2015年11月02日
んー、何とも言えませんけど・・・・
こんばんはでございます、 この頃気になっていること・・・
いつものようにコンビニにタバコを買いに行くのですけど、その時に思うこと。
えー、最寄りはローソンなんですけどね。この頃ものすごくに気なることが。
ぶっちゃけ、従事している方を悪くいうわけではありませんけど、ドライ商品運んでいる配送車が来て商品を搬入している場に出くわします。
んで、ボックスをパワーゲートで卸して店に引き込んでます。
ちなみに、カゴ車と呼んだりとか日通ではロールコンビとか呼びますし、ネコではボックスと呼びます。
これって、荷役は恐ろしく楽なんですけど・・・・
というか、その為の装備で広義でいうと「マテハン」(マテリアルハンドリングの略)の一種なわけですが、使い方を間違えたら大けがする元なんですねー。
まず、パワーゲート自体が労災製造機とも言われたくらい剣呑なものだということの認識がなければいけないのですけど・・・
まあ、物流会社で労災と言えばトラックの荷台から墜落するとかフォークリフトとかが多いです。また、建設現場に行ったとき中途半端な玉掛けで吊ったりすると、ワイヤやスリングが外れて荷物が落ちるとかあるんですけど・・・
パワーゲートというのはボックスとセットで使いますから、適当なことすると複合要因で大けがするんですよね。
で、この頃出くわす配送車のドライバーは155cmくらいの身長の女性です。
明るいところで顔を見た感じ40代くらいかなとか(笑)
まあ、よく頑張ってるんですけど見てて微妙だなと。
あのままだと、大けがするなあとか。
一応ローソンのデリバリー隊の制服着てますんで、それなりに講習を受けてはいるのかと。
まず、足元を見てないのが一番危険です。
まあ、小柄で体重がないと「えっさっさ」で引き出すときに体重移動が使えないんで大変だと思いますが、へっぴり腰でもさもさ引っ張ってます。
もし路面がくぼんでいて、ボックスが余分に転んだら足の上に車輪が来ます。
自重が200Kgくらいでも、安全靴を履いていても轢かれたら痛いですよ・・・
力を入れようとして腰を引いてしまうとつま先がボックスの車輪に近づき、足元が見えませんからあんな引き方すると、そのうち轢かれて痛い目にあいます。
車輪がつま先のすぐ近くにある状態で引いてますんで。
まだコンビニ用の60×90位のボックスなんでまだましかと。
ヤマトで使っている110四方のボックスなんかだと絶対に無理ですんで。
この場合、コンビニ配送のボックスよりヤマトのボックスってものすごく重いので・・・・
こんな引っ張り方をすると車輪で轢かれた場合、安全靴のプラ芯が割れます。
なので、基本的にはこんな引っ張り方はしません。
力のいらない引き出し方としては、カゴをごそごそゆすってやります。
その場合、キャスターが動く方をゆすってやります。
そうするとキャスターがくねくね動いて徐々にせり出してきますんで・・・
動き始めたら車輪の向きが前後揃ったところでくぃっと引いてやれば、そろそろと出てきます。
これだと、へっぴり腰でボックスの下の方もって引っ張り出すよりも手間が若干増えますが、腰椎と、足元にやさしい出し方だと思います。
ましてや、ボックスの下を持って引っ張ると・・・・
ラグビー日本代表のタックルではありませんけど、車輪が何かのはずみで止まったら、進行方向側にいると自分の上に倒れてきますんで・・・・
これが一番危険です。小さいボックスは倒れやすいです。
ボックスを使って配送する場合、ボックスの扱い方を特訓してけがのないようにとかなりきつく教育しないと、マジで大けがするんですけど。
パワーゲートも当然のことですけど。
まあ、教育する間も無しに現場に出しているのかと。
というのも、ワタクシが現役時代コンビニの配送というのは・・・・
低温、常温を問わず若い者の仕事で年齢制限設けていたくらいです。
低温系で女性ドライバーは以前からいましたが、常温のボックス配送の車両に女性って、以前ではあまり考えられなかったかなあとか。
がんばるからということで、高齢者を乗せるとボックスの扱いがなかなか難しく、変なところに力が入るので、ぶっちゃけ長持ちしませんでした。
ある程度慣れればそれなりに扱えるんですけど、慣れる前にやめてしまうのかと。
あと、パワーゲートへの載せ方と卸し方も微妙でした。
んで、一番怖かったのは慌てて卸していること。
確かにダイヤがありますんでそうのんびりしてられないと思いますし、
デジタコなんで、回復運転なんてことまずできませんから・・・・
必死さはつたわってくるんですけどね^^。
このご時世、コンビニ配送の部隊も高齢化です。
実際にレベルが低くなっています。 昔はそれなりに精鋭部隊だったのですが。
コンビニ配送から入って、長距離とか大手に転職している人は多いです。
若い人たちが中型免許取らないと乗れないということなんで。
請け負っている会社は痛しかゆしなんだとは思いますが・・・・
もう少しまともに教育できないのかなあとか。
あのままやってたら、ボックスひっくり返して商品ダメにして自腹切らされ・・・
自分もそれなりにけがをして仕事休んで給料が減り・・・・
ほんのちょっとの気の緩みでえらい目にあうってことなんでしょうね。
というか、どうすれば安全なのかということ自体まともに教えてないのかと。
年末繁忙期にクロネコの定期便へ乗務していた頃がありまして・・・・
仕訳待ちのボックスを満載して、仮置き場所に横持ちしてました。
私の卸す番が来て接車して、固定用のベルトを外してましたら・・・・
ボックスを荷台の後ろに引っ張り出していた隣の車両のドライバーが、ボックスもろとも転落しました。 ブレーンバスター掛けるような感じですね。
重いので勢いつけて引いたら勢い余ってということです。
とっさに体を入れ替えたのですが、足の上にボックスが落ちて両足の大腿骨骨折です。 どうも洗剤やらビールやらの水物ばかりのボックスで700kgくらいあったと。そのまま下敷きになったらあの世行きです。
他にも積み込み時に挟まれて腕を骨折とか、パワーゲートに挟まれて片足の指を全部なくしたとか・・・・
ワタクシが最後に指揮していた部隊では、やめる宣言した次の日に・・・・
社有車の1台が呉の町外れでイノシシにぶつかって物損事故やらかしたのが唯一無二の事故でした。
洋菓子や外食の無人納品を主にする夜間配送ルートの部隊でしたが、今に思えば二水戦並みに練度が高い連中だったんだと。
ちなみにワタクシも予備車引っ張り出して、自らハンドルを握り新店のオープン納品や繁忙期の応援で広島市内や呉市内、江田島や山口方面に出撃してました。
事故なしで勤め上げた仲間たちはあっぱれでした。
一緒にやった連中がみんなそれなりに練度の高いドライバー達ですけど、私が指揮し始めて「ダメなものはダメ」とかなり危ない行為には注意してました。
ベテランと摩擦も起こしましたが、やはりわかってくれて直してくれたからだと。
タコグラフ見ながらかなりやかましく(笑)
嫌われても言わなければいけないことは言うというスタンスでしたんで。
まあ、見てたらコンビニ配送のお姉さん、怖くって見てられないってことなんでしょうね。
このレベルでも実戦に投入ということは相当困ってるんだなと。
私たちは、さも当たり前に便利さを享受してますけど・・・・
物流屋さんたちの苦労があるんで、店頭に商品が並んでるんだと。
この状態があたりまえなんだなんて思わないでほしいですね。
業界から今は離れてますけど、改めてそう思いました。
他にもこの手のほころびは随所に見られます。
当たり前があたりまえでなくなる日が来るのか、近いうちにと。
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悲しいこと | クルマ
Posted at
2015/11/03 01:00:59
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