
一応、かつては二輪のライダーでした。視力のためにプロパイロットへの進路を諦めた頃とクロスフェードする形でバイクに出会い、グレもせず(笑)乗り回していました。
初めはロードレースをやるつもりだったのが、何故かトライアルライダーになっていました。仲間のロードレース参加をサポートしたり、モトクロスの練習で一緒に走ったり・・・。
ライダーとしての自分は、年に1度のトライアル界の大草レース(笑)たるイーハトーブトライアルに数度のエントリーと1回の主催者側スタッフという、大変恵まれたものだったと思います。
元世界チャンピオンのミック・アンドリュース氏と一緒に写真撮って貰えたし。(本当)
・・・なんですが・・・。
社会人になって最初の2年くらいは何とかイーハトーブトライアルにエントリーを続けていましたが、その後はバイクに乗ることもままならず・・・。
挙句、クルマでお仕事帰りの信号待ちの時、脇見運転の後続車にカマ掘られて頸と腰が重い鞭打ちになり、1か月以上の入院を余儀なくされました。退院して時が経っても時折後遺症に悩まされる状態が続き、悪あがきのようにライダー復帰の道を模索していたのですが、諦めました。
その後も、前厄の年に腰の椎間板ヘルニアを2か所発症。文字通り、「ライダー生命終了のお知らせ」(笑)です。
マシンや装備は、鞭打ちの後に殆ど処分しました。僅かに手元に残った、オーナーズマニュアルや整備用工具 - PBの六角レンチとか - が、かつて自分がライダーだったことを示す、文字通り「残像」です。
画像は、最後に乗っていたイタリアはAprilia社のClimberと言うマシンのマニュアルです。中古で買った、自分にとって唯一の外車の二輪でした。
このマシンは、それまで競技中のパーツ破損のリスクから空冷、ドラムブレーキ、チューブタイアというトライアルマシンの流れを断ち切り、水冷、ディスクブレーキ、チューブレスタイアを採用した初のマシンです。その後、他メーカーも追随する形になりました。
こういうマシンに乗れたこと自体、幸せなことなんでせうね、きっと・・・。
なんでこんなセンチなこと書いてるのかと言うと・・・この週末、かつて自分もエントリーしていた
出光イーハトーブトライアルが行われるからです。
ビデオクリップを見ていると、風の匂いや汗まみれになって走りながら見た光景を思い出します。
出られないのは残念だけど、不思議と悲しいとか悔しいとかはありません。歳のせいでせうか。
エントラントは、スタート地点の七時雨山荘に向けて、いよいよ出発ですね。
こんな僻地の日記にエントラントの方が来ることは無いでせうが、一応書いときます。
イーハトーブは、「無事これ名馬」ですからね !
いってらっしゃい ! 素敵なオトナの休日を !
Posted at 2012/08/23 01:02:31 | |
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