めの穴加工もやりましたが爪が複数ありガッチリ固定されてるので(逆に爪を外すほうが大変なくらい)、後方のビス1本は使いませんでした。
前方のビス2本はそのまま加工無しで使えます。

ややこしい説明をしましたが、

G15と同じサイズに削ればすべて上手くいきます。

1箇所でも加工部分を減らそうと色々試行錯誤しましたが、結論はG15スイッチと同じ長さに削るだけです(爆
削りすぎには注意です。間違って削りすぎるくらいなら間違って長いほうがまだマシです。
あとで微調整できますので。



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加工が完了したら白い突起部分にグリスを塗布します。
手動開閉の1段クリック、自動開閉の2段クリックはここをスライドさせて切り替えてますので必ずグリスアップしてください。

マルイの電動ガン用高粘度特殊グリスはプラスチックに全くダメージを与えず止まりも良いのでこういった部分に愛用してます。


あとはすべてのパーツを組んで~


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スイッチ切断面の穴が気になる場合はこのようにアセテートテープで塞いでください。




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完成しました♪

どうでしょう、スイッチの位置もバッチリです。
ウィンドウスイッチ下側のクリアランスは0.2mmくらいと恐ろしい程の精度で組まれてます。



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助手席側はスイッチを入れ替えるだけで何の加工もありせん。
簡単すぎてつまらないレベルです。ネタにならん・・・。もちろん基板スワップも不要、配線加工も不要です。



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車両に装着。



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これで気兼ね無しにスイッチを触れます♪

しかも高級感エグイです。



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もちろんイルミネーションも光ります。

敢えてケチをつけるならば唯一のパチスイッチ、ミラー電動格納スイッチの光り方が少し暗いですが、運転してて全然気にならないレベルです。




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助手席側。




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こちらもイルミネーションもバッチリです。

今回の作業で特に満足しているのは本来60000円掛かるところが

たったの3500円で出来たことです♪





Posted at 2025/03/04 11:16:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | BMW G15 M850i | 日記
2025年02月28日 イイね!

BMW G15 M850i メーターパネル、ナビのクリア液晶化 G30 G31


投稿意欲があるうちに投稿します。

サボると次の更新が9年後になりますので(自爆

G15 M850i のLIVECOCKPITメーターパネル、ナビの液晶パネルをクリア液晶化しました。

パソコンのモニターでも好みが分かれるところですが、一昔前に流行ったグレア液晶。
最初に出したのは日立のノートPC?でしたっけ。

ノートPCは今でもグレア液晶のものが売ってますがデスクトップ用のディスプレイはほぼアンチグレア。
映り込みを気にされる方が多いんでしょう。Youtuberとか。


少し話がそれますが、2012年頃フル液晶に近い6WBのメーターが装備されるようになりました。
これはかなり衝撃でした。カッコいい!
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こちらは過去に所有していたF13の6WBメーターですが、これを見て「お!」と思われた方は私と同じ光沢液晶マニアです。
光沢化されてるのが分かりますでしょうか?



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初期6WBのメーターを光沢液晶化するにはここまで分解しなければいけません。
最近のLIVE COCKPITのようにすべて液晶だったら簡単なんですが、一部が液晶で一部がアナログなんですわ。



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これが6WBの液晶本体です。
光沢仕様の液晶保護フィルムをこちらのディスプレイのサイズにカットして、



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貼り付け。



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なぜか燃料計と水温計はアナログですので、この状態で一旦車両に接続してキャップ式ニードルの位置合わせが必要です。



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で、このオシャンティーなCの字の飾りを組んで・・・等々・・・

とにかくめちゃくちゃ面倒です。


こちらは2016年辺りから装備され始めた6WBメーター。
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Gシリーズからメーターのレンズカバーが廃止されました。
映り込み防止なのかコスト削減なのか分かりませんがむき出しのメーターはちょっと微妙です。
G11はほぼ手付かずで乗ってますのでクリア液晶化はやってません。

これ、車検に出してメーターパネルを拭き掃除されたら大変なんですよ。
拭き跡を完全に綺麗にするにはメーターを外さないといけません。

G11前期の6WBはちょい進化してまして燃料計、水温計のアナログ部分が液晶へ進化、更にメーターのスケールを変更できたりアルピナのデザインにできたりとそれなりに楽しめますが、いい歳こいたオッサンなんでノーマルにしてます。



G11後期はG15と同じLIVECOCKPIT。
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めっちゃカッコいいです。BMWのこのあたりのセンスは素晴らしいです。



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ナビにあまり興味がないのでiDriveとかIDなんちゃらとか詳しいことは知らないのですが、今調べましたらG11前期はNBT-EVO 2 のようです。
CICとNBT初期の頃は地図データがネットに転がってましたのでタダで更新できましたが、G11になってからはアクチベーションコードが廃止されたようでBMWのサイトから6000円くらい払ってダウンロードしてます。

このナビの良いところは液晶が最初から光沢なんですよ!
あとめっちゃ使いやすい!


ではG15に戻りまして
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G15の気に入らないところ、
・ナビの液晶がハーフグレア⇒ウチの東芝のテレビと同じですわ。
・メーターはアンチグレア

とにかく早くキラキラの液晶にしたい!

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てことで、納車前にアリエクで購入しておきました♪

G15用メーター&ナビ液晶の専用ガラス保護フィルム。2個で3000円。

以前娘のF30用に同様の商品を買ったことがあるのですが、角の部分がナビの画面より0.5mmほどはみ出ていてベゼルに干渉しそこだけ浮いてしまうという・・・ ゴミ箱行き寸前のものでしたが、それを型紙代わりにしてデスクトップ用の保護フィルムをカットして使いました。

今回はどうなんでしょう?!
まずはメーターから。
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はい、予想通りですわ。

メーターのベゼルに干渉して入らん!
メーター外します(爆


ステアリングの外し方は前回のブログに書きましたので省略します。
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ステアリングコラム上部のカバーを外します。

※ステアリングの上下位置は最下部にしてください。

↑のゴム栓左右をポンチで押し出してそこからマイナスドライバーで爪を起こして外すんですが、できればゴム栓を引っこ抜いたほうが良いです。
G30を弄ってるYoutubeの外人さんは「押し出してあとから拾えばOK」って言ってましたが、中身ギッシリでピンセットを入れるスペースもなくどこに転がっていったかも分かりません。


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この爪と


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この爪を先ほどのゴム栓を抜いた穴からマイナスドライバーを突っ込んで起こしながらコラムカバーを上部に引き上げます。


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カバーを戻す時は反対側のこちらのコの字の部分をはめ込んでからカバーを閉じます。


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メーターはトルクス2つ、メタルクリップ2個で固定されてます。
トルクスは簡単に外せますが下部両側のクリップがマジで硬いです。
これホンマに取れるんかしら?ってくらい硬いです。




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無事に取れました。
レザーの養生は必須です。
ベゼル上部に爪が4箇所ありますので下側を手前に倒すようにして引き出します。




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カプラーが3箇所刺さってますので外します。




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先ほどくっそ硬かったメタルクリップはこちら。
片側は車両側に残り、もう片側は足元上部のパネルあたりに落下。
探すの大変でした。




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納車して30分後にはこんな状態になってました(爆



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外したメーターAsseyがこちら。




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ベゼルはこちらの爪と




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こちらの爪をマイナスドライバーで起こして外します。

ベゼルを外した後は液晶面を綺麗に清掃してエアーブローし徹底的にホコリを飛ばします。



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ガラス保護フィルムの位置合わせをします。

外したベゼルを爪が噛み込まないように仮置きし、保護フィルムの裏紙をめくって貼り付けます。

この状態ではベゼルとガラスフィルムの淵が1mmくらい干渉してます。



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ガラスフィルムを軽く抑えながらベゼルを外すとこのように貼り付きます。



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どれだけ清掃してエアブローしても小さな塵が入ります。
写真では分かり辛いですが3箇所塵が入ってます。
塵の部分まで浮かせながらセロテープで塵を除去します。

ベゼルの干渉もメーターを外した理由のひとつですが、車内で貼り付けたら塵だらけになりますのでどっちにしてもメーターは外す必要があります。



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貼り付け完了!

貼り付け直後は糊で曇ったように見えますが、



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1時間後にはここまでなじんで、翌日には完全に密着します。
もちろん密着後も簡単に剥がせます。(メーター脱着は必要ですが)



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ガラスフィルム貼り付け前。




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ガラスフィルム貼り付け後。

キラッキラで発色もよく綺麗です♪

装着前、装着後ともに敢えて映り込みが多い画像を選びましたが、個人的には全然気になりません。それよりこのキラキラ感がたまらんです。




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こちらはナビ液晶の貼り付け前。

一応ハーフグレアなのでメーターほどの違いはありませんが、



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ガラスフィルムを貼るとやはりキラッキラ♪

こちらは取り外さなくても綺麗に貼れます。



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貼り付け前、正面から。



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貼り付け後、正面から。

ナビ画面のほうはベゼルからはみ出ることなく、左右と上部で0.5mmくらいの余裕があり下部で1mmくらい余裕があります。

中華保護フィルム、しっかり改善されてます。

貼り付けてて初めて知ったんですが、この液晶ってタッチパネル式だったんですね!
画面が動いてました。

キラキラ好きな方は是非やってみてください。



Posted at 2025/02/28 16:04:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | BMW G15 M850i | クルマ
2025年02月26日 イイね!

BMW G15 M850i ステアリングスイッチ シルバー化 G30 G31 G11 G12


※本来整備手帳に掲載するネタですが、枚数制限がありますのでブログに掲載します。
※整備手帳には題名と写真の一部のみ掲載しておきます。
※G30も同じだと思いますのでタイトルにG30も追加しました。


では行きます。
BMW G15 850i のステアリングスイッチをシルバー化してみました。
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BMWもベンツもそうなんですけど、7シリーズとSクラスってスイッチで差別化してるんです。
最上位モデルはシルバースイッチ、それ以下は黒のスイッチ・・・。

このご時勢、差別はダメ絶対!です。



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ウチのG11ですがステアリングスイッチはシルバーで、


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パワーウィンドウのスイッチもトランクのスイッチもシルバー。


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ライト関係のスイッチもシルバー。


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エアコンのスイッチもシルバー。
さらにはG11はエアコンの風量調整がタッチパネル式になってます。


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G15はこちら。
昔ながらのエアコンスイッチ。


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その代わり?G15ではシフトノブとエンジンスタートボタン、iDriveのくるくるコントローラーがクリスタル仕様になってます。これは何気に良い♪


黒スイッチが嫌いというわけではないんですが、せめてよく触るスイッチはシルバーにして欲しいです。黒の艶消しスイッチって何度も押すとテカッってくるんですわ。

※G15も後期からパワーウィンドウとシートメモリーのスイッチはシルバーになってます。要望あったんでしょうか(笑


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で、このステアリングをeBayで購入。
どこの国か知りませんがエストニアから届きました。


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このスイッチですが、


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左右スイッチのみで6万円もしますTT
どう考えても高すぎです。

eBayで中々綺麗なG11 LCIのステアリングが全部付きで6万円でした。 そりゃこっち買いますよね。

後にコンビステアリングに交換予定ですので、スイッチ以外のパーツが欲しかったというのもあります。

あとは互換性の問題です。


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ではステアリングを外して行きます。
作業は超簡単です。

<注意>
・心配な方はバッテリーのマイナス端子を外してください。私は面倒臭がりなので外したことがありません。
・ISTA+を持ってない方はシステムが落ちるまで10分くらい待機してください。警告灯が出る場合があります。私はせっかちなので速攻外します(爆 他の作業と同時進行しましたのであとでまとめてエラー消去しました。
・バッテリーのマイナスを外せばそもそも待機する必要がない気もしますが、この車はバッテリーが3つ付いてますのですべて外したほうがいいのか電装用だけでいいのか分かりません。



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まずエアバッグを外します。
10年ちょっと前からベンツもBMWも外し方は全く同じです。
矢印の部分にわずかなクボミがありますので、


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トルクスのT10かT15をぶっ刺して穿孔させます。

これ、予めカッターで切れ込みを入れたり千枚通しで穴あけする必要はありません。作業後に穴が目立ちますので注意です。
先がU字になっている専用工具もありますが、これも要注意です。



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こちら、トルクスT15を差し込んで作業した後ですが全然目立たないです。


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エアバッグはスプリングで引っ掛けて止まってるだけのでトルクスの先っぽでスプリングを押してあげれば外れます。
差し込む角度だけ事前に確認しておくとほぼ一発で外れます。
中古ステアリングが手元にあればそれで確認、なければeBayに写真が転がってます。

反対側も同様に穿孔させてスプリングを押して外します。


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すでに外し終わってましたが撮影し忘れ・・・ もう一度戻しました。
茶番ですわ。

こんな感じで差し込んでます。


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矢印の、えーっと・・・カリの部分?がスプリングで引っ掛けてあるだけです。



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エアバッグのカプラーを抜きます。


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510Nmの電動インパクトでステアリングのセンターボルトを外します。
16mmですのでプラグ用のソケットを使用。(セット物だと15mmの次が17mmになってることが多いです)

この作業の最大の難関はココと言っても過言ではないです。
ねじロックで止まってますので普通のレンチではまず緩みません。
インパクトレンチがあれば瞬殺、なければ地獄です。



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外す時はインパクト、戻す時はトルクレンチ、私は手ルクレンチです。
「ギュ、ギュッ」くらいで締めると次回からインパクト無しで外せます。


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こちらの2つのカプラーを外します。
小さな爪がありますので隙間に細いマイナスドライバーを差し込むとダメージ無く外せます。


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センターボルトを外すとこちらにネジロックのカスが溜まりますので掃除機で吸い取ります。


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スパイラルケーブルの覗き穴(田代)がありますのでテープで固定する必要はありませんが、念のため固定しておくと安心です。
この車種はストッパーが付いてたような・・・?!

もし回してしまったときの対処法⇒
①左か右どちらかに回らなくなるところまで回す(絶対に力を入れずに)
②回らなくなったところから反対に回して止まるところまでの数を数える(仮に8回転とします)
③4回転戻す(半分戻す)
④覗き穴でスパイラルケーブルの位置を確認

これでOKです。


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ステアリングの直径、太さはG11、G12 LCIのものと全く同じです。


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外した手順の逆に取り付け、エアバッグはゲンコツ2発で一気に戻します。ゆっくり戻すとクラクションが鳴ってご近所さんから苦情がきます。

ISTA+でエラーチェックしてディフェクトメモリーを消去して完了です。


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ステアリングスイッチのすべての機能が正常に作動し、イルミネーションもOKです。
G11、G12 LCIのステアリングと完全互換です。G30もOKだと思います。
もちろんレーンキープアシストやらステアリングタッチセンサーの有無は現車と同じものを選ぶ必要があります。

これでスイッチのテカリを気にせずに押し捲れます♪



Posted at 2025/02/26 22:38:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | BMW G15 M850i | クルマ
2025年02月23日 イイね!

エアーコンプレッサー新調

約9年ぶりの投稿です。

大分前になりますが2019年、事業を始めて10年目に様々な機械が故障しました。

SONYタイマーか?ってくらいピッタリ10年で壊れるんですよ。

一番焦ったのがエアーコンプレッサーの故障。 朝から晩までエアーを使ってますのでコンプレッサーが突然死した時は本当にパニックでした。

お客さんがいるのに何も出来ない・・・。


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壊れたのは某A社のスクロールコンプレッサー。(左)
約108万円。
クッソ高いですわ。



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製造はアネスト岩田で、同等のものが実売45万位で売ってます。

職場を建築する際に他の機器類含め配管の細かい図面を書いて貰わなければならず、初回購入は実質A社のもの一択になります。

コンプレッサーは自分で手配させて欲しいと言ってももちろん却下。悔しいですけど・・・ 図面が必要なので仕方ないです。
図面と配管の設置をサポートする代わりに当社の機械を買ってくれよということですわ。


私の業界はちょっと変な闇がありまして、機器のトラブルがあった時はある商社を通してメーカーに対応してもらうルールになってるんです。

すぐに商社に連絡しA社に状況を伝えて貰うよう依頼すると、何故か別のB社がやってきて「もうこのコンプレッサーは修理不可です」とのこと。
この業界のお決まりのセリフですわ。「耐用年数を超えているから修理できない」

※後日分解してみたらドレーントラップの電磁弁の故障による水没でした。

B社が来たときに貸し出し用の日立ベビコン(1枚目の写真の中央)を持ってきてくれたのでとりあえずその日は凌げました。

もう配管は10年前に終わっているので機器購入の縛りがなく自由に機器を手配できます。もちろん以降の機器トラブル時は自分で対応することになります。

当日中にコンプレッサーを二台手配しました。
1台はガチ系の業務用コンプレッサー、もう1台は今回のような突然死に備えてDIY用の安いコンプレッサーです。
どちらも注文翌日に到着♪



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詳細は後述しますが、こっち系の機械選びはワクワクします。
なんせ趣味の車に使えますからね~(爆



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早速予備機を室内の配管に接続。
あとでレビューしますが、藤原産業のSW-231です。

とりあえず貸し出してくれたベビコンを早く返却しないと申し訳ないと思いB社へ連絡し、「もうお返しできますので持って行きましょうか?」と言うと、「今お見積もりを作成してますのでその時で大丈夫です」と。
見積もりなんてお願いしてないんですけど・・・ しかももうコンプレッサー買ったし(苦笑

すると2ヶ月後位に頼んでもいない見積もりとともに営業マンがやってきました。




お値段なんと「150万円!」



マジで早くベビコンとともに帰ってくれって感じですわ。

「え!、ちょっと高すぎませんか??」というと、

「上司に相談して1~2万くらいならお値引きできると思います」

いや半額でもクソ高いですわ。

もちろん中身はアネスト岩田でガワの印刷だけB社になっているものです。

「当社は定期的に点検させて頂いてますので安心してお使い頂けます」って・・・おいおい!

このB社、コンプレッサー以外の機械をウチで沢山設置してるんですけど、この10年間一度も点検に来たことないです。
最初は毎月点検にきますとか言ってましたけど。
なんならこのブログを書いてる今16年経ってますけど、1度も点検に来てません。

一旦ベビコンとともに帰ってもらい、翌週お断りの連絡を商社経由で伝えるとすぐに謎の請求書とともにやってきました。

「レンタル代5万円」払えと。


2ヶ月も貸し出していたので・・・と。

いや、翌日に返却すると言ったし、なんなら会社まで持っていくとまで言ったのに。

150万のコンプレッサーを買ったらこのレンタル代は無料になるそうです。

結局商社が間に入り、半額の25000円のレンタル代を支払ってサヨナラしました。


で、メインのコンプレッサーがこちら
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アネスト岩田 TFP22CF-10M6
2.2kW 
タンク容量75L
定価497200円⇒道具屋さんYahoo店で198000円(送料、税込)
重量98kg


150万の見積もりを見た後だとタダ同然に思えてしまいます(爆


問題は玄関口引渡しなので機械室までどうやって運ぶか・・・。
機械室まで約20mあり、その間に自宅玄関の階段が上り4段下り3段あります。そして階段を下ったあとは砂利。

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足場用の板を買ってきてスライドさせながら嫁と2人で運びました。


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あれこれ試行錯誤しながら運び、半日掛かりました。
底板を外す気力も無し。約100kgは中々エグイです。爆睡してる大谷翔平を運んでるようなもんです。
まずは初期不良のチェック。


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電源ケーブルは付いてませんので壊れたコンプレッサーから拝借しました。


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試運転するとこちらの銅管のフレアからまさかのエア漏れ。
購入店に連絡すると近所の特約店の方がすぐに来てくれました。
銅管の交換と各部点検、ベルトの張りが強すぎるとのことで調整してもらいました。保証が1年ありますので何かあったらすぐ連絡してくださいと。

個人で手配したほうがよっぽど安心できる謎(苦笑



さてさて



コンプレッサーの調達も終わり予備機も調達しエアー関連の心配が全くなくなったとたん、

「DIY用のコンプレッサーを業務用として使ったらどうなるのか?」


これ、めっちゃ気になりません?

ずっとやってみたかったんですわ。

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コンプレッサー3台目購入(爆


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実験機はアネスト岩田のFX6602、オイルレスの静音タイプです。
Amazonで25000円。


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定格運転時間は60分、60分使用したら60分以上停止する必要がありますが、

これを朝9時から夜19時まで連続使用して徹底的に酷使します。

何ヶ月で壊れるのか、いや、何日で壊れるのか・・・

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ブロックで底上げして機械室に設置。


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連続再起動になりますので、万が一ピストンが破壊して破片が床下エアー配管内(HIVP水道管を使ってます)に入ると取り出せなくなるため、ウォーターセパレーターとミストセパレーターを新調します。これらは交換用フィルターが廃盤になってましたので、


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現行のものに交換しました。


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この状態でぶっ壊れるまでテストします。


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さすがに24Lのタンクだと安定したエアーが送れないため24Lのサブタンクを追加して48Lにしました。
タンク容量が増えたからといってモーターへの負荷が減るわけではなく、再起動後のエアー充填時間が長くなりますのでどっちにしても過酷な環境です。

こんなことやっちゃダメ絶対! です。


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エアーの流れは「右」⇒「左」で組んでありますので、
「レギュレーター」←「メンブレン(エアドライヤー)」←「ミストセパレーター」←「ウォーターセパレーター」←「コンプレッサー」となってます。

写真ではちょっと分かり辛いですが、ウォーターセパレーターのドレンの水位がまだ半分くらいしか溜まってませんが後のミストセパレーターにドレンが溜まってます。
業務用のSMCのセパレーターを使ってもウォーターセパレーター1個ではエアー内の水分を半分くらいしか除去できてません。

後述しますが、コンプレッサー本体のエアタンクの容量が多いほどエアー内の水分は少なくなります。



そして・・・





実験を始めて2年が経過。




DIY用コンプレッサーFX6602、全く壊れる気配がありません!


1日10時間-昼休み2時間 = 8時間(週末はガレージで酷使) × 730日 = 5840時間連続運転。


DIY用途なら一生使っても到達しないほど酷使しましたが壊れませんでした。
アネスト岩田、恐るべし耐久性です。


ウォーターセパレーターとミストセパレーターのほうはどうなっているのでしょうか。
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これはちょっと閲覧注意ですがミストセパレーター内部はシリコングリスのカス?と水垢でコテコテになってました。
ウォーターセパレーターにもフィルターが付いているのですが通過してます。
ミストセパレーターがなければ配管内に溜まってたかと思うとゾッとします。

この2年間、家庭用の100Vからコンプレッサーの電源を取ってましたので電気代が爆上がりしてました(爆
なので実験はここで終了しました。
動力契約してますので勿体なかったですが(動力のほうが電気代が安い)私の探究心は満たされました。

実験を終了したのはもうひとつ理由がありまして、B社からレンタルされてた日立のベビコン、これが中々良かったんですよ。
レンタルされてたのは単相100V版だったのですが、
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ベビコンの三相200V版の新品未開封品がヤフオクに出品されまして、競争相手もおらず難なく落札。

コンプレッサー4台目購入です(爆

定価352000円が送料込み98000円。実売価格で16~20万くらいですのでラッキーでした。
三相200Vは競争相手がほぼいませんのでオークションで買うとお得です。
型番は0.75LE-8TB、出力0.9kW、タンク容量30LでスペックとしてはDIY用コンプレッサーの中級からやや上級くらいですが、実際使ってみるとカタログスペック以上のパワーがあります。
再起動後の充填時間が全然違います。
日立のモーターはやはり一級品ですね。

ベビコン入手に伴いセパレーター類もオーバーホールし仕様変更しました。
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モノタロウのセパレーターと中華セパレーター兼レギュレーターを追加。


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エアーの流れは「右」⇒「左」のままですが、新規で組むなら「左」⇒「右」のほうがオススメです。
「左」⇒「右」仕様のほうが商品のラインナップが豊富なんです。

私の場合は当初からSMCの高価なセパレーターで組んでしまったので180度回転させたら左右組み変えれるものを追加で組んでます。


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まずコンプレッサーから直で水分入りのエアーが通過する一番右端のセパレーターは安物の中華製を使ってます。
水分でレギュレーター内が錆びるので消耗品として1年に1回本体ごと交換してます。

圧力計は中華メーターが付属してますがちょっと心配なのでトラスコのものに交換してます。
簡単に交換できるようモノタロウセパレーターとの接続は差込式のクイックジョイントにしてます。


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機械室はこんな感じです。
どちらかのコンプレッサーが壊れてもコックを切り替えるだけで使えるようにしました。


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写真には写ってませんがタンクのドレンコックを改造して簡単に外に排出できるようにしてます。
普段はベビコンのみで使ってます。


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一番右の中華セパレーターが中々優秀でして、この仕様にして約2年経ちますが中華セパレーターより左のセパレーターにはほぼドレンが溜まりませんしフィルターも綺麗なもんです。
ベビコンのエアーが綺麗なだけかもしれませんが・・・。

ベビコンに変えてからウォーターセパレーター内にこびりついていたシリコンカスが全く付かなくなりました。


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分電盤は元々2個仕様でしたが4台接続できるように改造しました。
あと、分電盤の配線を綺麗に配列し直しました。
麺の配列を綺麗に揃えるラーメン屋の心理と同じです。


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たまにはアネスト岩田のTFP22CF-10M6も動かさないとコンディションが悪くなりそうなので3ヶ月に1回くらい稼動させてます。

予想通りですがこれが中々の爆音でして(爆、


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外壁部分は石膏ボード2重貼りで防音施工済みなのですが、この機械室の扉からかなり音が漏れます。
ご近所さんが発狂しそうなレベルです。

ベビコンだとほぼ音は聞こえません。


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みんな大好きレアルシルトとエプトシーラー、吸音材を貼っていきます。


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まずはレアルシルトを隙間なく貼って、


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その上から吸音材を貼り、ドアとドアのわずかな隙間はエプトシーラーを貼りました。

これがビックリするくらい効果がありまして、機械室から5m離れたらほぼ無音になるくらい静かになりました。


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あと分電盤側の壁の奥が仕事場なんですが、工事現場並みの音がしますので10mm厚のゴムシートを貼りました。
ゴムチップを接着剤で固めたもので、ダンス教室やトレーニングジムで使われているそうです。
これがまた効果絶大。
工事現場の音がほぼ無音になりました。
カッターで切断できますので加工も楽です。コンプレッサーの騒音で悩んでる方にはオススメです。


最後になりますが、機械室の熱対策と床下配管のドレン対策です。
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機械室の左下部分ですが、基礎パッキンの隙間から床下の冷気を吸って


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機械室の右上に設置した換気扇(24時間換気を利用)から熱気を排出してます。
真夏の灼熱下でも機械室に全く熱がこもらないようになってます。

クーラーを設置する必要もなく非常にエコです。


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サブタンクは通常コンプレッサー横または機械室内に設置しますが、敢えて機械室から一番遠い場所に設置。


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機械室内の床下配管のすぐ近くに三叉を繋いで


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サブタンクにエアーが残っている状態でこのコックを開けると床下配管内に溜まったドレンが一気に排出されます。
ウチみたいに床下配管だらけですと配管がサブタンクくらいの容量になりますので、1シーズン経ってドレンを開放すると1Lくらいの水が出てきます。


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コンプレッサーやセパレーターにドレンが逆流しないよう逆止弁を付けてます。

この方法でエアー使用最初の1発目で水がプシュと出てくる症状が完全になくなりました。


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ガレージにも念のためレギュレーター兼ウォーターセパレーターを設置してますが、3年経過しても新品時と変わらないくらい綺麗です。
現在の仕様で十分クリーンなエアーが送られていると思います。



まとめ

・スクロール式コンプレッサー ⇒ 圧倒的に静かですが性能の割りに価格が高すぎ。サイズもデカく重いので一度設置すると移動はほぼ無理です。

・ベルト式コンプレッサーTFP22CF-10M6 ⇒ 業務用ならありですが騒音対策必須。三相200Vなので動力契約が必要、DIY目的だとちょっとハードル高いです。こちらも移動はほぼ無理です。

・日立ベビコン 0.75LE-8TB ⇒ 現在メインで使っているくらいお気に入りです。騒音はDIY用コンプレッサーと同じくらい。オーバーホールサイクルが8000時間ですので耐久性も良いです。
単層100V仕様もありますのでDIYガチ勢向きです。こちらは業務用のなかでは恐らく最小サイズで重量も38kgですので簡単に移動できます。


・アネスト岩田 FX6602 ⇒ 価格が25000円と安価な割りに耐久性は素晴らしいです。タンク容量が24Lとちょっと少なめですので塗装で使うならサブタンクを増設したほうが良いです。
コスパ的には最強部類に入ると思います。シリンダーが金網で覆われてますので火傷の心配もなし。小さなお子様や私のような大きなお子様がいても安心です。

・藤原産業 SW-231 ⇒ 今回の記事ではあまり触れてませんが、仕事が絡んでなければこれが一番オススメかもしれません。
1.5kW(2馬力)で空気吐出量210L/min(60Hz)、スペックは業務用レベルです。メーカー公称騒音値は69dBとなってますが、実際使ってみるとスクロール式コンプレッサーの次に静かです。


手持ちの4機種で音量比較してみましたので参考にしてみてください。


いかがでしょうか。
ベビコンはコの字のスペースに設置してますのでうるさく聞こえますが実際はアネスト岩田のFX6602と同じ位の音量です。
藤原産業のSW-231は耳障りな音がなく一般家庭でも使用できるレベルです。

物置にゴムシートを貼り付けて防音施工するのもありですし、DIYで小さな機械室を作るのも楽しいと思います。

これからDIYでコンプレッサーの導入を検討されている方、コンプレッサーの騒音に悩まされている方のご参考になれば幸いです。




Posted at 2025/02/23 22:13:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | エアーコンプレッサー | 日記

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