この記事は、
2サイクルエンジン・・・について書いています。
みん友さんが2ストエンジンのお話をupしていらっしゃったので、ちょっち(イヤ大分マニアックか?笑)な2ストと4ストの差異をば。
ご常連のみなさまはご存知かと思いますが、御Benzは太古の昔にオートバイトライアルというレースを嗜んでおりました。オートバイがニンゲンが登れないような斜面登ったり岩や丸太を乗り越えたりってのを見たことがおありであれば、ソレです。往時は世界選手権を頂点としたヒエラルキーのレースでは2スト1択でした。単純にパワー/ウェイトレシオやマシンの軽さが全然ヨカッタからですう。その戦闘力の差は「圧倒的ぢゃないか我が軍は!」と叫ぶ位デスね。一方で、所謂サンデーレースや草レースと言われる非選手権のレースでは、乗り手の趣味やら矜持やら意地やらネタやらで4ストで参加するエントラントも「少しは」見られました。マア、やっぱりレースですから基本エントラントはトップからドベまでチャンスがあれば「1つでも上を狙う」感はありましたからね。どんぐりの背比べデスが。
そんな感じでしたが、それでも4ストが2ストより有利なシチュエーションというのはありました。それは、マシンが単気筒故だったんデス。
トライアルでは草レースレベルでも、登山靴履いたニンゲンでも登るコトがムリなドロドロヌタヌタ急斜面をマシンで登ります。因みに「登れます」。(笑)
突然デスが、クルマで雪にハマった時を想像してください。何も考えずにアクセル踏み続けたら、脱出できないどころか単なる穴掘りマシンと化しマスよね。斜面登りも同じ理屈デス。タイアのグリップがほぼかからないサーフェスでは、たとえアクセル開度が一定でもグリップを失いマス。解決策としてはトラクションを抜く、則ちエンジンからの駆動力を切る or 思いっきり弱めるというコトになりマス。そこでトライアルではどーするかと言うと、お腹のポケットに手を突っ込みダミ声で「半クラッチぃ〜!」(爆)。全クラ(笑)/半クラを連続的に繰り返してトラクションをコントロールして登りマス。アクセルワークも入りマスが。トライアルマシンが急斜面を登る時にやたらエキゾーストノートが変化するのは、コレやってるからデス。
と・こ・ろ・が!、状況によってはデスが、4ストマシンではアクセルワークだけで登れちゃうコトもアリマス。何故かって言うと、4ストには「休止行程」があるから、デス。爆発しない = エンジンの回転からパワーが発生しない = タイアにトラクションがかからない、と言う状況が発生するからデス。つまり、何もしなくてもエンジンのほうでトラクションを切ってくれる(行程がある)ので、ホントに条件次第デスが
アクセルワークだけで登れちゃう状況も「無くは無い(笑)」んですう。その代わり、相当繊細なアクセルワークが要りマスが。
まあ万が一トライアルが2気筒以上のマルチエンジンで戦われていたら、1気筒が休止でも他が爆発工程でトラクションかかるのでこの手は使えませんね。2気筒なんてクソ重いエンジンぢゃトライアルになりませんが。(爆)
因みに御Benzは4ストマシンのHONDA TLR200と2ストマシンのHONDA TLM200に載ってました。
まあ、超レアな小ネタというコトで。(爆)
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Posted at
2025/02/02 21:24:29