霧ヶ峰に、グライダーを訪ねて - 見学編その1 の続きです。
で、ハンガー内にお邪魔させて頂き、お話を伺いながら機体を見学します。
ここは古い機体が多いです。機体を目の前に見ながら解説して頂いて、ホントにためになりました。いい勉強です。
ぢゃ、先ず古の機体から。
初期のグライダーです。見かけは羽の付いたソリですねー。
コレを、スリングショット(パチンコ)の親分みたいなゴム索で飛ばしたそうです。
今でも現役で、年に1回イベントで飛ばしているそうです。羽に書かれた機体登録番号が、現役の証ですね。
コレは純国産のハンググライダーです。
運輸省(当時)の方が設計して、模型などでテストを重ねたうえで作成されたそうです。
特徴は、2本の棒ですね。この棒を操作して動翼の無い羽をよじることで、動翼の機能を実現したそうです。アメリカのハンググライダー専門誌にも紹介されたとのことです。
黄色の機体は、現代のグライダーでは見られない高翼機(羽が胴体の上についている)です。
グライダーには、羽にスポイラーと言う名のエアブレーキがついています。現代機は羽の上部に展開する構造ですが、この機体は羽の上下に展開します。
あと、ちょっち忘れちゃったんですが、機体構造について。
確か手前のアイボリーの機体が、木製フレームに航空べニアと布のハイブリッド、黄色は布だったかな、木だったかな・・・?
で、黄色の機体のコクピット内、計器盤です。
上段左から無線機(多分)、横滑りのインジケーター、下段左から高度計、速度計、昇降計(1秒当たりの上昇/下降した高度を表示)、Gメーター?
中央黒のグリップは操縦桿、左の黄色いグリップは離陸に使うウィンチケーブルのリリースレバー、青いグリップはスポイラー
複座機。
で、やはり天候が悪くてフライトができなかったそうです。
どのくらい悪いかと言うと、この位。
イヤ、絶対無理 ! シーリング(雲底高度)が低すぎっ !
立ち入り禁止の看板の先にグライダーの発着場があるのですが、これぢゃ離陸した瞬間に雲の中です。
前日も天候不良でフライトはできなかったそうです。
そんなこんなでご厚意に甘えて、短かったですが充実した時間を過ごせました。
グライダークラブの皆様、本当にありがとうございました。
で、またゲレンデを下って戻ります。
ふと視線を変えると、もう秋・・・。
なんでフォトギャラに集約しなかったんだろう・・・。
まっ、いいか・・・。
Posted at 2012/09/20 01:13:57 | |
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