2013年08月13日
レスポンスアップについて その3 (エンジンオイル考)
こんばんはでございます。
プチ禁煙中のNZですw。
えータイトル通りにということで、今回はエンジンオイルのお話からと。
タイヤとかとは違い、エンジンオイルって星の数ほどあります。
で、何を入れるかはオーナーさんの好みと懐具合で決まるわけです。
まずですね、エンジンを好調に保つために早めの交換というのは必須ですね。
必須なのはわかるんですが、何でなのってこともありますしメーカーの指定周期と実際のずれの話も含めて行きますんで、またくだらんことを書きますが。。。
エンジンの進歩とエンジンオイルの進歩ってどっちが早いと思いますか?
実際にはエンジンオイルの進化の方が早いんです。
と言っても五十歩百歩なんですが、要するに共通認識としてフリクションの低減というのが大前提であるわけです。 エンジンの内部の精度を上げていかにフリクション自体を低減するかと言うことで省燃費化を図っています、また、希薄燃焼させることにより有害物質を減らす対策もなされています。
とは言ってもエンジンの構造が劇的に変化するわけが無く・・・・
今のコンパクトカーのエンジンってどのメーカーのエンジンでもオイル管理の要点は同じなのです。
ということで、私は基本的にメーカーの推奨する粘度の物を使うことにしています。
と言うのも、元々クリアランスのない設計のものに硬めの粘度の物を使うとオイルの回りが悪くなるのと、
油圧が上がりすぎるので、オイルポンプに負担をかけるというのが理由ですが、誰が考えてもわかることですがエンジン自体が回らなくなります。要は鳥もち入れてエンジンを回らなくしていると言うのがわかると思います。
実際に同じ粘度表記の物でも、欧州系のメーカーの合成油と車両メーカー純正、石油会社ブランドのもの、ブレンダー系(WAKOSとかNUTEC他)の物ではそれぞれの特性を前面に出して販売してます。
値段もまちまちですし、性能もまちまちです。
じゃあ、どうしろって話になりますが・・・・
私が考えるのは、今様のエンジンは0W-20のエンジンオイルが標準だと思います。
特にハイブリッドや小排気量車のエンジン(過給器無し)はマジでそれかと。
経験上の話ですが、うちのびつさんにNUTECを入れる前・・・・
ネッツの代車の後期型ヴィッツを借りた際同じ1300でも吹き方が重いんで・・・・
オイル何入れたか聞いたところ、震災の関係で純正の0W-20が品薄なんで5W-30入れたとのこと。
お客様のクルマに5W-30入れたら燃費が落ちたと嫌み言われるからなるだけ0W-20を入れてますと。
極端に体感しないと違いが認識できない人も多いのですが・・・・
燃費で出てくるとやはり差は歴然と言うことですね。
やはりこの手のエンジンには出来うる限り軟らかめのものを投入するのがセオリーなのかと思います。
とはいえ、トヨタ純正のキャスミック0W-20にはあるものが混ぜてありまして・・・
と言うのも、震災で品薄になったのはそれが原因なんですが。
モリブデン系の減摩剤です。
トヨタに限らず日産系もスタンド系の鉱物油ベースの0W-20にはもれなく配合されています。
サラサラ過ぎて潤滑不足になる箇所があるようです。
その最たるものがなんでしょう・・・・ カムチェーンですw。
あとはローラーロッカーのエンジンなら、その摺動部です。
なので、それを補うために減摩剤を添加しています。
ということで、取説には1万とか1万5千とか書いてありますが・・・・
実際には5千くらいで交換しないとカムチェーンが伸びる恐れがあるというのが、
オイル管理は厳正にって言う理由でもあります。
あと、オイルが柔らかいと言うことは、量の管理も必要になります。
エンジンの回転で霧になりやすく、また浸透性が高いのでシリンダに入り燃えます。
ということで、単位距離数でのオイルの減少が多いのでここもポイントにはなります。
とはいえ、オイルをまめに換えていれば無問題ということなんですがねw。
レスポンスを良くするためにはいかなる施策があるかと言うことですが・・・・
やはり、エンジンのフリクションを減らすことが最大の対策かと思います。
エアコンに添加剤を入れましたが、これは90系ヴィッツの場合コンプレッサは直結に近い構造なんで、
切り入り関係なくここのフリクションを減らすことがかなり影響を与えるとの判断です。
そして、エンジン本体についてはやはり、推奨する粘度のオイルを愚直に使うことかと。
そして、インターバルを愚直に守って交換する事かなあとおもいます。
サーキット走るからって、無理に硬いオイル入れる必要は無いのかと思いますね。
適切なものを選んでさえいれば。
と言うワタクシのクルマは、S耐のカテゴリー5に出場しているチームからレシピを貰いまして・・・
それに準拠して使用してます。 真夏に岡国や鈴鹿で決勝に使う設定なんで・・・・
予選用のブレンドも聞きましたが、さらに過激なブレンドですが、これで壊れないんだからということですね。
やはりオイルのチョイスによってエンジンのコンディションが変わってきます。
大昔のF1レースシーンで コスワースDFVが全盛期だったときエンジンチューナーの違いと、エンジンオイルの違いがかなりチームの成績を左右してましたねw。
ニコルソンとかブライアン・ハートとか、エンジンデベロップメント(JUDD)とかw。
ホンダ・トゥデイでフェラーリやポルシェを追っかけ回すホンダオートさんとも良く話すんですが・・・
やはり、オイルのチョイスもエンジンチューニングの一環だということです。
ポジティブに捉えるとオイルのチョイスでポテンシャルアップになるって事ですね。
エンジンのレスポンスアップって動きだしの速さなんですよね。
飛び抜けて爆発的なぶっ飛びではなくて、相手が加速はじめる前に加速状態に入れば長く加速状態を維持できるわけで、そうなると最高速を競わなくてもある程度そこそこ付いていくんですよね。
そして、回転を落とす時も余分に回らないんでこちらの意思に反応してくれます。
特にCVT車は回転落とすと最適なギア比に素早くシフトダウンしますんで、さらにアクセルをゆっくり入れるとびゅーんとシフトアップしながら伸びていきます。
ある程度狙い通りな状態になったかなとかおもいますw。
ということで、今回は総論ということで、個々のオイルメーカーの話とかはしませんが、
方向性という部分がわかっていただけたらと思います。
というのも、現在使っているメーカーさんのもので良いかなと思っております。
さらに、ワタクシのチョイスは・・・・ Miniフリークのエンスーさんに「罰当たり」と言わしめたセンスなんで、スタイリッシュですが、万人受けはしないでしょうね(核爆)
ローバーミニのエンジンにエステル系の化学合成オイル入れてた人間なんで・・・・
お買い物クルマの2SZ-FEエンジンにあのオイルを入れるのもある意味「罰当たり」ですね。
確信犯的ないたずらで悪い冗談だということで、あははです。
ということで、お気づきと思いますが極力メーカー名を書かないようにしましたw。
ということで、レスポンスアップについてのオイル論でした・・・・
あくまでもワタクシの意見でございます。
好み、ごひいきは人それぞれです、みんなちがってみんないいということで。
メーカー名は極力書いておりません。
自分の走るスタイルに合わせてのチョイスが一番ですw。
単にそれだけですけど。 ということで。
NZさんでした。
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Posted at
2013/08/13 00:57:54
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