2011年07月05日
こんばんは。
とりあえず、大阪の研修を終えて帰ってきましたが、若干伸び気味で・・・
いつもの注射を打ってもらいに医者に行き・・・・
帰ってから少し横になったら良くなりました(笑)。
不定期ですが、今までのうちのびつがたどった修理記録を基にしてこのテーマですこし書いていこうと思います。
以前、ここに書いてあった事と重複するかもしれませんが、まとめて行きます。
まず、第一項としてエンジン周りの事からですが、ネッツによるとここにきてエンジンをバラす修理が増えているそうで今月少なくとも5台やらないといけないそうです。
やはり、オイルと水の管理については確認しておいた方が後々困らないだろうという事で。
まず、オイルですがご多分に漏れずこの車のカムシャフトはチェーンで駆動されています。
という事で、以前のタイミングベルト式と比べて、オイルの劣化にシビアです。
さらに、デフォルトで0W-20という低粘度の省燃費タイプなので、劣化による粘度低下も早いのです。
ただ、粘度の高い物を入れればいいかと言うとそうではないところが近来のエンジンの特徴で。
フリクションを極度に抑えた設計なので・・・粘度の高いオイルを入れるとそれ自体がフリクションになってしまうという事が問題になります。 また、粘度を上げてしまうと内部の油圧が上がりすぎて問題を起こすことがあるかと。
私の流儀で言えば、オイルを選ぶ目途としてはメーカーの指定粘度を中心に選びます。
取説に書いてあるオイルの下限の粘度と上限の粘度を見ながら選びます。
また、夏は粘度を上げて、冬場はデフォルトに戻すという事もやります。
ただ、欧州車の場合は愚直に粘度指定に忠実であるべきかと思います。
粘度を上げると油圧が上がってオイルが滲んでくる可能性があるからです。
この車の場合、10系の設計当初は5W-20、現在の130系、90系のエンジンでは0W-20が入れられております。
いろいろな面から考えても、街乗り主体ならば年間通して0W-20で問題ないと思います。
ただ問題はこの場合交換周期を5000kmできちんと交換することが肝心です。
ワタクシ的には0W-40までは大丈夫だと思いますが、夏場で番手あげたりする場合でも5W-30がベストかと。
今修理で多いのがピストンリングの固着によるオイル消費過多だそうで、これもオイル交換の周期を長めにしてあった車で多くみられる現象だそうです。
これは搭載されている3種類のエンジンどれもにみられる現象だそうです。
この場合ピストンとリングを交換しますが、オーバーサイズがないためシリンダブロックごと交換になります。
その際概ねカムチェーンも伸びてますから、チェーンも同時交換するとのこと。
保証の内は良いですが、自腹だと買い替えを検討するくらいの金額になることもあります。
オイルの銘柄等についてはまたあらためますが。。。。
調子よく、長く活躍してもらうためにはやはりオイルの定期的な交換が一番大事なのではと。
この車の場合、オイルの質もですが、少々クオリティは落ちてもまめに交換することがキモのようです。
ネッツIマネの意見ですが、私も同感です。
特にこの車の場合継ぎ足しで交換を伸ばすのだけは、絶対よくないという事です。
オイルの減りが気になったら、交換周期をきちんと守ってディーラーで点検をして確認してください。
柔らかいオイルは消費量も多いので、知らないうちにオイルが減っていることもあるそうです。
あまりに減りが早いようならば、他に症状が出ていますので明確にわかると思います。
という事で、また続き書きます。
Posted at 2011/07/05 01:29:13 | |
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メンテナンス | クルマ
2011年06月09日
みなさま、こんばんはです。
日が変わるちょっと前まで、気が向いたのでびつを連れ出して慣らしの一環として走ってきました。
通勤だけだと慣らしが終わるのが盆前位になりそうなので。。。。w
学習機能のあたり付けもかねてぶっかけ抜けコースと市内コースとで70km位走りました。
エンジンはトルクが戻って来た感じですし、ロッソ管も踏んで引っ張るとなかなかのサウンドを・・・
と言うことで、オイルを交換したら全開にして思いっきり抜いてみますw。
で、先日は添加剤の話を書きましたが、今夜はオイルについてちょこっとですが書きます。
私が理想としているオイルは・・・・ と言うか車によって使い分けてましたので、
やはり試した中では、WAKOSの4CRが一番熱に強かったと思っております。
熱に強ければ油膜のタレが無いので過酷な状況でも安心して踏めます。
ただし、このオイル4Lで1万5千円位するので。。。
プロステージでも4L7500円です。 と言うことで車には良いのですが、財布に悪いと言うことでw
私がお世話になったオイルを列記すると。。。
ミニの時には、慣らし中はMotulの2輪用の10w−40 慣らしが終わってからはELF。
プジョーとかVW・アウディの時はELF、Total、の10w−40です。
あと、勧められて使ったので良かったのは、パワークラスターですか・・・
ということで、予算との相談なのですが簡単に手に入るパワークラスターの5w−30かまたELFあたりで次回のオイル交換を考えてみようと思います。
あまり硬いのを入れたくないので・・・ このあたりが適当かとw
これは参考程度ですが。。。
プジョー206の時に使っていたギヤオイルですが。。。これが優れものでして。
Totalの
ZZ-X SUPER RACING DIFFERENTIAL with LSD 75W140 というのです。
これは、純正よりワイドレンジでフリクションも少なくタレません。
価格は1L5000円くらいだと思いますが、ただ、その価値は十分あります。
LEGACYのセンターデフとリヤデフにも使ってましたがやはり動きが軽くなり、
サーキットで負荷を掛けても全く問題ありませんでした。
ギアの入りも変わってきます。
ということで、慣らし終わるまで純正のオイルで走りますw。
Posted at 2011/06/09 01:44:21 | |
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メンテナンス | クルマ
2011年06月06日
みなさま いかがお過ごしでございますか。。。
明日は大阪出張のNZさんでございます。
ということで、この1週間はWindows機はお休みしてMacBookからお届けしております。
このMacBookはUSキーボードでございまして・・・
普通のキーボードとは微妙に配列が違います。
でも、私はこっちの方が良い感じでタイピングできますので、この頃はお気に入りなのですが、
会社のPCは普通のキーボードなので、記号とか打ち間違えたりもしますw。
ということで、本題に入りたいと思います。
ケミカル系製品のお話と言うことで、今回はエンジン周りの製品を取り上げてみたいと思います。
私が良く手に取るのは燃料系の添加剤です。
今は、WAKOSを主に使っておりますが、特に私が和光ケミカルの回し者ではありません。
と言うのも、この会社は主にプロ(整備工場等)に力点を置いて販売している会社です。
特にFUEL1はカーボンの除去具合が2回投入で74%と言う実測値をもつ製品です。
確かに使ってみると他社の製品より安価でエンジン内部の掃除が出来るということで、使っています。
実際に不調のびつに入れてみましたが1回目エンジンをばらしたときかなり落ちていたのを確認しました。
また、PP(プレミアムパワー)はFUEL1投入後の仕上げとして使用するとさらに燃料系を潤滑し、
錆を防ぎ、またオクタン価を高めて良い感じで燃やしてくれるという物でありまして、
入れるとてきめん効果が見える物であります。
一応この組み合わせで実験しましたら、元々不調のエンジンではあれ若干ましになったなと体感できます。
入れてある程度は走るとエンジンが軽くなるのがわかります。
私が冷却水に入れているクーラントブースターという添加剤もWAKOSの製品です。
これは、冷却水の容量の少ない小型車にとって、冷却水系で泡立ちが起こるのを防いでくれます。
LLCはグリコール系の薬剤で元々粘りけのある液体であります。
卵の白身に水を加えて泡立てるとメレンゲになりますが。。。
ウオーターポンプでかき回しラジエーターのコアを通すとどうしても発泡します。
粘りけのある液体で泡が立つとなかなか消えませんが、ラジエータのエア抜きが不十分だとラジエータ内でLLCが空気を含んで泡立ち体積を増やして、温度が上がった場合内部圧力を上げて冷却水をリザーバに押し出します。そうなるとラジエータがきちんと働かなくエンジンの冷却がうまくいかなくなります。
ということで、私の場合エア抜きをきちんとやるようにお願いもしますが、この添加剤を入れています。
効果は入れてすぐ体感できると思います。
と言うのも、昨夏に電動ファンの作動が入れる前と入れた後で変わっているのがわかりました。
入れた後水漏れしましたが、リザーバが空になってもさほど挙動が変わらず淡々と冷やしていたようです。
ちなみに水漏れは何で見つけたのかというと、リザーバの水量を1週間に一度は点検してまして・・・
その際、冷間で全くリザーバが空っぽになっていたので問い合わせて発覚した物であります。
2回目を発見したときも、やはり家での目視点検です。
ここまではWAKOSの製品を取り上げました。
EL43の時代からお世話になってますので、もうかなりの期間使っていることになりますね。
と言うのも、試合で使う製品には性能の良いのが多いのですが、日常でも使う車両に使うには持ちが悪いので、
こう言った製品は、非常に助かります。
2年に1回冷却水を抜き変えましたが、その際、レース用のクーラントは配合が剣呑でとても日常で使える代物ではありません。
また、オイルにしても真夏の高速道路でぶっかけ抜けていた私にとって、熱だれが少ないオイルはありがたかったです。ATFもWAKOSにしたら、ミッションの作動が安定し宝塚〜三次まで真夏の昼間中国道をぶっかけ抜けても全くタレ無かったということで、製品の信頼はほめない私でも認めざるを得ません。
車が変わっても同じ会社の製品を使っているなあということで。。。
意外にコンサバティブですw。
Posted at 2011/06/06 23:15:49 | |
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メンテナンス | クルマ
2011年05月31日
こんばんは。
先日作ったカレーを今晩やっと食べ終えたNZさんでございます。
麦を多めに入れた麦ご飯との相性も抜群で、とてもおいしゅうございました(^_^)v。
今は麦ご飯にはまっておりまして、ご飯を食べながら繊維質を増やせる大麦は偏りがちの食生活の味方です。
ということで、クランクプーリーという面妖な物についてお話を。
びつのエンジンルームを見ると、ファンベルトという物は1本しかありません。
これはエンジンの動力で補機関係を駆動するためのベルトなのですが、これに動力を与えているのがクランクプーリーであります。
以前というか車歴には入れておりませんが、つなぎに100系のマークⅡ2.5グランデGに乗ってました。
この車というか、私が忌み嫌うタイプの車で。。。
一番忌み嫌う車では無いので、仕方なしに乗りました 。
乗り始めてしばらくして、エアコンのインジゲーターが点滅し、ハンドルの切れ方が不安定に。
ハンドリングについては、購入した近所の自動車屋に聞くと。。。
欧州車とは違うよ、とのこと。
で、突然ハンドルがというか、パワーステアリングが作動しなくなり。。。
ベルト周りから聞くに堪えない異音がしてまして。。。
ベルトのオートテンショナーかと思うと(1JZはオートテンショナー)そうではなくて、
犯人はクランクプーリーでございました。
と言うのも、トヨタのエンジン(他社は未調査)に使われているクランクプーリーには、
インシュレーターが付いております。
と言ってもたいそうな物ではなく、プーリーの外周と中心部との間にゴムをはさんであります。
と言うことで振動を吸収する構造になっており、ベルトの回転を滑らかにする作用を持たせています。
ただ、かなり力のかかるところなので経年変化でゴムがやせてくると、接着がはがれてしまいます。
そうなると十分に回転を与えることが出来なくなります。
マークⅡ(通称ポンコツー)のクランクプーリーは完全にはがれて分離してました orz.
ということで、内周の3分の2くらいしか回っていなかったのだということで。
ふらふらのパワステが交換したらシャキッとしました。
この車も1本ベルトなので、危うくオーバーヒートさせるところでした。
というくだらん経験があります。
ヴィッツという車の場合、ファンベルトの張力はオルタネータを動かし調整するようになっていますが、
鳴くからと言って張りすぎるとクランクプーリーにトルクが掛かりゴムをよじりますので微妙かと。
まあ、先日見たらゴム2ミリくらいの物ですが。。。
これくらいなら挟む必要ないのにとぶつぶつといいました。
マネはまだ大丈夫じゃないかと言いましたが、今回の修理で見直しになります。
円高で部品コスト一律40%カットとかやっていた頃の車ですので、昔のことを思ってはいけません。
約8万キロ走ってますので、以前ポンコツーで不具合が出た症状と似ているので、マネにも言いました。
ということで、顕著に症状が出たらヴィッツの場合は他も逝っている可能性があるので、
(エアコンのコンプレッサ、オルタネータ、ウオーターポンプ)何とも言えませんが、
クランクプーリーが逝くとまず怖いのはオーバーヒートです。
あと、オルタネータの回転不足によるバッテリートラブルですか。
あくまでも個人的な意見ではありますが、このクランクプーリーは5年6万目安で点検し、
ベルト周りの音が高ければさっさと交換してしまう事が良いのではないかと思います。
ベルト周りの音でもいろいろありまして、アイドラを叩くようなガチャガチャ音がしたら、
いくら締めたりベルト交換してもダメですので、さっさとやってしまうのが最善だと。
ここの部分はメカニックが結構ノーカンな部分なので、確認が必要な部品かと思います。
マネージャーいわくヴィッツはベルト締めすぎても良くないようで。。。
かといって早めに点検して締めないとすぐ緩んできますし、距離を稼いでいる方は要確認です(^^)/。
Posted at 2011/05/31 22:51:23 | |
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メンテナンス | クルマ
2011年05月30日
もう1本書きます。
何シテル?にも書きましたが・・・
ある本屋で立ち読みしてたらエンジンのスペック書いた雑誌がありまして。
超一流自動車雑誌のモーターファンと言うのですが。
見てびっくりしたこと。
2SZのエンジン冷却水は5.3Lだそうです。
ところが、1NZの冷却水の容量は4.3Lと言うのを見て、ちょっとびっくりしました。
普通は排気量大きいエンジンの方が発熱量が大きいために冷却水は多いのですが・・・
1L違えば保持できる熱容量も違うのかと・・・・
違いと言えばカマ(シリンダブロック)の材質が2SZは鋳鉄、1NZはアルミです。
アルミの方が放熱が良いのですが、この違いって一体なんなのかと思わず悩んでしまいました。
という事はかなり循環させないと放熱が悪くなるという事で、ウオーターポンプに負担掛けてるなと。
で、抜け始めると1NZは逝くのが速いよなーと思わず思ってしまいました。
1L違えば大きいですから・・・
空焚きするとカマが割れます・・・orz。
あと、ヴィッツはラジエータにエアが噛んだら抜きにくいです。
エアが噛んだらきちんと循環しませんから、微妙です。
バルブ開けるだけでは抜きにくいので、回しながら抜くそうです。
やはり発泡したらよろしくないなと。
まだほかにも結構違いがありましたし、いろいろとびっくりしたことがあるのですが、
冷却水の話には驚きました。
1KRエンジンもちなみに4.3Lです。
ネッツカップでオーバーヒートさせてエンジンを下したとかいうのを聞きますが、
あながちあり得ることなのかもしれません。
今回ラジエータも点検して水を入れた時にWAKOSのクーラントブースターを投入してくれました。
これだと泡立ちを抑えますので、効果が期待できます。
夏場を乗り切るために、今冷却水のメンテナンスは怠りなきようにと。
はい。
他にもびっくりがありますが・・・ またいずれ。
Posted at 2011/05/30 00:34:23 | |
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