2016年02月15日
軽井沢バス事故から1ヶ月です。
えー、こんばんはでございます。
この話、もう書かないつもりでした。
でもですねー、あの社長と営業部長が「事故の起こった時間に現場詣で」しているのを朝のニュースで見て若干頭にきました(怒)
えー、かなりひどいことを書くかと思いますけど、ある意味無責任な報道に対しても若干思うことがありますんで・・・・
まず、これは事故なんかじゃないですよと。
ぶっちゃけ、本当に申し訳がなければ社長と息子っぽい営業部長刺し違えて氏んでほしいと。 まあ後始末は弁護士に一任して自決してもバチは当たらんと思います。
「のうのうと献花している姿を全国放送すること自体、狂っている」
と思いますが、いかがでしょうか。
以前ここに書いたことがありますが、事故とかで子供さんを失った親の喪失感について書いたことがあります。
ここで書く事というのは実際に事故で子供さんを亡くされた親御さんの言葉として承ったものだということです。
「子供さんを亡くしたという喪失感とは未来を失うとほぼ同じ意味」だと。
親御さんやご家族にもこれからを生きていくということは生きている以上ついて回ります。 現実からは目を背けられない状態ですので、いつ精神がおかしくなっても不思議ではない状態だと思います。
まして、いろいろといい加減な管理とかの状態や不適格なドライバーに運転させていたとか悔やんでも悔やみきれない要素を次々と出されて・・・・
全く正常な生活が営めていない状態だと思います。
街に出て子供さんと同じような年代の人を見るだけで涙が止まらなくなると思います。
そりゃ、バス会社にしても生業だと思いますけど、あまりにひどいと。
バレなければ何をやってもいいのか、それは違うだろうと。
最低限守らなければならないことすら守れないなら事業を営む資格はないです。
このような事故を起こすと「人でなし」のように何かと追求されます。
でも、この事故はある意味結果であって原因というものはまだ他にあると思います。
まあ一番ドイヒーなのは規制緩和するだけしてある意味不適格な業者を排除しなかった国交省だとは思いますけど。
結局、業者側にも言い分があるとは思いますけど、規則が守れないならば・・・
バス会社なんぞやるなと言いたいですねー。
名義借りした中国人が自前のバスで関越道で事故を起こして営業停止になったバス会社、噂によると経営者は懲りずにまた北海道に移転してまた貸切バス会社やっているという噂もありますし、経営者にとってはうまみがあるのかなとか(笑)
とはいえ、乗せられる客はたまったもんじゃないですね。
懲りないと言えば、イーエスピーの運行管理者・・・おそらく所長だと思いますけど、
運行管理者資格証の返納命令が来たようです。
私もあまり見たことがない措置ですけど、まあもうこの仕事しないほうがいいですね。
以前も勤務先でも不適格なドライバー乗せてバスをひっくり返した前歴があるようです。 それでも懲りずにこの仕事するのも鉄面皮だと思うけど、一度取り消しになったら2年間欠格がありますけど、再度取得するのは難しいでしょう。
まあ、ドライバーも不足しておりますけど、法規を守って的確に運行管理ができる管理者なんか引き抜きかけてもまず中小の会社には移籍しません。
法規を守って仕事したら、実際のところコストに見合った運賃がもらえないと。
まず、そんなことしたら儲からんと経営者がブチ切れるのが先なのです。
全部がそうではないとは思いますけど、今まで関わった運送会社見ていればよくわかります。
しかし、それが安全運行の基盤とも言えるものですんでおろそかにはできません。
何が不適格かというとですねー(笑)
そういったコストをケチって、乗務員を人とも思わず法規を守らないで、安い仕事しか取れない会社を不適格な会社と言います。
反対に健診受けさせず、適性検査も省略し、慣熟訓練もろくにやらないでも、
儲からないと言って、クズみたいなツアー会社の仕事しか受けられないのならば・・・・
バス会社なんかやらん方が人に迷惑かけない分マシなのかと思いますね。
この場合、発注した旅行会社も安けりゃいいやとデタラメな会社に発注するのも問題ですね。 ワタクシならばウィーラーでも乗りません。
この間ウィーラーカラーのバスをひっくり返したロウズ観光なんて会社、親会社知ってますけど何をか言わんやだと(笑)
とは言えイーエスピーよりはまだマシなレベルですけど。
人間とはある意味懲りない生き物で同じ間違いを繰り返すのが定番ですが・・・・
間違えないように努力することすら捨ててしまった連中の所業ではないかと。
何度も繰り返すようですけど、献花なんかプロパガンダでやるなら潔く社長さんの自決シーンでも放送すればいいかと思いますけど。
何度も身柄引受人として事故を起こしたドライバーを印鑑持って引き取りに行きましたが、(もちろん仕事で)、営業ナンバーのドライバーの場合、事故を起こした時に自殺することが多々あったので、警察官はとりあえず身柄を拘束します。
高速道路で錯乱して反対車線に飛び出してはねられたり、山中に飛び込んでネクタイで首を吊ったりと色々なことがあったためそういうことになったそうです。
特にバスのドライバーの場合要注意だったということで。
それだけ責任感を持って運転していたということなのですけど・・・
今、そんなことありえないんでしょうかね。
これもいえば会社の風土に起因することなので、不適格な経営者には不適格な管理者と自分勝手なドライバーしかこないのかと思うと悲しくなりますね。
一般の方はそんな裏事情知りませんから、旅行のチラシを見て何も考えずに乗ってこんなことになったと思うといたたまれない気になりますね。
このところ、すれ違うトラックのドライバー見ると若いドライバーが激減してます。
タクシーにしても、いつ脳梗塞か心筋梗塞起こすかわからんような爺様ばかり、
最寄駅でたまに若いの見ると社長の息子だったりします。
先日、ひき逃げ事故起こしたタクシー運転手も70代だったりとか・・・
ワタクシが現役の時から比べて急速に高齢化が進んでいるのを実感します。
なんか、通勤していても空恐ろしいですね。
今いる会社も運輸系ですけど、また別のジャンルですが安全に関しては相当うるさい会社です。 また規則を守ることに関しては絶対です。
ある意味今の会社にいるのが道を踏み外さずに生きていけていることなのかと。
正直、物流の最前線で1部隊を率いていても、日々の無事こそが全てだと、いつも思っていましたが、何が無事の元なのかというと最終的には・・・
ドライバーさんたちに仕事に集中してもらうこと。
話をよく聞いて、問題点を一緒に考えることでした。
そうしているうちに目配りして、誤りを修正していけるようになり私が率いている間は無事故を達成できたと今は思っております。
ルールを守るためにはルールを知らなければなりません。
ルールを守らせるためにはルールをもっと知って教えなければなりません。
そして、自分も自分に厳しくルールを守らなければなりません。
仲間から信頼を得てください、そうすればみんなを守れます。
とはいえ、この会社もボロクソに叩かれてまして本業の方もまともに営業できないと思います。 ある意味加害者なんだけどそれ以上のダメージがあるんですよね。
一番の元凶は規制緩和して不適格者を参入させた小泉改革だと思いますけど。
数が増えすぎてわかっていても監査できない役所も問題ですけどね。
まあ、過去行政処分受けている業者は徹底的に監査して・・・
かたっぱしから営業許可取り消しするのが急がれる処置ですね。
ハードウェア的にも原因の究明進んでいるようですけど、何キロ出ていたとかギアが中立だったとか、屋根が脆弱だからだとか言ってますけど・・・
そもそも、中型の送迎バス的なモノしか乗っていないし、適性検査で要注意ランク出ている65歳のじいさんを12mのハイデッカーに乗せること自体が無理ゲーです。
それがわからんからこんな事故を起こすということです。
免許を持っている=運転できる(人並みに)ではないのです。
靖国の英霊に申し訳ないですけど、この運行指示は玉砕命令に等しいかと。
今流で言えばISの自爆テロ並みな愚挙だと思います。
ワタクシならば絶対に行きません(キッパリ)
まあ、私が管理者なら穴開けるくらいなら自分が乗ってもこんな危ない者乗せません。
こんな地雷みたいなバス会社なんかそこらじゅうにありますんで、
激安のツアーなんか恐ろしくて参加できません。
私は貨物出身なのですが、旅客の世界も恐ろしい世界だと思いましたねー。
実際に車が動いている時には心が休まりませんでした。
自分でハンドル持っていた方がはるかに気が楽です。
こんな事故を見るとその時の悪夢が蘇ります。
尾木先生じゃないですけど、事故じゃなくて事件です。
私的にも嫌なこといっぱい思い出すんで・・・・
もうこんな事故ない方がいいと思います。
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Posted at
2016/02/16 21:41:08
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