えー、あまりにコアすぎて。。。。 微妙なブログが続いております。
ということで、年末年始恒例のダカールラリーでございますが・・・・
本年も、HINO TEAM SUGAWARAを応援したいと思います。
私的にはなでしこジャパンと並ぶ、日本の誇りだと思います。
というか、ブレイク前からの湯郷ベルのサポーターでありますので・・・
宮間選手や、福元選手と重ねて見てしまうのかもしれません。
また、このチームの主柱である菅原義正さんも情熱衰えることなく、ご子息の照仁さんも今やエースドライバーに成長されました。 毎年恒例のこのレースですが。。。。
今年のレースには一際強い思いがこもっています。
あの悲しい東日本大震災から立ち上がろうとしているニッポンのモノづくりを象徴する作品が・・・
この日野のレーシングトラックだと思います。
ご存じのとおり、日野自動車と言う会社はトヨタグループの一員として大型・中型のトラックをメインに生産している会社でありますが、現在の生産拠点と言えば栃木県が主な拠点です。
そして、津波で被害を受けた関連企業の多くが部品を納入しています。
トラックのカラーリングにある様々な企業の多くは日野・トヨタ関連企業の協賛です。
そして、大きな被害から立ち直るべく頑張っている皆様です。
驚くことにこのマシンのパーツはレーシング用にワンオフされた物もありますが・・・
市販車のパーツがかなり使われており、構成パーツ自体のクオリティも高いのです。
地震と津波で痛めつけられたみなさまを励ますためにも、頑張っていただきたいと思います。
そして、ニッポンのモノづくりの復興を引っ張る意味でも皆様の思いを乗せて走っていただきたいと思います。
そして、もう一つの見どころは・・・・
All Newなマシンが投入され、エースドライバーの照仁氏に託されたこと。
現行のマシンから、走破性を見直しフロントミッドシップレイアウトで重量配分を見直し、
「カミオンクラス総合優勝」を狙えるマシンとして、開発したマシンという事で。
優れたバランスを武器に、ヨーロッパのモンスターカミオンと激戦を繰り返してきましたが、
満を持して投入したニューマシンは、まるでW杯で世界を制したなでしこジャパンとイメージの重なるマシンです。 大きさじゃないんだ、クソパワーだけじゃないんだという事なのです。
詳しくはWEBを見ていただきたいと思いますが、今年の東京モーターショウでのイベントでもものすごい力が入ってました。
見た感じコンベンショナルなレイアウトなのですが・・・
手法から言うと、レーシングトゥアレグ等の4輪マシンの手法を駆使して作られたマシンかなと。
今までのいかにもトラック然としたマシンとは一線を画していますね。
ラリー等での経験が豊かなレーシングエンジニアが関わって仕上げられたものではないかと思います
KAMAZ等のライバルマシンを見ると、市販車とはまるで別物なマシンです。
なりふり構わず作られたマシンは、レースに勝つだけの役目しかないようなマシンなのですが。
それに対して市販車に手を加えただけのレンジャーが挑んでいたわけですから・・・・
リトルモンスターと恐れられる日野レンジャーのポテンシャルの高さがわかると思います。
日野自動車としてのサポートの中で特筆すべき点がありまして・・・
実は日本各地のディーラーからメカニックを選抜し、このラリーに参加させるという活動を続けてます。
ディーラーの看板を背負って代表として参加するわけで、メカニックとしても素晴らしい方たちです。
過去の仕事の関係上行かれた方からも話を伺っていますが・・・・
何物にも換えがたい貴重な経験でしたということで、伺っております。
そして、今年選抜された4人のメカニックの中で・・・・
注目するのは、宮城日野自動車 石巻営業所から参加する稲葉勇哉さん。
トラック整備18年のベテランで被災地のディーラーから選ばれました。
メカニック公募に応募し続け4回目の応募で選抜され、みんなの思いを受けての参加になります。
経験・技量全てを兼ね備えたものしか選ばれないという難関を突破して派遣されるのですが・・・・
行かれた人の話によると、一番必要なのは、チーム一丸となって完走させるんだ、と言う強い思いだそうです。
ラリーレイドに関わらず、レースで良い成績を納めるためにはチームとしての機能を問われます。
ドライバーの技量だけではどうにもならないのは、私も軽耐久のチームで痛いほどわかっています。
被災地 石巻の復興のためには水産業の復興が重要です。
そして、港から築地に魚を運ぶトラックをコツコツとメンテナンスしてきた方だと思います。
このラリーに参加した経験を活かして、復興の力にしていただきたいと思います。
その思いをチームの思いとして、被災者の方々に吉報を届けて励ましになるようなレースをお願いします。
もうすっかりトレードマークとなった鯉のぼりを翻しながら、アルゼンチン~チリ~ペルーの大地を疾走する
レーシングレンジャーをみなさんで応援してください。
私自身は鯉のぼりを翻しながら走る姿を見ると胸が熱くなります。
ダカール・ラリー2012は、いつもよりも思いのこもったラリーになるかと思います。
みなさまにお願いですが、イイね、トラックバック等で拡散していただき・・・
一人でも多くの方に応援していただきたいと思います。
今回のラリーは、いろいろな物を背負って戦うラリーだと思います。
遠く南米の地に向けて声援をお願いいたします。
今回のカーナンバーは・・・・
菅原照仁選手が#508 菅原義正選手が#521です。
今回は私のページに、関連のリンクを作りました。
この記事の最後に・・・・
「冒険の扉を開くのは君だ。 望むなら連れていこう」 ティエリー・サビーヌ
でもって、応援のために・・・・