2011年08月04日
FF車のドライビングについて。。。 その3
みなさまこんばんはです。
あの京浜東北線を止めたぬこさんも引く手あまただそうで・・・
個人的には感電しなくて良かったなと。
直流の電車線は架空線に1500Vの電圧です(笑)。
感電すると非常に危険です。
ということで。
前回までのシリーズで・・・
1.FF車の特性としてアクセルオンだとひたすら直進しようとする。
アクセルを抜いてステアリングを切るとオーバーステア傾向になりすんなり向きが変わる。
これをタックインと言う。
2.基本的にFF車のステアリング特性はパーシャル領域では弱アンダー
3.クルマを回すときにはステアリング操作だけではなく、アクセルワークが重要
という事を書いたような気がします(笑)
今までは横方向の荷重移動についてですが・・・
本日は縦方向の荷重移動について書きます。
これは、個々の車両のセッティングによりまた、お好みのサスペンションを装着されている人もおられますので、
あくまでもワタクシ個人の意見という事で最初にお断りをと。
左右方向の揺れを「ローリング」 前後方向の揺れを「ピッチング」と申します。
これは車の世界だけではなく船、飛行機でも同じ用語を使います。
先回、Gが抜けた状態での釣り合い旋回を低い速度域でできるように、感覚を覚えて欲しいと書いたと思います。
低μ路の走り方との通じるものがあるのですが。
大きなピッチングを発生させないように速度を殺すのがFF車を操るキモかと思います。
大きなピッチングを発生させる原因は・・・
急なブレーキングと急なアクセルオンです。
ワタクシが家を出て岡山市内に行くとき必ず通る道がありまして。。。
川っぷちを通る県道なのですが、ここをある意味テストコースとしています。
普通に走っていてもわかることですが・・・
代車で散々乗ったヴィッツのノーマル車だと・・・
中速コーナーが2個続くともうポイントがずれてきます。
これは、進入速度をアクセルオフで調整し、ブレーキをポンと踏んで速度合わせと立ち上がり方向を決めてやる乗り方をした場合、進行方向へノーズが向いているのですが立ち上がりに対して、自分が意図したタイミングと半拍くらいずれます。
すると次のコーナーでアクセルの開閉タイミングが微妙にずれて・・・
という事であれれ、曲がれねぇやという事になります(笑)。
要するに何がリズムを狂わせているかという事になりますが・・・
うちのびつU-99号(この呼称は久しぶり)だと、一般公道を走る場合概ねインインのラインになりますが、
ブレーキとアクセルがシンクロしてすんなりとひらひらとこなしていきます。
BGMを掛けながら裏拍を取りながら運転してたりもしますが、リズムに合わせて淡々とコーナーこなしていくのが速度に関わらず面白かったりするのですが。
ノーマル車とカップカー(もどき)の違いはやはり加減速で発生するノーズの動きだと。
原因と思われる挙動としては、まずブレーキングで発生する前後方向のGです。
後は立ち上がり加速時の後足荷重です。
ブレーキングや加速によるGはいったんフロントを下げますがその反力とサスの力で元に戻そうとします。
その力が上向きに働くので・・・ そうです、トラクションを抜くのです。
なので、一瞬加速が鈍る感じがして・・・タイミングがずれてくるのだと。
コーナーワークに不必要な動きを車両がしているという事なのではと思います。
この場合、クルマのサス設定に合わせてやってなるだけクルマを前後に揺すらないようにするのがコツと。
段々と速度を上げていきその不要な動きが抑えられなくなったらその速度域を私は1次限界と呼んでいます。
まあその状態がワタクシ的には足回りをいじくるかそうでないかの分岐点になるのですが。
速度を上げて行けばいくほどアクセルとブレーキの調整が微妙になり難しくなります。
特にウエットやダートを走るときはトラクションがほんの少し抜けるだけでFF車は前から流れますので・・・
そうなるともうまともにクルマをコントロールできません。
ということで、普段走るときにもフロントを揺すらない運転を意識してみたらどうかと。
ワタクシはと言いますと、びつを操るときはなるだけアクセルを急に踏み込まないよう心掛けています。
コーナーに入るとき戻した分だけ戻した時よりゆっくり目にパワーを掛けてやるようにしています。
普段走る通勤路および生活道路の場合でしたら、ちょっと奥目にポイントを取りインインで直線的に進入し、
進行方向に向いたらじわっと踏んでトラクションが手ごたえで戻ってきたらさらにじわっと踏みます。
CVTはロックアップ掛かってハイギヤな状態ですから急に吹き上がらずほとんど揺れずに立ち上がります。
当然前足が柔らかいから頭の入りはノーマル車の方が良いのですが、ボトムしてから姿勢が戻るまでのタイミングのずれが自分的には何か不快な感じがするので。。。
やはりコーナリングの1次限界はノーマル車の方がはるかに低いです。
私のつたない意見でありますが、これは一般公道走ろうが、高速自動車道走ろうが、サーキット走ろうがダート走ろうが、クルマの挙動を制御する基本でありまして・・・
意識して走ることができれば運転がスムーズになるかと思います。
当然エコにもつながりますし、タイヤも痛めない運転につながります(笑)。
あと、ラフなアクセルワークはエンジン・ミッションを相当揺さぶりますので、
重心が不安定になります。
そうなるとやはり動きが不自然になりますので良くありません。
という事で、運転の見直しをしてみてはいかがでしょうか(笑)。
言い方は悪いですが、ドライバーも運用トータルで言えば重要なパーツの一つですから・・・
ドライバーがスキルアップすれば何よりポテンシャルが上がるのは間違いありません。
ということで、はい。
ワタクシも常に状況確認しながら運転しようと思います(^o^)。
ブログ一覧 |
モディファイ | クルマ
Posted at
2011/08/04 00:42:52
タグ
今、あなたにおすすめ