2020年02月27日
リアのトー再調整 リアのトーの解釈も(僕の認識範囲)文字だけブログ
前回 かなりよく曲がるクルマになって大喜びしたが、ちょっとやりすぎて特に雨の時危険?みたいな事も書きました。
で、こんどは、その オーバーステアすぎる対処として、リアのトーをすこし足しました。
調整前は、トータルトー ゼロ。
これを
トータル 0°10’くらいに調整してみました。
ミリでいうと、1.4ミリくらいか(結果未測定)。
結果、リアの限界が増えた。
いままでは、コーナーリング中に、すこしラフにアクセルいれると、即座にリアがスーッとスライドしそう、もしくはスライドした挙動が。
今回すべらずに、駆動がかかり、車が前に進むようになった。前よりアクセルを踏めるようになった。
まあ、当たり前なんだけど。
とりあえず、オーバーステアすぎたことは解消 v
逆に、あれほど痛快だった わずかなステアで クルクル曲がるコーナーリングは影を潜め。ハンドル切る量がわずかに増えた印象。あと、やはり走行抵抗とクルマのどっしり感が増えた。軽さが消えた。
というか、あるいみ、元に戻った。
これも、予想どおり。
しかし、
たった1ミリ前後のトーイン増加でここまでかわるのか?。
もしかしたら、自分は10'トーを増やしたつもりでも(1ミリ強にしたつもりが)、実際は2.5〜3ミリとかついてしまっているのかもしれない。
これは測定確認待ちですね。後日気が乗ったら測ってみます。
が
これで数日乗ってますが、とてもいい感じ。
これが 落とし所だろうなって感じに落ち着きそうです。
これなら、雨の日の峠も普通に飛ばせるだろうな。
クルマのコーナーリング性能をいちばん支配するのは、やはりリアのトーですね。
フロントは、ハンドルがあるので リアの性格にあわせてこちらで操作できるんで。
クルマがコーナーリングするときの動きを理解すればわかります。
ハンドル切る→フロントタイヤが向きをかえて路面と摩擦してコーナーリング力が出る。その力でフロントが向きを変える。
フロントが向きをかえ、車体が進行方向から斜めに向きをかえてからはじめてリアタイヤに路面との摩擦がおきてコーナーリング力がたちあがり、リアも踏ん張りはじめる。
ここで、もしリアがトーアウトだったら?
フロントが向きをかえてリアが斜めになってはじめてコーナーリングフォースが立ち上がるはずが、すでにアウト方向に向きがついているので。
まだコーナーリング力がおきてないどころか、リアが外に膨らみたがっていたのを、フロントが曲がることで、許可してしまうことになり 一気にリアがアウト側に流れ出す。
ますます、クルマが向きをかえて オーバーステアになってからようやくリアが踏ん張り始める。
しかし、静摩擦係数より動摩擦のほうが低い関係で、すべってからでは遅すぎるってやつです。
これが、逆にトーインだと、直進時からすでにリアは アウトにいかないように
踏ん張りを開始しているので、フロントが向きをかえはじめた時点ですでにリアは踏ん張っている。
リアのトーインが強ければ強いほど、フロントが曲がろうとする力を阻止し、相殺するので 初期は曲がりにくくなる。
そして、コーナーリング中にアクセルをいれても、リアは 駆動力をイン側に向けるので。ますますコーナーによる遠心力に打ち勝とうとする働きをする。
だから、コーナーリング中にアクセルを踏めるようになる。
それと、リアのインが強いほど、フロントでいうところの、「たくさんハンドルを切って これ以上切っても曲がらない状態」が早期にくるので、粘るだけに限界超えた時は一気という挙動になるので、雨の日はトーをつけすぎてもむしろ危険。
そして
常にタイヤを引きずっているので、コーナーは粘るけれど 直線で抵抗が大きく、速度が乗らない。
この辺のバランスで サーキットでは5~6ミリくらい。
10ミリは限界高くも最高速で不利。
2ミリ以下はドリフト仕様。
とかいうかんじかと思われます。
(自分の体感、ネット調べ、書籍その他)
で、ロドにはトーコントロールというものがついてますが。
スポーツ系の方ほど、これをキャンセルしたがりますが。
ぼくはあえて、これを大事にしてます。
せっかく、粘らせてくれる素晴らしい機構なのにもったいない。
サーキットはともかく、ストリートには すごくありがたい機構だとおもうので。
あと、キャスターについて おまけ
キャスターって 直進性だけじゃないんですよ。
ハンドル切った時の操舵キャンバーの量に影響し
ハンドル切るほどキャンバーついて ぐいぐい曲がるという効果も
いままで言ってきましたが。
さらにいうと、キャスターがついているほど
前輪がキングピンオフセットに比例して上下するんです。
キャスターがおおく寝てると
イン側のタイヤは地面にむかって押し付けられて、アウト側のタイヤは地面から離れるんです。つまり、ブレーキングで前荷重になるほど、アウト側が沈む。
結果
対角線上のリアが浮く動きをするんです。
これは、デフがない カートで使われるセッティングで。
意図的に三輪接地状態になる加減をこれで 調整して
ターンインでの曲がりやすさをセッティングするわけです。
逆に、リアに荷重をのせれば、フロントのアウト側のタイヤは浮く方向で
アンダーにもなります。
で、今回キミ号は キャスターを 8°とか7°後半くらいだったのを
6°前半くらいまで起こしているので
初期のステアが機敏になったのにくわえて
この対角線上のリアが 浮かなくなった感じもけっこうでて
リアのどっしり感が増えました。
で、キャスターをたてて、操舵キャンバーを失ってしまったぶん
フロントの曲がりが弱くなってしまうので
さらに初期のネガティブキャンバーをつけてやって対策したわけです。
結果、リアがどっしりして、フロントが機敏で、かつ ステアリングが効いてぐいぐい曲がるとなりました。
しかし、リアのトーが0のせいで、オーバーステア気味だったので、
ここでトーインをすこし追加したら、それが解消されて
よくまがり、安定し、かつ機敏で 怖くない
という感じになりました。
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NDロドスタ 脚周り | 日記
Posted at
2020/02/27 10:26:01
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