
単に動力源が電気な飛行機と言うだけなら、有人無人含めて結構飛んでマス。
巨大な翼にソーラーパネルを張り付けた、プロペラ式がメインですよね。
NASAの無人機Heliosは、先駆けと言っていいですよね。
スイス連邦工科大学ローザンヌ校で作っているSOLAR IMPULSEは、ソーラーパネルとバッテリーだけの動力源で地球1周を目指してマス。
まあ、いずれにせよ、実験や冒険がメインの機体ですね。
で、そうぢゃなくて、
普通の飛行機の恰好した電気飛行機が、3月11日にフランスはボルドー空港でフライトに成功したそうです。
開発はARBUS GROUP、あの巨人旅客機A380を造っているAIRBUS INDUSTRIESとかのグループを取り纏めてるトコロですね。
コレ、何が凄いかと言うと、
・普通の軽飛行機のディメンション
・動力がプロペラぢゃなくてダクテッドファン
なトコですね。
全長6.67m、ウィングスパン(翼長)9.5mで、軽飛行機の代名詞セスナ172は8.28mと11mなんで、ホントに普通に軽飛行機です。
そして、ダクテッドファンのエンジン(と言うのか?)。プロペラでは高速化は望めません。今ジェット機と呼ばれている飛行機は旅客機も戦闘機もほぼターボファンエンジンなんです。つまり、本気で高速な電気飛行機の開発実験を進めているってコトですね。
まあ、今回の飛行機は最高速度が220km/h、巡航では160km/h、動力源はリチウムポリマーバッテリーで飛行時間が45分~1時間、正直そんなに飛べまセ~ン。
推力や離陸重量とかの情報が無いんですが、2基あるファンの出力は計60kw、バッテリーは1セルあたり40A/4Vを60セル1組にして2セット搭載だそうです。
去年のパリ航空ショーでハイブリッドエンジンのプロポーザルもありましたし、いよいよ進んでいきますねー。
例えば、燃料電池とバッテリーのコンビなら、可能性広がりますよねー。
え゛、燃料電池の水素は危ない? イエ、メタノールとかと改質器を使った燃料電池はとうに実用化されていて、モバイルバッテリーとして売ってたんですよ。
エネルギー密度や機器の小型軽量化次第なんぢゃないか思いますです、ハイ。
まあ、自分が生きてる間に電動旅客機が飛ぶのは・・・ですが、楽しみですねー。
では、フライトの様子をどうぞ。
今日言いたいのは、それだけです。
Posted at 2014/05/16 00:44:38 | |
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